『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ『初グラビア物語 〜My First Gravure Story〜』。

今回は「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞した菊地姫奈さんの前編。『週刊プレイボーイ』には2020年37号に初登場。当時16歳ながら、圧巻のスタイルとちょっぴり大人めいた悩ましい表情を見せ、大反響を呼びました。

15歳で「2020ミスティーンジャパン」でファイナリストになり、「ミスiD2020」では「UpNext賞」を受賞。さらに「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞するなど大きな話題を呼び、グラビアでも大活躍するように。今回はデビューのきっかけから、「ミスマガジン2020」の初グラビア撮影までを聞いた。


『週刊プレイボーイ』2020年37号(撮影/Takeo Dec.)より
『週刊プレイボーイ』2020年37号(撮影/Takeo Dec.)より

――週プレでお馴染みの方々に、記念すべき初グラビアのお話をその前後を含め、うかがっています。菊地さんは幼い頃、バレエを習っていて、将来バレリーナになりたかったそうですね。

菊地 いや、最初はパティシエでした(笑)。バレエは幼稚園の年少の頃にバレエ教室を見学に行ったところ、衣装が可愛くて、通うようになったんです。週5でレッスンを受け、本格的に励んでいました。小学校5年生の頃に辞めてしまいましたけど、やっぱりバレリーナには憧れました。

あとほかにも習い事はしていて。ピアノ、ダンス、合唱、ギター、英語......。長続きしたのはバレエとピアノだけだったんですけど、お母さんが華やかなことが好きで、私にやらせたがっていたんですよね。

――人前で何か表現することが日常だったんですね。学校でも目立っていたんじゃないですか?

菊地 学校では地味なタイプで、教室でも一人でいることが多かったです。中学校の時は美術部で、ずっと絵を描いていましたし。絵は賞をもらったこともあるくらいなんです。

――芸能界に興味を持つようになったのは?

菊地 2回あるんですけど、最初は7歳の頃にテレビで芦田愛菜さんを見た時です。同い年と知って「楽しそうだな。自分も子役をやってみたい!」と思ったんです。お母さんからは「それは無理でしょ」ってバッサリ言われましたが。

――お母さん、厳しい(笑)。

菊地 2回目は中学生の頃。お兄ちゃんがメンチカ(メンズ地下アイドル)をやっていたんです。それでライブなどを見に行くうちに「自分も人前に立つお仕事をやってみたいな!」って思うようになりました。

――ダンスも習っていたわけだし、アイドルに興味は?

菊地 モーニング娘。さんのオーディションに応募したことがあります。書類選考は受かったもののそれ以降ダメでした。あと地下アイドルも興味はあったけど、お兄ちゃんを見ていると楽しいことばかりじゃないとわかり、あと一歩踏み出せなかったですね。

――「2020 ミス・ティーン・ジャパン」のオーディションを受けたのはその頃?

菊地 はい。芸能界に憧れる、私の気持ちを察してお母さんが応募してくれました。中学2年の時です。それまでずっとたまっていたものを吐き出すように、あの手この手で自己アピールしましたね。自分の描いた絵を見せたり、おばあちゃんに習った大正琴を披露したり。

地方大会には通って、あとは全国大会。審査の際、少し痩せた方がいいってアドバイスをもらったので、頑張って2ヶ月弱で7キロ、ダイエットもしました。

――おーっ、すごい! 結果は?

菊地 それがファイナリスト止まり......。あまりに悔しくてステージ上で大号泣しちゃいました。芸能界ってやっぱり厳しいんだなって思ったり。でもそこでいまの事務所から声をかけてもらいました。

――同時期に「ミスiD2020」も受けて、そちらでは賞をもらっていましたよね。

菊地 それもお母さんが「ミスティーン〜」と並行して応募してくれました。「ミスiD」のオーディションは個性的な子が多かったです。控室に行ったらランドセルを背負った子がいたり(笑)。

「自分にそんな強い個性はないな、どうしよう!」って思っていたんですけど、嬉しいことに「UpNext賞」をいただきました!

