未婚の若い娘以外が人柱とされたケースもあり、特に丸岡城(福井県)の伝説は有名です。築城時、二人の子がいて苦しい生活を送っていた片目のお静が人柱に選ばれました。彼女は一人の子を侍に取り立ててもらうことを約束に、天守中柱の下に埋められます。しかし、城主の柴田勝豊が移封。約束が反故となったため、毎年堀の藻刈りの時に、お静の霊が春雨で堀をあふれさせたとか。他には、先ほどの松江城の異聞として、虚無僧が息子の仕官と引き換えに自ら人柱になった伝説、大垣城(岐阜県)では工事見学中の山伏が、丸亀城(香川県)では行商中の豆腐売りが、たまたま通りがかっただけで人柱にされたというむごい話もあります。
【歴史豆知識】お城をつくる時、人が捧げられたって本当?
未婚の若い娘以外が人柱とされたケースもあり、特に丸岡城(福井県)の伝説は有名です。築城時、二人の子がいて苦しい生活を送っていた片目のお静が人柱に選ばれました。彼女は一人の子を侍に取り立ててもらうことを約束に、天守中柱の下に埋められます。しかし、城主の柴田勝豊が移封。約束が反故となったため、毎年堀の藻刈りの時に、お静の霊が春雨で堀をあふれさせたとか。他には、先ほどの松江城の異聞として、虚無僧が息子の仕官と引き換えに自ら人柱になった伝説、大垣城(岐阜県)では工事見学中の山伏が、丸亀城(香川県)では行商中の豆腐売りが、たまたま通りがかっただけで人柱にされたというむごい話もあります。