『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いをつづる連載シリーズ『初グラビア物語 〜My First Gravure Story〜』。

今回は先週配信の前編に引き続き、『週刊プレイボーイ2016年25号(6月20日号)』で初グラビアを披露してくれた、モデル・タレントのほのかさんの後編。

前回は、芸能界に入り初グラビア撮影までのエピソードを聞きましたが、今回はその撮影で変わった意識、モデルとしての活動、そして芸能生活への思いなどを聞いてみました。

週刊プレイボーイ2018年7号/2月12日号(撮影/中村昇)*デジタル写真集『trick of memory』に収録
週刊プレイボーイ2018年7号/2月12日号(撮影/中村昇)*デジタル写真集『trick of memory』に収録

――最初は緊張から始まったというほのかさんの初グラビアですが、途中から楽しさに変わり、無事に終了したというお話を前回お聞きしました。雑誌の発売まではどんな心境でした?

ほのか とにかく早く見て欲しい! ただただそんな気持ちでした。掲載日が決まり情報解禁されるまで、みんなに言いたくて仕方なかったです。

――タレントさんによっては、いざ掲載されるとなると反応が気になって不安になったという方もいますけど、ほのかさんはそんなことなかったんですね。

ほのか 不安なんてまったくなかったです。発売直前に「グラビアに挑戦します!」って告知ツイートをしたんです。そうしたら「いいね」が1000件を超えて。みんな楽しみにしてくれてるんだ!って、嬉しくなりました。

――発売当日は?

ほのか ワクワクしながら本屋さんへ駆けつけました。週プレを見つけたときは感動しましたね。「あった!」って声が出ました。家に帰ったら、机の上に週プレが10冊置いてあって(笑)。お母さんもすごく楽しみにしてくれて、私より早く買いに行っていました。確かそれは友達に配ったのかな。

――自分のグラビアを見た感想は?

ほのか すごく不思議な感覚でした。まるで自分じゃないみたいで。嬉しくて何度も見返しました。大学に行ったら友達も買ってくれていて、何人かにサインを求められました(笑)。グラビアに出たことで、なんだか世界が変わったような気分になりましたね。

――その後、ほのかさんはビールの売り子を辞め、芸能活動に専念。グラビア活動も継続し、『週刊プレイボーイ』に現時点(2022年6月)で合計7回登場していただいています。週プレのグラビアで特に印象に残っているのは?

ほのか 中村昇さんに撮っていただいたグラビアですね(2018年7号)。この時は昇さんから「笑わないで」って指示されたんです。それまではどの撮影でも「笑って」と言われてたし、笑わない表情はむしろマイナスだと思っていたので、すごく戸惑いました。

真顔は慣れないから顔も引きつっちゃうし。でも撮影が進むにつれ「いつもと違うほのかを引き出そうとしてくれているんだな」とわかりました。

デジタル写真集『trick of memory』(撮影/中村昇)より
デジタル写真集『trick of memory』(撮影/中村昇)より

――黒の水着を着たり、髪をクシャッと乱すなど、大人っぽくて艶のあるグラビアですよね。

ほのか ちょっと冷たいというか、話しかけても無視されそうな感じに見えますよね(笑)。衣装も濃い紫のカーディガンや毛皮のファーなんてプライベートでは一切着ないし、普段とは違う分、すごく新鮮でした。

――むしろ今、モデルとして活動しているほのかさんのイメージに近い気がします。

ほのか 確かにそうかも。26歳になって、昇さんが撮ってくれた私に少し追いついたかな(笑)。最近だとバラエティに出ても真顔を見せたほうがいいと思っていて。表情に幅があるほうが見ている方も楽しいと思うんですよね。

――他に気に入ってるグラビアはあります?

ほのか 4回目のグラビアかな(2018年25号)。これはカメラマンの細居幸次郎さんに撮っていただいたんですけど、ちょうどこの頃から体を鍛え出したんです。ジムに通うようになったりとか。

週刊プレイボーイ2018年25号/6月15日号(撮影/細居幸次郎)
週刊プレイボーイ2018年25号/6月15日号(撮影/細居幸次郎)

――何かあったんですか?

