6月1日の誕生日で19歳になった本田望結さん。両親との関係性、5人きょうだいの仲、親交の深い笹野高史さんや小籔千豊さんとの出会い、ファンとの交流について聞いた。

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結婚したら「父と母みたいな夫婦になりたい」


――ご両親との関係性についてお聞きしてもいいですか?

本田望結(以下、同) 本を1冊書けるくらい、両親の話はあります(笑)。

「父さんと母みたいな夫婦になりたいね」って、きょうだい5人で話したことがあるくらい、ふたりの関係性がすごく好きです。

いまでも母とは毎日連絡を取っています。私と父と母の3人で遊ぶことが多いですね。野球を見に行ったり、サッカーを見に行ったりします。

――最近はどこに出かけましたか?

今年の「母の日」には、父と母と一緒に、私が出演させてもらっている映画を見に行きました。家族が第一優先っていうのは、小さい頃から変わらないですね。

友だちには話せるけど親には話せないことってけっこうあると聞きますけど、私にはそういうのがないんです。何から何まで話しちゃいます(笑)。本当に母との距離感はすごく近いと思います。



――たとえばどんな話ですか?

母から心配されるくらいの内容もあってここでは話せないですね(笑)。本当に些細なことも話しますし、母だけじゃなく、父にも兄にも姉にも妹にも、本当に隠し事なく生きていますね。


もう大人なので私のちょっかいの相手をしてくれない


――きょうだいとはどんな関係ですか?

5人きょうだいなんですけど、一番上の姉以外はみんなフィギュアスケートをやっているので、フィギュアでの絆は強かったです。

兄がフィギュアを始めて、姉も始めることになって。それがきっかけで、兄と姉がするなら私もフィギュアしたい、じゃあ妹もしたい、という感じになっていったので、フィギュアに関しては兄や姉、妹からの影響が大きかったですね。



――YouTubeを拝見すると、とても仲のいいきょうだいに見えますが、ケンカになったりすることは?

まったくないです。きょうだいの中では妹(紗来さん)と一緒に過ごす時間が多いんですけど、妹がおそろいの洋服を買ってくれたりするんです。つい最近も、妹に久々に会える機会があったので、そのおそろいの服を着て行って、「妹も絶対着て来るはず!」ってわくわくして会ったら、ぜんぜん違う服を着ていて。

妹に「忘れたの?」って聞いたら、妹が「望結はそれ着てくると思った。おそろいは嫌だから違うの着た」って言われて(笑)。妹はそういうサバサバした性格なので、「なんだよっ!」って私がツッコむみたいな。

みんなもう大人なので、私のちょっかいの相手をしてくれない、みたいな状態になっています(笑)。


家族以外で初めてお出かけしたのが小藪さん


――芸人の小籔千豊さんとご飯に行かれたり、俳優の笹野高史さんと仲がよかったり、友人の年齢層がかなり幅広いイメージですが、どういうきっかけで仲良くなるのですか?

幼い頃に笹野さんとドラマで共演させていただいてから、すごく優しくしてくれて、それこそ今週もLINEしましたよ。

共演当時は大先輩で、「笹野さんだ! 連絡先も聞けちゃった!」って思いましたが、いまでは本当に仲のいい友だちにするような些細なやり取りもするくらいです(笑)。

仕事柄、知り合いの方や連絡先を知っている方は多いんですけど、あくまでも先輩であって、“友だち”って呼べる人は数少ないですね。でも笹野さんは先輩枠じゃなくて友だち枠みたいになってしまいました。なんでも話せるし、「いつかは恋愛相談とかもしてね」って言われているので、いずれその話もしたいですね。



――小藪さんとはどういうきっかけで仲良くなったんですか?

小薮さんとは、小藪さんがMCを務める関西の番組で、私はそのアシスタントとして、約4年間共演させていただきました。当時も高校生活や将来の相談を小薮さんにしていました。「師匠」って呼んでいるくらい大尊敬しています。

これまで、家族以外とお食事に行ったことがなかったんですけど、「(もし食事を)するなら小薮さんが一番がいい」って思っていたら、この春からひとり暮らしということでお祝いをしてくださって。家族以外で初めてお出かけしたのが小藪さんでした(笑)。

(その食事会は)まだ2回ですけど、きゃりーぱみゅぱみゅさんだったり、ヒコロヒーさんだったり、ひとりで殻に閉じこもっていたら出会えなかった方々に小薮さんが引き合わせてくださっているので、小薮さんとの出会いも必然なんだなって、すごく思います。


本当に愛がある人は会って言ってくれる


――Instagramでの投稿が毎回ネットニュースになるくらい話題になる本田さんですが、SNSを使ううえで意識していることはありますか?

SNSはメッセージを送れる設定にはしてないので、ファンの方とコミュニケーションを取る場ではないんですけど、「私がいま何をしているか」を皆さんにお伝えしたいな、と思って始めました。

本当にただ写真と短い言葉を載せているだけなので、喜んでいただける方も、そうじゃない方もいるかもしれないですけど、私もファンの方も気軽に楽しめるコンテンツとして使っているかなと思います。



――ちなみにエゴサーチはされますか?

SNS系のアプリを携帯にほとんど入れていないので、エゴサーチはしないです。やっぱり一番大事なのは、友だちや家族だったり、先輩方だったりが「望結ちゃん、ここはこうしたほうがいいよ」とか「それは間違っているよ」って直接伝えてくださる言葉だと思っています。

愛があるからこそ、私に直接言ってくれるわけじゃないですか。そういう言葉は信頼できるけど、簡単にパパッと打って、ボタンひとつで世界に発信できてしまう、私に届いてしまう言葉っていうのは、信じなくていいものも多いのかなと思います。

ファンの方でも、イベントで「望結ちゃん、〇〇だね」って直接言ってくれて、私が「本当ですね、直します」みたいなやりとりも過去にあったぐらい。本当に愛がある人って、やっぱりちゃんと会って言ってくれるんです。

そういう方を大事にしたいですし、そういう方からの言葉を信じていきたいです。

――ファンの方はどんなことを伝えてくれるのですか?

私が関西出身なので、関西のファンの方も多くて、「この前の番組のここがよかった」とか、「あそこはもう一個、〇〇してほしかった」とか、お笑いに対して厳しい意見を多くいただきます。

芸人さんを目指しているわけではないんですけど、お笑い要素を求められがちです(笑)。



#3に続く


取材・文/佐藤麻水
撮影/飯岡拓也


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