(左前から)阿部サダヲ、木野花、古田新太、(左後ろから)作家・中島かずき、西野七瀬、浜中文一、演出家・いのうえひでのり
(左前から)阿部サダヲ、木野花、古田新太、(左後ろから)作家・中島かずき、西野七瀬、浜中文一、演出家・いのうえひでのり

西野七瀬が25日、都内で行なわれた「劇団☆新感線」の舞台『月影花之丞大逆転』の製作発表会見に出席。初舞台となる西野は、木野花や古田新太、阿部サダヲらベテラン俳優に囲まれ、"末っ子ポジション"として楽しんでいると明かした。

現在も所属する古田を始め、渡辺いっけいや筧利夫など数々の実力派俳優を世に送り出してきた劇団☆新感線。その41周年春興行として発表されたのが、今回の『月影花之丞大逆転』。今作は1996年、2003年に上演された『花の紅天狗』に続くシリーズ作として、前作と同じく木野が主演を務める。

もともとスタッフ・キャスト合わせて100人以上の大所帯で公演を行なっている劇団☆新感線だが、今作は出演者はわずか11人。本来、大規模な公演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で人数を減少。当初出演するはずだった西野らはそのまま継続して出演となった。

「私自身、舞台に出るのが初めて」という西野は「舞台稽古も未知の世界でした、どういううものなんだろうって」と告白。1月上旬から稽古は始まったが「初日は緊張しすぎて、誰の目も見られなくて。ガチガチで」とその緊張を振り返った。

ただその緊張も「ようやく慣れてきた」そう。西野は「楽しい、居心地のいい場所だなって思いました」と話したものの、「昨日の稽古で」と続けると、古田らは爆笑。

実際に古田は西野の緊張を感じ取っていたらしく、「昨日、劇団員がみんなで動くシーンがあって、ななちゃんがすげぇ楽しそうな顔で、月影一座と動いているときのほうが楽しそう」だったことを明かし、「とりあえず大きな声出しておけばいい」とアドバイス。

また主演の木野は西野に対して「この(劇団☆新感線の)舞台が初の人ってあまりいない。ここを体験すると、たいていの舞台は大丈夫、自信がつく。でも、そんなに揉まれてない。私が見るにはね。ここから先、欲を持っていけばもっと楽しくなるはず。期待してます」とエールを送った。

ベテラン勢に温かく見守られている西野は「安心感がすごくあります。頼れる先輩の方々、って感じなので。"末っ子ポジション"として、すごく楽しいです」と笑顔に。

司会者から「今回、挑戦だと感じる部分」を聞かれると「う〜ん、ひとりでしゃべる場面があって、もしこれ本番で真っ白になったらどうしたらいいんだろうと」と、西野はなぜか不安についてコメント。しかし、自身でも間違いに気づいたのか「......あれ、これ挑戦でしたっけ?」と逆質問し、司会者にも「何もかもが不安だということですね」と"末っ子ポジション"でフォローされていた。

『月影花之丞大逆転』は2月26日(金)から4月4日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で、4月14日(水)から5月10日(月)まで大阪・オリックス劇場にて公演予定。

取材・文/鯨井隆正 撮影/田中亜紀