新型コロナウイルスの影響で、長引く外出自粛要請。テレワークが浸透し、働き方も大きく変わりました。
それと同時に、自炊を取り入れたり、テイクアウトを利用したりと、食生活も大きく変わったのではないでしょうか。

そこで心配なのが、「新型栄養失調」です。
新型栄養失調とは、摂取カロリーは足りているのに、必要な栄養素が取れていないために体の不調につながる症状のことで、いまの日本人に多いと言われています。とくに、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの不足は、基礎代謝や免疫力の低下につながることも。

外食のときは栄養に気をつけてメニューを変えていた人も、自炊やテイクアウトが中心になると、どうしても自分の好きなものや、作るのが簡単なものになってしまいがち。気づかないうちに栄養が偏ってしまっているかもしれません。

こうした事態を避ける手段として、医師の伊藤明子先生は、「抗酸化ごま」を毎日の食事に取り入れることを提唱しています。「抗酸化ごま」は伊藤先生が考案したもの。とにかく、何にでも混ぜたり、かけたりするだけで、あっという間に健康食に早変わりすると言います。

表紙

■まさに「栄養の宝庫」ごまをサッとひとふりするだけでカラダが変わる?

伊藤先生の著作『医師がすすめる 抗酸化ごま生活』(アスコム刊)によれば、ごまはひと粒ひと粒にバランスよく栄養が含まれているスーパーフード。
ごはんにさっとひとふりしたり、スープに混ぜたり、煮物や炒め物とあえるだけで、たとえば次のような健康効果を手軽に取り入れることが期待できるといいます。

表紙

ごまの成分のおよそ50%は良質な脂質。その中には、リノール酸とオレイン酸が含まれています。これらは不飽和脂肪酸と呼ばれ、コレステロールを抑えたり、間接的に免疫力をアップさせたりすることで知られています。

また、ごまは亜鉛、鉄、銅、リン、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富。とくに亜鉛は、肉類の中で比較的含有量が多い牛肩ロース(赤身)の1.3倍も含まれています。本書によると、細菌やウイルスから体を守る免疫機能は、亜鉛のサポートによって活性化されるそう。このところ、免疫の活性化に亜鉛が必須であることが世界的に再注目されていて、亜鉛のサプリが世界的に売れているといいます。

そして、ごま全体のおよそ20%を占めるのがタンパク質。巣ごもり中に筋トレに励む人も多いと思いますが、筋肉の材料となるタンパク質を摂らなければ、その効果は大きく減ってしまいます。また、タンパク質は免疫の抗体の材料でもあるので、ウイルスや細菌から体を守るのには不可欠。ごまから摂れるタンパク質の量は限られてはいるものの、もっとも積極的にとりたい栄養素のひとつ。ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、ビタミンE、葉酸などごまに含まれる栄養素は、皮膚や粘膜の新陳代謝を促したり、健康的な肌や髪の毛を作ったりする効果があるとされます。

食物繊維も、ごまは100 gあたり12.6 gと、レタスの約12倍! 腸内環境を整えることで、脳の働きが活性化するといわれています。

まさにごまは、栄養の宝庫です。毎日ごまを食べることで、「新型栄養失調」のリスクを下げ、細菌やウイルスに強い体をつくることも期待できます。

■医師が考案 ごまの効果をさらに高める、6つの抗酸化ごま

そんなごまのパワーをさらに強化・補強するために、伊藤先生が考案したのが6つの「抗酸化ごま」。ごまと他の食材を混ぜるだけなので、誰でも簡単に家でつくることができます。

表紙    

■いつも料理に混ぜるだけ!手軽に美味しく朝をスタート!

ごまのよいところはその手軽さです。いつもの料理にサッと混ぜたり、かけたりするだけで、栄養効果を得られるうえに、独特の香りやコクが料理を美味しくさせてくれます。

特に忙しい朝はヨーグルトに混ぜたり、パンにかけたり、みそ汁やスープ、納豆に混ぜたりすれば、簡単にごまを取り入れて一日をスタートできます!

表紙

セサミンを含有するごま特有の成分「ゴマリグナン」には、体内の活性酸素を撃退し、細胞を修復する「抗酸化・抗糖化作用」で老化や病気を遠ざける働きもあります。6つの抗酸化ごまを作り置きしておき、その日の料理や気分でどれを使うかを決めれば、いつもの食事が楽しく、張りのあるものになるでしょう。

かつてないほど健康への意識が高まる一方で、栄養不足にもなりやすい今こそ、伊藤先生が提唱する「抗酸化ごま」を試してみてはいかがでしょうか。

(新刊J P編集部)