安倍 乙『週刊プレイボーイ』2018年9号(撮影/佐藤裕之)より
安倍 乙『週刊プレイボーイ』2018年9号(撮影/佐藤裕之)より

『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語〜My First Gravure Story〜』。

ドラマや映画などで活躍する劇団4ドル50セントの女優・安倍 乙さんの後編。安倍さんは2017年、秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」のオーディションに合格し、女優に。その後、恋愛リアリティショー『オオカミくんには騙されない♡』(ABEMA)に出演し、一躍ブレイク。現在は映画、ドラマ、バラエティーなどで広く活動をしている。

今回は、2018年、『週刊プレイボーイ』で初登場・初表紙という偉業とともに披露した記念すべきソログラビアをはじめ、『週刊プレイボーイ』のグラビアについて、またグラビアへの思いについて聞きました!(前編⇒「劇団4ドル50セント」所属の注目女優・安倍乙が語る初グラビアの記憶)

安倍 乙

――初グラビアで、いきなり台湾ロケ! なかなか稀なことかもしれませんね。

安倍 とにかくビックリしました。そもそもお仕事で海外だなんて考えてもみなかったですし。行く前からドキドキしっぱなし。空港でスタッフさんたちと初めてお会いした時は、ほとんど話さず、ずっと大人しくしていました。いまその時のスタッフさんとお会いすると「当時はネコかぶっていたよね」なんて言われます(笑)。

――現地の印象は?

安倍 漢字だらけなのと、昭和っぽい街並みが新鮮でした。あと行ったのが12月ということもあってものすごく寒くて。「まさかここまでとは!」ってびっくりしました。大丈夫かなって、ちょっと不安にもなったりして(苦笑)。

――撮影は緊張しました?

安倍 しました。それまでちゃんと撮ってもらった経験はテストシュートしかなかったですから。ポージングとかどうしようって。あと外で撮影していると、通行人がたくさんいるんです。「何、あのコ?」みたいな視線をすごく感じちゃって(笑)。でも、そんな中で撮影させていただいたことで、自分の殻を破れた気がしますね。

安倍 乙

――掲載は8ページでしたが、特に好きなカットは?

安倍 顔のアップのカットがあるんですが、それですね。プロの方にメイクしてもらったのはこの時が初めてだったんです。なので、すごく嬉しくて。大人っぽいのも好きですね。

――確かにしっとりした雰囲気がありますよね。この時の『週刊プレイボーイ』(2018年9号)は、ご自分で買いに行きました?

安倍 もちろんです。コンビニに行ったら、自分の顔が雑誌コーナーにあるんです。「あった!!」ってつい声に出しそうになっちゃって。レジに行くのはちょっと照れくさかったです(笑)。

――劇団のみんなの反応はどうでした?

安倍 男性たちから「ひゅ〜!ひゅ〜!」みたいな(笑)。でも多数の劇団員がいる中で、ちゃんと仕事ができたぞって、誇らしかったのを覚えています。

――初舞台でも2つ程度しかセリフもなかったとおっしゃってましたけど、認められた気持ちになったというか。

安倍 そうですね。ちょっとだけですけど、自信になりました。

――その後、安倍さんは週プレに6度、登場されています。特にお気に入りのグラビアはありますか?

安倍 全部ですけど、2度目の「朝涼み」は特に好きです(2018年38号)。

安倍 乙『週刊プレイボーイ』2018年38号(撮影/Takeo Dec.)より
安倍 乙『週刊プレイボーイ』2018年38号(撮影/Takeo Dec.)より

安倍 カメラマンのTakeo Dec.さんはテストシュートを撮っていただいた方なんですよ。初めましての方ではないので、安心して臨みました。扉ページの表情もすごくリラックスしていますよね。

あとこの時は、他誌で何度かグラビアをやっていたので、ポージングなど初グラビアの時できなかったことができたという達成感がありました。あとは「演じない日の私」(2021年47号)も印象に残っています。

安倍 乙『週刊プレイボーイ』2021年47号(撮影/前康輔)より
安倍 乙『週刊プレイボーイ』2021年47号(撮影/前康輔)より

――これは「素の自分」をテーマに撮影。週プレには1年半ぶりの登場ということで、以前以上に綺麗さが印象的なグラビアです。

安倍 それまで"キメキメ"で撮影していただくことが多かったんですけど、この時はとにかく自然体を求められました。ちょっと力を入れると「違う」って言われちゃうので戸惑いましたけど楽しかったですね。

この時のカメラマンの前康輔さんにファースト写真集『吐息の温度』を撮影していただくんですけど、この時の経験が生きています。

――この撮影では約10キロ減量したとか。10キロってすごくないですか!?

