令和のグラビアクイーン・沢口愛華が9月3日(金)発売の『週刊プレイボーイ38号』で表紙&巻頭グラビアに登場。

今年6月、東京の芸能事務所・インセント所属を発表し、地元の名古屋から18歳で上京。女優としての活動や新生活が始まった今、さまざまな思いを語ってもらいました。

■「自分の演技は面白い」、それが今のモチベです

――新事務所に所属し上京してから、週プレでは初表紙&初グラビアです。こんなに早く東京進出するとは思ってなかったのでうれしいです!

沢口 自分も上京するとは思っていなかったので、今ここにいることが不思議です。「マンションの契約2年で切れるからどうしよう」とか「事務系の資格を取っておいたほうがいいのかな」って思うぐらい不安になるんですけど、うちの親は一度決めたことは最後までやり通さないと怒っちゃうタイプなので頑張らなきゃなって思っています(笑)。

――そういう不安は、どんなときに出てくるんですか?

沢口 事務所に入ったら演技レッスンが始まって......。女優になりたいとは言ってきたんですけど、やっぱり難しいですね。オーディションに受からない時期が続くことで「自分にはムリだった」って疎遠にしたいものになっていたんです。レッスンの前日は、枕を殴ってました。

――それはどんな感情ですか? やりたくない? 焦り?

沢口 焦りもありますし、自分の演技がまた否定されるのか......と思いながらレッスンに行きました。初日は泣いてしまったし、先生とまともに会話した記憶もないです(笑)。

――最初からできないですよ。沢口さんの場合は職業が変わったみたいなものですし。

沢口 ですよね。でも、レッスンの最後に長めのセリフを言ったときに「面白いね」って言ってもらえたんです。自分の演技は面白いんだって、それが今のモチベーションになっています。自分の意思で来たはずなんですけど、いざ来てみると東京にはいろんな女のコがいて「ああ、自分はやっぱり平凡なんだな」って思い知らされますね。グラビアで世に出てから、自分は天才だなって思うようにしてやってきたんですけど(笑)。

――意外ですね。「才能ないからムリです」とか言いそうなタイプだと思ってました。

沢口 グラビアも何か支えがないとダメだったので、「自分は才能がある、天才だね」って無理やり肯定してきたところはあります。『ハイキュー!!』というアニメに烏野(からすの)高校の田中龍之介くんって男のコが出てくるんですけど、自分のことを平凡って言うんです。今の私と同じだなって勝手に思っていて、それでも「できるまでやればできる」って彼の言葉にまんまと影響されました(笑)。「よし、頑張るか!」って今はなってます!

――最近は新しい仕事も増えて、女優の目標に近づいてますね。

沢口 磁石のN極とN極をガーっとやっていた感じが、最近は自分がS極に変わってきて頑張れば引っつきそうになってる気がするんです。コメディのドラマや映画が好きなので、ゆくゆくは出られるようにならなきゃいけないなと思っています。

――「ミスマガジン2018」グランプリ受賞から3年。週プレに登場してからも2年たちますが、こうやって出続けていることは平凡じゃないですよ。

沢口 3年も自分が居続けられていることが不思議でしょうがないです(笑)。でも、グラビアを辞めたいって気持ちは全然出てこないっていうか、自分はまだまだ突き詰められていないんだなって思わされることばかりなんです。これからもグラビアを続けることが本望なんですけど、毎年、ミスマガのグランプリが決まる時期になるともう自分にはオファー来なくなるなって考えちゃいますね。

――まさに今、ミスマガの審査中ですからね。

沢口 毎年、今年でグラビアも終わりかなって思いながら、なんとかやってます(笑)。やっぱりグラビアって、新しいコに移り変わる場所だと思うので、今もこうやって続けていられることがありがたいです。

■小倉トーストを食べるだけで涙が出ます

――上京して初めての夏が終わりますが、夏の思い出は?

沢口 東京に来て、ひとりでトウモロコシを茹(ゆ)でて食べたことですね。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んで、難しい言葉が多いなーと思いながら過ごしました。

――オリジン弁当に行ってみたいって言ってませんでした?

沢口 まだ行ってないというか、自炊できちゃうので(笑)。近所で安い八百屋さんを探し、ヒマさえあれば副菜を作り置きする生活です。母から「ちゃんとご飯食べてる?」って定期的に連絡があるんですけど、「今年、上京した人の中できっと一番ちゃんと食べてるよ」って言ってます。

――新生活はどうですか?

沢口 「ただいま」って言っても、おかえりって返してくれる人がいないんだと思ったら寂しくて! 18歳で親のありがたみに気づくとは思わなかったです。寂しさを紛らわすために、地元の友達に連絡して、弟とも彼氏彼女かよってくらい毎日ずっとLINEしてます(笑)。

――上京前にインタビューさせていただいたときは「全然寂しくないので、ひとり暮らしが楽しみ」って言ってましたよね?

沢口 もうムリです! 実家の名古屋から通勤したいって思うぐらい帰りたい(笑)。

――どんなときに地元の名古屋が恋しくなります?

沢口 両親から「つけてみそかけてみそ」っていう名古屋の調味料とゆであずきを送ってもらっただけで、なんか涙が出ちゃいました。もちろん小倉トーストも大好きなので、食べた瞬間に「なんなんだー」とか言いながら涙ですよ。家族と離れて寂しいですし、なんせ東京に友達がひとりもいないので......。

――まだ1ヵ月じゃ仕方ないですよ。芸能関連とか新しい友達はできそうですか?

沢口 (小声で)できないです。一緒に演技レッスンをしている方々とはお話しするんですけど、なかなか仲良くなれなくて。モデルさんが多い事務所なので、皆さんスタイルが良くて顔が小さくてかわいいコばっかりなんですよ。年齢的にも一番下ですし、 身長150㎝台なんて自分しかいないですからね。友達づくりに挫折しかけて、家に帰ればマンガとアニメがあるからいいかなと思い始めてます。

――これからですよ。それに東京と名古屋って、以前は行き来してたくらい近いですから。

沢口 この距離を通ってたんですよね。始発で東京に行くこともあったのに、今は9時に家を出れば現場に間に合うこともあって。もう何時に起きればいいのかわからなくなってますよ。

――東京に来てよかったなってことはないんですか?

沢口 それこそミスマガの15歳からずっとお世話になっている方々に、上京の報告をしたときがテンションマックスでした。昔の自分を知っている人が、この東京にいると思うだけで、心強いですね。最近は、グラビアの現場に行くといつもより3割くらいテンションが増しちゃうんですよ。「知ってる人がいっぱいいる!」ってことがすごくうれしくて、涙が出そうになります(笑)。だから今は、グラビアの現場が一番楽しいです!

■沢口愛華(Aika SAWAGUCHI)
2003年2月24日生まれ 愛知県出身
身長154㎝ B88 W60 H85
○「ミスマガジン2018」グランプリ受賞。第7回カバーガール大賞で4冠を獲得。沢口愛華1stDVD&PHOTOBOOK『またたき。』(KADOKAWA)が10月4日(月)発売予定。
公式Twitter【@delaaika0224】
公式Instagram【@sawaguchi_aika_official】

取材・文/釣本知子 撮影/YOROKOBI