独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏
独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏

『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。

今回の"バカレシピ"は、カレールウのみでコンビニおでんをカレーにした「具だくさん! コンビニおでんカレー」!

* * *

【今回の食材】
・コンビニおでん 1袋 ・カレールウ 2人前 ・ご飯

野島 おーい、コンビニおでんを買ってきたぞー。

助手 6月なのにコンビニおでんッスか!? アンタ、それ賞味期限大丈夫なんだろうな!?

野島 失礼な。ついさっき買ってきたやつですよ。おでんってフードロスとかの問題で、レジ横に調理器をあまり置かなくなったでしょ? その流れでコンビニでは家で温めるおでんパックを扱い始めたんだけど、その影響か今年はこの時期でもおでんを売っている店が多いんです。

助手 それは盲点だったッス!

野島 夏もおでんを買えることを知らない人が多いのは間違いない。そこで今回は夏おでんの素晴らしさをPRするバカレシピを作ってみようかと。

助手 いいッスね!

野島 用意するのはカレールウのみ。これを使ってコンビニおでんをカレーにしてしまいます。

助手 おい、野島!! せっかくおでんの生存を確認できたのに、別の食べ物にするな!

(1)入れる! おでんを深めの耐熱皿に開け、カレールウを入れる。おでんのだしの量は商品によって異なるため、全部使ったら多すぎると感じたら少し減らしても大丈夫です
(1)入れる! おでんを深めの耐熱皿に開け、カレールウを入れる。おでんのだしの量は商品によって異なるため、全部使ったら多すぎると感じたら少し減らしても大丈夫です

(2)レンチン! おでんの具に卵が入っていた場合は破裂してしまうのであらかじめ取り除き、耐熱皿にラップを軽くかけて600Wで3分ほど加熱する。耐熱皿は非常に熱くなるのでやけどに注意
(2)レンチン! おでんの具に卵が入っていた場合は破裂してしまうのであらかじめ取り除き、耐熱皿にラップを軽くかけて600Wで3分ほど加熱する。耐熱皿は非常に熱くなるのでやけどに注意

野島 作り方は簡単で、おでんを耐熱皿に開け、カレールウを2人前ほど入れてレンチンするだけ。おでんとだしの内容量はパックによって違うので調整してくださいね。あと卵はレンジで爆発するので、取り除いてから加熱してください。

助手 ウハッ、3分くらい加熱したら食欲がかき立てられるにおいがしてきたッス! 昔香港でカレー風味のおでんを食べたことがあるけど、それに似てる!

(3)混ぜる! かき混ぜてルウを溶かしたら再度レンジに入れ、2分ほど加熱しては混ぜる作業を全体にとろみが出るまで繰り返す。ルウが少なかった場合は追加で入れ、水で濃さを調整しよう
(3)混ぜる! かき混ぜてルウを溶かしたら再度レンジに入れ、2分ほど加熱しては混ぜる作業を全体にとろみが出るまで繰り返す。ルウが少なかった場合は追加で入れ、水で濃さを調整しよう

野島 ここで食べても確実にウマいですが、一度よくかき混ぜてから再度レンチンして煮込み続けます。こうすることで今はカレー風味のおでんですが、最終的にはとろみが出て、絶品和風シーフードカレーって感じに仕上がりますから。

助手 確かにおでんは魚の加工品が多いけど、それでシーフードと称するのはどうなんスかね。

(4)完成!「具だくさん! コンビニおでんカレー」
(4)完成!「具だくさん! コンビニおでんカレー」

野島 つべこべうるさいな。ほら、完成したんで食べてみて!

助手 ウマッ!! レンチンしただけなのに完全にカレーになってる。しかもいろんな具材をじっくり煮込まないとできないようなコク深い味ッス!!

(5)激ウマ! 全体にとろみがついたら出来上がり。卵を取り除いていた場合はこの時点で元に戻そう。ご飯にかけてカレーライスにしても、カレーうどんやカレーそうめんにしてもウマい!
(5)激ウマ! 全体にとろみがついたら出来上がり。卵を取り除いていた場合はこの時点で元に戻そう。ご飯にかけてカレーライスにしても、カレーうどんやカレーそうめんにしてもウマい!

野島 この味はおでんのだしをベースにしないとなかなか出せない味なんですよね。カレーライスはもちろん、麺類にかけても最高に合いますし、何より食欲増進効果もあります。今年の夏はコンビニおでんカレーで夏バテを吹き飛ばしましょう!

助手 カーッ、ウマい! やっぱり夏におでんなんていらなかったんや!! カレー最高ッス!

野島 ハッ、夏のおでんを推すつもりが完全に逆効果になってしまいましたね......。

●野島慎一郎(のじま・しんいちろう) 
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』

撮影/野島慎一郎