安倍 カロリー計算とか地道にやって痩せました。ちょうどこの頃、コロナ禍もあって太っちゃったんです。体重がピークの時にバラエティ番組に出たら、「本当に芸能人なの?」とか「やばくない!?」とかSNSですごく叩かれちゃって。「見返してやる!」ってハートに火が着きました。

普段は叩かれると落ち込むタイプなんですけど、その時はもともと太っているのは自分でも嫌だったし、落ち込んでても仕方ないから頑張ろうって。グラビアでしっかり結果が残せてよかったです。

――『週刊プレイボーイ』2022年33号では、ファースト写真集『吐息の湿度』の発売に合わせて登場。4年半ぶり、2度目となる表紙を飾りました。

安倍 週プレさんは初グラビアを撮っていただき、しかも初めて表紙を飾らせていただいた雑誌で。再び表紙に登場させていただいて、ものすごく感慨深かったです。

――誌面には写真集のアザーカットが掲載されましたけど、写真集のために撮られたカットを、週プレと実際の写真集と見るのでは印象は違いますか?

安倍 違いますね。週プレさんはページ数も限られているし、より凝縮されているというか。一枚一枚をしっかり見ちゃいますよね。と同時に、ご飯が美味しかったなーとか、舞台稽古期間中だったので移動中もバスの中でセリフを覚えたなーとか、撮影中の出来事も思い出します(笑)。

――特に気に入っているのは?

安倍 この中だと......三つ編みのカットですかね。三つ編みって撮影どころかプライベートでもしたことがなかったんですよ。スク水っぽい、紺のワンピース水着も着たことなかったし。表情もあどけないし、なんだか別人のように見えますね。

安倍 乙『週刊プレイボーイ』2022年33号(撮影/前康輔)より
安倍 乙『週刊プレイボーイ』2022年33号(撮影/前康輔)より

――写真集ではこんな風に正面を向いて、しっかり三つ編みを見せたカットは収録されていませんよね。

安倍 そうなんです。すごく貴重なカットだと思います。是非、雑誌を探して、こちらもじっくり見てほしいです(笑)。

――安倍さん自身はグラビアをやっていて、何が楽しいですか?

安倍 いろんな表情を引き出してくれることですね。できあがった写真を見て、毎回ワクワクしちゃいます。あとは、客観的な視点で自分を写してくれること。いまの自分がどういう状態なのか、写真を見てわかるというか。いまはこうだから、もっとこうしようって自分をリセットするきっかけになりますね。

――ちなみに4年前の初グラビアを見返すことは?

安倍 あります。見返すことで自分が成長したことを実感するし、自信にもなります。それにしても、あの初公演で週プレの編集さんが私を見つけてくれたのが大きなきっかけになったというか。

もしグラビアに出させていただけなかったら、また違った女優人生になっていたかもしれないです。今後もグラビアに出て、成長し続けていければと思いますね。

安倍 乙

●安倍 乙(Oto ABE)
2000年1月18日生まれ 大阪府出身 身長156㎝
○秋元康プロデュースの「劇団4ドル50セント」に所属。劇団の最新公演『Take Off!!!!』では主演を務めたほか、ドラマ『おっさんずラブ』や映画『左様なら』、『あざとくて何が悪いの?』のあざと連ドラに出演するなど、女優として幅広く活動。ファースト写真集『吐息の温度』が発売中。
公式Instagram【@abeoto0118】
安倍乙1st写真集公式Twitter【@abeoto_1st】

安倍 乙

安倍 乙ファースト写真集『吐息の温度』(撮影/前康輔)
安倍 乙ファースト写真集『吐息の温度』(撮影/前康輔)

取材・文/大野智己 撮影/山上徳幸