ほのか 当時、たまたま自分のグラビアを見返していたら、メリハリのない寸胴体型だなって気になったんです。せっかく撮ってもらうならキレイなボディラインを作り、素敵な作品として残したい! そんな気持ちから本格的にトレーニングを始めました。見てわかる通り、このグラビアはそれまでとは全然違いますよね。

――確かに。腹筋もうっすら浮き出ていますし。

ほのか トレーニングはその後、モデルを本格的にやるようになってからよりハマって、今では週5でジムへ。さらに毎年コンテストにもエントリーしています!

――おぉっ! 立派ですね。そのモデル活動ですが、2019年からは『CanCam』専属となりました。「専属」となって意識は変わりました?

ほのか モデルとしての自分を強く自覚するようになりましたね。編集部からはハッピーオーラを出して欲しいと言われたんですよ。そのためにも常に健康的で、笑顔が魅力的な自分でいたいと常に心がけています。運動もそうだし、食べ物にもかなり気をつかっているし。ラーメンとか揚げ物などは一切食べないですね。あ、でもペヤングはこの前食べちゃったけど(笑)。

――グラビアとモデル、両方やることで、表現に幅が出たのでは?

ほのか そうですね。グラビアはナチュラルさが大切だと思うんですけど、モデルは時折、表情やポーズにキメを入れなきゃいけないなとか、その辺りの区別がある時期からわかって。それ以降、いろいろな自分を出せるようになりました。

とはいえグラビア出身なので、『CanCam』で水着撮影の時は体をくねらせちゃって、「それグラビアっぽいよ」なんて指摘されることはよくあります(苦笑)。

――グラビアに関して言えば、ほのかさんのはすごく洗練されているし、女性が見ても楽しめる内容のものが多いですよね。

ほのか 私自身、ふっくらした体型ではないから「女!」って感じがせず、安心して見られるのかもしれないですね。体型は生まれ持ったものなので、ヒアルロン酸入れてもっとふっくらさせたほうがいいのかなとか考えたこともあったんですよ(笑)。

でもそうじゃないな、素材を生かしたグラビアを目指そうと思うようになりました。モデルにしてもそうで、自分という素材をどう活かすかを大事にしていますね。

――こうして楽しくお話をお伺いしていると、本当に自分のことをよく見つめていて、いいお仕事ができるよう意識を高く持っていることが伝わってきます。すごく頑張っているんですね。

ほのか それ、よく言われるんですけど、決して頑張っているつもりはないんです。目標達成できる自分が好きだから、無理もできるんだと思います。あとはやっぱり芸能界が大好きなんですよ。

ずっとお仕事を続けたいから、いろんな面で気を配れるというか。芸能界って周りの評価でしかないですからね。昔は自分中心で物事を考えていましたけど、それだと生き残ってはいけないんですよ。

――最後に伺いますが、グラビアをやってよかったですか?

ほのか もちろん。表情の幅が広がったのも、体型を変えようと思ったのも、きっかけはグラビアですしね。もし事務所に入ったときに「肌の露出はしたくないです」と言っていたら、いまとはまったく違う自分だったと思います。いや、そもそもここにいなかったんじゃないかな。

――モデルさんの中には、徐々にグラビアを控えたいと思うようになる方もいらっしゃいますけど、ほのかさんは?

ほのか まったく思わないです。やりたいと言ってやれるものじゃないけど、機会があればこれからももっとやりたいです。グラビアは、撮影から雑誌が出るまですべてが楽しいですから。何よりその時々の自分自身をみんなに見てもらえるんです。それが最高です。グラビアをやり続けることで、これからも自分を高めていけると思いますね。

■ほのか(Honoka)
1996年3月23日生まれ 神奈川県出身 身長160㎝ 
○ファッション誌『CanCam』専属モデル。「ベストボディ・ジャパン2020日本大会」ミス・ベストボディ部門/ガールズクラス2位入賞。
ラジオ『GROOVE LINE』(J-W A V E)、テレビ『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系、毎週木曜24:00〜)レギュラー出演中。
公式Twitter【@s2jh3】公式Instagram【@nononon159】

ほのかデジタル写真集『trick of memory』撮影/中村昇 価格/880円(税込)
ほのかデジタル写真集『trick of memory』撮影/中村昇 価格/880円(税込)

取材・文/大野智己 撮影/石川耕三 協力/とり