新型コロナウイルスの影響をきっかけに、業種や職種によってはテレワークを導入した企業は多い。
しかし、もうテレワークに慣れてきたとはいえ、自宅であるがゆえに仕事モードに気持ちを切り替えられなかったり、気分が乗らないという人も多いのではないか。仕事モードへの切り替えをするために、どんな工夫が必要なのだろうか。

『ゼロからはじめるテレワーク実践ガイド』(田口和裕、森嶋良子著、インプレス刊)では、テレワークの歴史や概念、テレワーク時のルール、セキュリティ対策、ビデオ会議ツールやビジネスチャットのスムーズな使い方、上司や同僚との上手なコミュニケーション方法、誘惑を断ち切り仕事に集中するコツを紹介している。

■在宅勤務、気持ちが切り替わらないときにすべきことは?

多くの人がテレワークにおいて「生産性が落ちている」「仕事へのモチベーションが上がらない」といった悩みを持っているという。では、どうすればその悩みを解決できるのか。

気持ちを切り替える方法で有効なのが「着替え」だ。一日中、部屋着やパジャマではダラダラしてしまいがちになる。一方、外出しても恥ずかしくない格好に着替えれば、プライベートから気持ちを切り替えることができる。

また、男性ならば「髭を剃る」、女性の場合は化粧をするなど、身だしなみを整えることも有効。気持ちの切り替えだけでなく、急なビデオ会議が入っても、慌てずにすむという実用性もある。

他に、仕事の場所を決めておくのもいい。仕事部屋がなくても、折り畳み机を広げてパソコンを設置するだけでも仕事専用スペースとなり、気持ちを切り替えることができるのだ。

■気分が乗らないときはルーチンを取り入れよう

「やる気が起きない」「気分が乗らない」という場合は、ルーチン・習慣化が有効だと本書。職場で仕事をする場合、通勤して出勤し、自分のデスクに座るというだけでも、その一連の動作が習慣化されていて仕事モードに気分が切り替わっていた。

だから、リモートワークの際にも、歯磨き、洗顔、着替え、歩いて出勤の代わりに散歩というように、仕事をはじめるまでの一連の行動を習慣化し、ルーチンを作ることで、気持ちを切り替えるのだ。

そのポイントは、職場に出勤するときと大きくパターンを変えないこと。すでに習慣化しているパターンに似ていれば、テレワークでもスムーズに仕事が始められる。仕事前にはイレギュラーな行動はせずに、淡々と準備をすることが大切なのだ。

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これからの時代は、テレワークでの仕事のやり方にも慣れていく必要がある。ちょっとした工夫や本書で紹介されている便利ツールを利用することで、テレワークも快適に行えるようになるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)