2022年、コロナ禍を経て3年ぶりに神宮外苑花火大会が開催された。当日は花火と共にさまざまな人気アーティストたちが豪華ライブで、みんなが待ち望んだ光の饗宴を盛り上げてくれた。 「魔法の絨毯」をはじめ、「サクラウサギ」や「カレンダー」などのヒット曲を持つアーティスト、川崎鷹也さんも出演アーティストの一人。花火にまつわる恋の思い出を聞いてみた。

心を揺さぶるメロディと歌詞で、幅広い年齢層のファンの心を掴み、今最も注目されるアーティストの一人、川崎鷹也さん。2018年にリリースした楽曲「魔法の絨毯」を、コロナ禍でライブができなくなったことをキッカケに2020年にYouTubeに初めて投稿したところ、大バズり! TikTokでは彼の楽曲を使った動画が2万7000本以上アップされ、トータルの再生回数は約3億回を突破。Spotify「バイラルTop50」では1位を獲得、さらにLINE MUSIC「アルバムトップ100」でも1位にランクインされるなど、瞬く間に各配信チャートを席巻した。そんな彼には、楽曲だけでなく、TV等で披露された奥様とのエピソードに憧れるファンも多い。



花火大会で出会った彼女と、後々結婚するなんて


――川崎さんは3年ぶりとなる神宮外苑花火大会でのライブに出演されたわけですが、何か花火大会にまつわるエピソードってありますか?

「実は僕と奥さんは高校が一緒で、僕が高1のときに彼女が高3でした。まだその頃は、熱烈に『好きだ!』とか『付き合いたい』とか思ってたわけではなく、漠然と憧れている先輩という感じでした。そんな彼女との花火の思い出といえば、高校時代の夏休みに開催された地元、栃木の花火大会です」


2022年 神宮花火大会 ©︎日刊スポーツ新聞社


「僕も彼女もそれぞれの友人たちと一緒に行っていたのですが、会場で偶然会ったんです。田舎の花火大会ですから、東京の花火大会みたいに規模が大きいわけじゃない。だから、そんな偶然も起こりやすかったんでしょう」


2022年 神宮花火大会 ©︎日刊スポーツ新聞社


――花火大会で憧れの先輩と偶然出会う。高校生にとってこれ以上ないくらいエモいシチュエーションですね。

「ですよね(笑)。彼女は浴衣姿で、それはもうすごい可愛くて、しかも、いつもよりなんだか大人びてて。まだ16歳だった僕は『うぉっ!』ってドキドキしたのを覚えています。もちろん普段の制服姿だってめちゃくちゃ可愛いと思ってたけど、浴衣姿ってなんか特別なんですよね」

――今回の神宮外苑花火大会にも浴衣姿のカップル、たくさんいましたね。

「舞台袖から覗いたら、若いカップルの方がたくさんいて。青春だなあ、微笑ましいな〜なんて思っちゃいました(笑)。女性も男性も、浴衣姿だとより魅力的に見えたりするし、いつもとは違うからこそ、普段は言えないことが、素直に言えたりする。そんなチカラが、浴衣姿にはあるような気がします。浴衣、花火、そして僕の歌。今回の花火大会ではこの3つで、彼らの背中を押せていたらいいなって思う」



3年ぶりに開催された神宮外苑花火大会に思うこと。


――奥様と神宮外苑花火大会に来たことはあるんですか?

「東京に出てきて今年で9年になりますが、神宮外苑花火大会を含め、実は一度も大きな花火大会には行ったことがないんですよ。別に避けてたわけではないのですが、なぜかタイミングが合わなくて。
東京に来てからの花火の思い出といえば、友達と手持ち花火をやったことくらい。そんな僕の人生初の神宮外苑花火大会が、自分のライブだなんて、なんだかすごいシチュエーションだなと感動してます。今日、ステージから見た会場のお客さんたち、すごい楽しそうで、ワクワクしててるのが伝わってきて嬉しかったな。
今回は3年ぶりということで、お客さんはもちろん、開催する側の方達も『ついに……!』という想いののった特別な大会なんですよね。そこで僕の歌を聴いてもらえること、とっても光栄に思っています」



――この3年間、コロナ禍でイベントやライブが中止になることも多々ありますが、その試練を乗り越えての開催をどう思いますか?