――「正統派」と「個性派」が集うオーディションでそれぞれ評価してもらったわけですね。

菊地 はい。ありがたいですよね。

――そして三度目の正直というか、「ミスマガジン2020」に挑戦します。

菊地 これは事務所の方と相談して応募しました。今度こそ、絶対にグランプリを撮るぞって、めちゃくちゃ気合を入れて臨んだんです。15歳で、審査の時「今回の中で、一番若いよ」と言われて。「最年少!? いいじゃん!」って嬉しくなり、ますますスイッチが入りましたね。

――特別感がありますよね。

菊地 はい。沢口愛華さんも応募した時は15歳だったというので私も頑張ろうって思ったり。でもベスト16に残ってからはSHOWROOM審査があるんですけど、それはすごく不安でしたね。ツイッターのフォロワーは数百人でしたし、配信もやったことがなかったので。

――でも結果は、SHOWROOM審査1位でした!

菊地 自分自身知名度がないんだから、とにかく誰もが見て楽しめる配信をやろうって決めて。「ねるねるねるね」などの知育菓子を作ったり、暗い中でキツネのお面をかぶって驚かせたり、あと怪談をしたりいろんなことをやりました。

すると最初の配信で千人くらいだった視聴者も、6千人くらいになり、ツイッターのフォロワーも7千人に増えてくれて。自信もつき、モチベーションも上がっていきましたね。

――そうした努力の甲斐あって見事、「ミス週刊少年マガジン賞」を受賞しました。

菊地 正直に言うとグランプリを逃した悔しさはありました(苦笑)。だけど、賞をもらえて本当に嬉しかったです。この先、もっと頑張ろうって思いましたね。

――「ミスマガジン」は、「ミスティーン」や「ミスiD」と異なりグラビア活動がメインになります。応募の時、審査などで水着になることに抵抗は?

菊地 それはなかったです。じつを言うと胸が大きいのはそれまでずっとコンプレックスだったんです。でも絶対、グランプリを獲りたいし、そのためにいかせるのなら水着になろうって。

――その「ミスマガジン」の際、スリーサイズはB85W57H83。15歳としてがとても立派なスタイルです。とはいえ菊地さんもその胸はコンプレックスだったんですね。

菊地 体育の授業とかすごく嫌で。目立っちゃうんですよね。シャトルランをやるときなんて、揺れるのが見たくてわざわざ男子が集まってくるし。その時は2回しか走らずに「キモ! 絶対に見せないからね!」って意地になったりして(苦笑)。

あと男子にコクられたりしても「そんなこと言って、絶対、胸目当てだろう!」って思っていました。とにかく男子の視線が嫌で嫌で仕方なかったんです。

――でもここぞとばかりに、堂々と水着になった。

菊地 はい。芸能界だし、思い切ってやらないと生き残れないだろうなって。水着になったことで、今後、悩む時もあるかもしれない、でもその時はその時になったら考えよう! まぁ、最後はどうにかなるだろう! って思いました。

――じつに潔いですね。話は前後しますけど菊地さんの初水着は「ミスマガ・ベスト16発表」ということで、『ヤングマガジン 2020年35号』に他の15人と一緒に掲載されました。撮影の時はどうだったんですか?

菊地 現場に行って、用意された白いビキニを着たんですけど、その時は「へー、ビキニってこういうものなんだ」って楽しい気分になりました。

――他人事みたいですね(笑)。恥ずかしいとか思わなかったですか?

菊地 それはなかったです。他の女のコもいるので。恥ずかしいより「周りと比べて、自分の体型ってこんな感じなんだ」って客観的に見ちゃって。みんなすごくキレイな方ばかりですからね。見とれちゃいました。

――撮影の時、緊張は?

菊地 しました。ポーズとかどうすればいいんだろうって。現場に素敵なポージングしているコが何人もいたんです。そのコの動きを見つつ、あとはカメラマンさんの言われた通りにやって。今思えばものすごくぎこちなかったけど、自分なりに精一杯やりました。

★後編⇒"ミスマガ"菊地姫奈が語る初グラビアの記憶「最近、自分の笑顔を好きになることができました」【初グラビア物語】

■菊地姫奈(きくち・ひな)

2004年10月19日生まれ 茨城県出身
身長160㎝
○「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞。ファースト写真集『はばたき』発売中。2023年公開予定の映画『まなみ100%』に出演するなど、新進女優としても注目される存在。
公式Twitter【@k_hina_1019】
公式Instagram【@hina_k_1019】
TikTok【@k_hina1019】

菊地姫奈『ススメ、夏色女子高生』撮影/Takeo Dec.価格/880円(税込)
菊地姫奈『ススメ、夏色女子高生』撮影/Takeo Dec.価格/880円(税込)

取材・文/大野智己 撮影/山上徳幸