イラストレーターのともゑさんが、心に響いた映画をイラスト絵日記にするシリーズ。第9回は、名匠アキ・カウリスマキ監督の『ル・アーヴルの靴みがき』。とつとつとした作風による静かな感動が、ともゑさんの素朴なタッチでよみがえる。


おじいさんの静かな暮らしが、突然、一変!



他人のためにどこまでできるか



全世界で庶民の味方、それは卵



ル・アーヴル、それはやさしさの町



『ル・アーヴルの靴みがき』(2011) Le Havre 上映時間:1時間33分 フィンランド・フランス・ドイツ

監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ブロンダン・ミゲル他

©Everett Collection/アフロ

フランス北西部、大西洋を望む港町ル・アーヴル。ひょんなことから、アフリカ不法移民の少年に出会った靴みがきの男。病床の妻を気遣いながら、少年の処遇のために奔走するが…。
フィンランドの名匠アキ・カウリスマ監督によるヒューマン・ドラマ。社会的には底辺に属しながらも、淡々と自分のたちの生活を大切に生きる人々の姿がていねいに描かれる。