元中京テレビの人気女子アナ・市野瀬 瞳(いちのせ・ひとみ)さんが、昨年4月よりフリーのアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせた。

今月26日には『踊る!さんま御殿!!』(火曜夜7時56分〜/日本テレビ)にゲスト出演するほか、YouTubeで自身のチャンネルを開設するなど、フリーアナとして活動の幅を広げる彼女に話を聞いた。

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――まだ市野瀬さんのことを知らない人向けに経歴を教えて下さい。

市野瀬 最初に地元のNST新潟総合テレビに入って、その時は上司から「アナウンサーは個性を出しちゃダメ」と言われていたので、清く正しく美しくやっていました。ただ原稿を読むだけじゃなくて、自分でカメラ回して編集をしたり、いろいろやってましたね。

でもタレントさんとバラエティ番組をやりたいって夢があって、新潟はあまりそういう機会がないので、中途採用で中京テレビ(愛知)に入社。そこでいきなりオードリーさんの新番組のアシスタントをやらせてもらいました。

――今も続いている『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』ですね。オードリーとやってどうでした?

市野瀬 鍛えられましたね。若林さんと春日さんは中学生同士で遊んでるみたいな感じで楽しんでいて、台本にないことをやってくるんですよ。無茶ぶりもしてくるから、やらざるを得ない感じで(笑)。でも振られたことは120パーセントで返さないと。

――アナウンサーはそこまでやらなくて大丈夫ですよ! 番組では「ウザい」とか言われてましたけど。

市野瀬 もともと友人からはリアクションが大きいとか、動きがガチャガチャしてるとか言われていたんですよね。でもそれがテレビで取り上げられるようになったきっかけはオードリーさんですね。できるだけ出さないようにしていたのに、オードリーさんに引っ張り出されたんだと思います。

――完全にそういうキャラになってましたもんね。でも、番組を辞めたのはどうして?

市野瀬 楽しかったんですけど、自分のなかでやりきった感があったんです。ちょうどそのタイミングで結婚と出産があって。若林さんがイジってくれたのは独身の私だからで、お互いに独身で「おいジジイ、ババア」とかやっていたのが良かったんです。でも、結婚しちゃうと今までみたいにイジってくれないだろうなっていうのもあって、番組を降りました。

その後、出産もして職場に戻ってきたら、私の居場所はどこだろうって。ニュースはもっと上手に読める人がいるし、食レポはもっと若いコがいいだろうなとかそう思っていたら、「いいじゃん、フリー」と思うようになって。

――局アナからフリーになるって不安ないですか?

市野瀬 めっちゃありますよ。今も不安です。でもそれと同じぐらい楽しい! 刺激が好きなんですよ。常にそういうものを求めて過ごしたい。それがなくなったら人生つまんないじゃないですか。

――旦那さんには何か言われますか?

市野瀬 どうこう言わないですよね。言わせないです(笑)。フリーになることも相談しなかったし、私の気持ちは私しかわからないじゃないですか。

――フリーになってからYouTube(「市野瀬アナの『newsいっちー』」)を始めました。コメント見てたらやっぱり「ウザい」って書かれています(笑)。

市野瀬 局アナの頃は、何でそんなこと言われなくちゃいけないの、むかつくと思ったんですよ。でもフリーになったら、それが心地良くなって。コメントがあるってことは無関心じゃなくて、私のことを見てくれてるってことじゃないですか! もっと書いてくださいって感じです!

――ポジティブですね。最近ではファンから"ウザ可愛い"とか言われてません?

市野瀬 ウザいだけでもいいのに、可愛いなんてめっちゃうれしいですよね! いいねを100回押したいです!

――メンタルが強いですね。今後はどういうことやっていきたいですか?

市野瀬 何より東京の番組に出たいです! 『スカッとジャパン』で嫌な女役をやりたい。私、性格がいいタイプじゃないので(笑)、いいなあって。悪いところをいっぱい持ってるので夢ですね。腹黒いのでイケると思います。

――演技じゃなくできると。でもそんなアピールする人いないですよ......。もし週プレでグラビアのオファーがあったらどうしますか?

市野瀬 需要ないですよ! そんな体じゃないから無理です。

――最後に意気込みを聞かせてもらえますか?

市野瀬 これまでアナウンサーとしての市野瀬を見てもらっていたんですけど、もっと色んなことができるっていうのを見せていきたいなって。女子アナってキラキラ真面目で清楚って感じだけど、私はそうじゃないので、泥臭い感じでやっていきたいですね。

■市野瀬 瞳(いちのせ・ひとみ)
1984年12月25日生まれ、新潟県出身。NST新潟総合テレビ、中京テレビを経て、現在はフリーアナウンサーとして活動中。

取材・文/関根弘康 撮影/武田敏将