1996年入社で、現在はアナウンス室の部長も務める佐々木恭子アナウンサーは、男女2児の母。2013年に入社し、2021年に結婚した、まだまだ新婚の三上真奈アナウンサー。特別編では、佐々木アナが会社を辞めようと思った話や、就活生に対しての真摯なメッセージをお届けする。二人の本音は、就活生だけでなく、全てのビジネスパーソンに響くはず!


先輩たちが切り拓いてきた道


佐々木 私ね、今日は三上さんに聞きたいことがあるの。男女雇用均等法が施行されたのは私が中学生のときで、これからは女性たちも働ける時代が来るんだと感じたことをすごく覚えているのね。私が入社したころ、10年くらい上の先輩がようやく働きながらも結婚をし始めた感じで、5年上の先輩が子どもを1人産んで戻ってくる世代。私たちのあたりから、2人、3人子供を産んで戻ってくるケースも出てきたのだけれど、相当歯を食いしばって頑張ってきたのよ。で、聞きたいのは、そういう私たちが、下の世代から苦しそうに見えないかってことなの。

三上 先輩方がさまざまな困難を乗りこえてきたのだなと感じることはあります。もちろん大変なこともたくさんあったのだろうと思いますが、恭子さんのようにお母さんでもバリバリ働いている方はすごくカッコいいなと思いますし、自分もそうなりたいと思います!

佐々木 ホントに? 私は今、管理職もしているけれど、後輩が「子どもが欲しい」とか話してくれると、すごく嬉しいの。男性社員が「育休取りたい」なんて言ってくれると「取って取って、全面的にサポートするから、ぜひ取って!」と心から思う。

三上 私たち世代がそう思えるのは、先輩方が道を切り拓いてくださったからです。恭子さんのお嬢さんが社会に出る頃には、もっともっと変わっているんでしょうね。

佐々木 まだ小学校低学年だけど、「これからはどんどん女性も当たり前に働き続けられるようになるから、家庭を持ってもやりたいことは続けたらいいと思う」って言ったら、何て答えたと思う!? 「当たり前でしょ、それは人権だよね」って!

三上 時代はどんどん変わっているんですね。私が入社してからの10年だって、ずいぶん変わりましたものね。ありがたいな、って思います。

佐々木 三上さんは、アナウンサーを辞めたいと思ったことってあるの?

三上 あります。失敗が多くて…。向いてないんじゃないかと思って、若い頃はいつを区切りに辞めようかなってことばかり考えてました(笑)。

佐々木 どうやって乗り越えたの?

三上 先輩や後輩に助けてもらいながら、自分の居場所を見つけられたということもあるし、『ノンストップ!』でご一緒している設楽統さんから、この仕事の楽しさと、等身大でいることの大切さを学んだのが大きかったと思います。恭子さんは?

佐々木 私も、何度もあるよ…。



一度は本気で決めた、退職


佐々木 独身時代でいうと、当時MCを担当していた『とくダネ!』で「私は何もできてない」って思っていたころね。転機になったのは、自分でやりたいって手を挙げてスマトラ沖地震の取材に行ったこと。「今の私には何の経験もなくて、このままではアナウンサーとしてずっと空っぽだと思う。でも自分で見て感じたことだったら話せると思うから、チャンスが欲しいです」って言ったことを、はっきり覚えてるの。

三上 アナウンサーって、基本的には「あなたはこれを担当して」と言われてやる仕事ですよね。

佐々木 そうなの。決められた仕事は「これでいいのかな? 大丈夫かな?」の連続だよね。だけど、自分で手を挙げたからこそ、もっと積極的に調べたり、編集しているところに行ったり、当事者として積極的に関わりたいと思うようになったの。

三上 ご結婚されてからは、やはり家庭との両立が大変でしたか?

佐々木 上の子が幼稚園くらいのときから、夫が単身赴任になって、私が土日のニュースを担当することになったのね。私は13時に出社しなければいけなくて、だから午前中はめいっぱい子どもと遊んでた。ところが息子が小学校2年生のときに、ポツンと言うの。「パパはここにいない。ママは土曜日と日曜日にお仕事。ぼくは学校がお休み。どうしたらいいの?」って。

三上 切ないですね…。

佐々木 その時、会社を辞めよう、って決めたの。子どもと一緒にいたい、って思って上司に言った直後に、夫が単身赴任から帰ってくることになってビックリ。5年間決断できなかったのに、次の人生を歩もうと決めた瞬間に事態が動くことってあるんだな、と思った。

三上 今はジョブリターン制度が導入されて、育児などのためにいったん辞めても戻ってこられるようになったので、働きやすくなりましたよね。

佐々木 一歩ずつ進んでいる感じはあるよね。結婚して家庭を持っても、誰もがやりがいを持って働き続けられるよ、って就活生の人には言いたいな。だって、仕事って楽しいから。

三上 楽しいです! 私も、子どもができても働きたいと思ってます。フジテレビが大好きですし、仲間と一緒に働けるのが心強いです。



楽しいと感じる企業には縁がある


三上 私は就活のとき、アナウンサーでなくてもフジテレビで働きたいと思っていたんです。子どもの頃からフジテレビの番組が大好きだったということもあるし、何より試験を受けていても楽しかったから。こんな私を採用してくれて、本当に感謝しております!

佐々木 私は記憶が古すぎるのだけど(笑)、就活してて楽しいと感じる企業とは縁があるという気はするよね。フジテレビは、アナウンサー試験の時に原稿を先にくれるじゃない? たくさん練習して、試験では一番いいところを見せて! っていうスタンスがすごくいいと思った。私、もうひとつテレビ局を受けたのだけど、そこは原稿を初見で読まなければならなかったの。もちろん、初見で間違えずに読むことはアナウンサーに必要な技術なんだけど、減点で評価されるのはつらかった。まぁ、先方にすれば、初見であっても間違えまくった私みたいなのはいらないと思ったでしょうけど(笑)。

三上 10年働いてみて、つらいことや大変なこともいっぱいあったけれど、みんなが温かくて、楽しい職場というのはずっと変わらないです。アナウンス室部長の恭子さんは頼りになるし!

佐々木 でも怖いからね、私。提出物の期限とかうるさいし!

三上 (爆笑)全然怖くないですー!

佐々木 こんな職場ですけど(笑)、志を持ってフジテレビに来てくれる人がいたら、嬉しいです。目指してくれるだけでも、すごく嬉しい。

三上 本当にそうですね。就活していたころ、10年後の未来なんて想像もできなかったけれど、今すごく幸せだと感じられるから。

佐々木 就活は、正解が見えなくてつらいよね。学生のときは、勉強すれば点数が取れたり、何かを覚えたらできることが増えたりするけど、努力がどういう形で実っていくのかわからないから。

三上 恭子さんから就活生の方々にアドバイスはありますか?

佐々木 そのまんまの自分で立ち向かって欲しい。等身大の自分で。そうしたら、きっと自分に合う居場所が見つかるから。




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前編「女性アナの恋愛・結婚事情をフジテレビ・佐々木アナウンス部長に聞いてみた」はこちらから
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取材・文/工藤菊香 撮影/神田豊秀