「コロナ禍はエンタメを生業にする全ての人たちにとって、かなり厳しい状況でした。ただ僕の場合は、ちょっぴり特殊で、コロナ禍でライブができなくなったことで、それまでは興味のなかったSNSでの配信に挑戦することになったんですね。その結果、皆さんに広く知っていただけるチャンスが得られたので悪いことばかりではなかったんです。もちろん、ライブができなくなったことはすごく苦しい経験でしたが」



――今日、どんな気持ちでステージに立ったのですか?

「なんだか不思議な気持ちでした。だって前回開催された頃には、50人くらいのお客さんの前で歌っていた僕が、3年の空白期間を経て開催される今回の大会で、その100倍以上のお客さんの前で歌うのですから。人生ってわからないものだな、と」

――川崎さんの曲作りについて教えてください。

僕の歌は、日記みたいなものなんです。その時にあったできごとや感じたことをぎゅっと凝縮したり、濾過したりして作っています。そしてその根底には、何気ない日々が一番幸せだという自分自身の実感がある。




――今日は大ヒットした「魔法の絨毯」も歌われていました。

「『魔法の絨毯』は、売れる前の奥さんとの日々にインスパイアされてできたもの。信じてくれて、支えてくれた彼女への当時の気持ちが詰まっています。だからこそ、5年後、10年後には、僕は全く違う歌を歌ってるかもしれません。そして昔作った歌を聴いて『俺も若かったな〜』なんて思うかも。
人は幸せなことも、辛かったことも、どんどん忘れてしまうから。その一瞬を歌にして残しておきたいんですね。
今は、子どものために曲を作りたいと思っています。大きくなった時に『父ちゃん、いつも楽しそうだな』って思って欲しいから、いろんなチャレンジ(実は俳優業にも興味あります!)をしつつ、これからも自分の音楽を深めていきたいですね」


大切な人たちを想って歌った、特別な作品です


――9月に出る、新作について教えてください。

美空ひばりさんの曲や、竹内まりやさんの曲を歌ったカバーEPを発売させていただきます。ここに入れた楽曲はすべて、僕にとってかけがえのない人たちの存在に影響されて選んだもの。例えば、竹内まりやさんの「元気を出して」は、ライブのお客さんが0人だったころから一緒に走り続けてくれている事務所の社長の好きな曲。僕はいつも“この人になら裏切られてもいいや”と思える人としか、付き合わないと決めていて。別にその人たちがいつか裏切るだろうと疑っているわけではなく、絶対に裏切らないだろうし、たとえいつか裏切られたとしても、一緒にいてよかったと心から思えるくらい素晴らしい人たちだし、大切に思ってるという意味です

――素敵なエピソードですね。

家族や奥さん、高校時代からの友人でもあるマネージャー、売れない時代も僕を信じてくれた事務所の社長、そして、音楽の恩人である音楽プロデューサーの武部聡志さん。今回の作品は、彼らがいたからこそ生まれた、宝物のようなものなんですよね。



取材・文/中川知春 編集/星山江里可 撮影/飛鳥井里奈


【リリース情報】


収録曲
「愛燦燦」 (美空ひばり) / 作詞・作曲:小椋佳
「悲しみの果て」(エレファントカシマシ)/ 作詞・作曲:宮本浩次
「元気を出して」 (竹内まりや)/ 作詞・作曲:竹内まりや
「366日」(HY)/ 作詞・作曲:IZUMI NAKASONE
「メロディー」(玉置浩二)/ 作詞・作曲:玉置浩二
音楽プロデュース:武部聡志

2022年9月14日(水)川崎鷹也COVER EP『白』リリース
・通常盤(CD)WPCL-13399 価格2,200円(税抜価格2,000円)
・初回限定盤(CD+Blu-ray)WPZL-31994/95 価格2,750円(税抜価格2,500円)
★ご予約はこちらから https://takayakawasaki.lnk.to/shiro

【ライブ情報】 Billboard Liveツアー「WHITEーあなたに贈る歌ー」
川崎鷹也初のBillboard Live 単独ライブ!自曲の他にカバー楽曲も中心となるセトリでいつもとは違う企画ライブ!チケット一般予約受付は8/3(水)よりスタート!

■ライブ日程 10月6日(木) ビルボードライブ東京(1日2回公演)
10月9日(日) ビルボードライブ横浜(1日2回公演) 10月14日(金)
ビルボードライブ大阪(1日2回公演)

【詳細】
■東京 http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=13569&shop=1
■横浜 http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=13570&shop=4
■大阪 http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=13571&shop=2