大盛のぞみ 猫マンガ「やっぱ、猫じゃけぇ」1コマ目

大盛のぞみ 猫マンガ「やっぱ、猫じゃけぇ」2コマ目

大盛のぞみ 猫マンガ「やっぱ、猫じゃけぇ」3コマ目

大盛のぞみ 猫マンガ「やっぱ、猫じゃけぇ」4コマ目

 岩海苔との出会いは、インスタ上でした。

 私の漫画の担当編集者の友部さんという方が、「千葉在住の猫アレルギーの妊婦さんが、老齢の親子猫5匹を保護している!」と連絡して来てくださったのです。

「ぎゃー!!それはヤバい!」と思い、早速私のインスタ上のアカウントから譲渡募集をかけたんだけれども引き取ってみようかという方はなかなか現れず……。

 実際に猫たちに会ってみようか!と保護されているお宅に出向いてみました。

 初めて出会った時の岩海苔は、当時ヤマトという名前で保護されていました。

 他のメンバーがビューンと隠れたため隠れる場所がなくて仕方なくダンボールの上に座っている、という状態で固まっていました。

 瞳孔はガン開きで、毛は逆立っておりとっても機嫌が悪かったです。

「でっかくて威圧感のある岩みたいな猫だな〜」と思ったのを覚えています。

 保護された老猫家族の中で、唯一の腎臓の疾患持ち。気性は荒めで猫嫌い、という性質を聞いて「は〜。この子はなかなかもらい手決まらないよな……」と私の心にはモクモクと黒い影が。

「しんどい人生だろうけど、頑張れよ……」と岩海苔の背中をなでてみると、コチラを大きな丸いビー玉のような目で見上げてきました。

 その時に“ビビビビ!!!”と私の心に、すさまじい電流が。

 この子を連れてかえらねば!!と思い、ダンナの意見も聞かずに「この子はうちの子にします!!」と、連れかえってしまいました。

 連れかえってみたものの、旦那はホントに呆れかえり「絶対面倒見ないからね!」宣言。

 岩海苔も岩海苔でじっと階段に籠城。初日はオシッコもせず固まったままで本当に心配しました。

 階段から降りてこず、なかなか懐かない岩海苔の近くに当時2歳だったムスメとずっと座っていたのを思い出します。

 永遠に懐かないかと思われた岩海苔だったけど、少しずつ心を開き、今やもう「私が産んだっけ!?」と思うほどに私にベッタリ。他の猫たちのいいお父さん代わりになりました。

お布団で寝ている白黒猫「岩海苔」

 岩海苔がいなかったら、私は猫大好きおばさんにならなかったなあ。

 猫の面白さ、可愛らしさを身をもって毎日教えてくれる岩海苔。

 今年でもう14歳。

 白髪も増えてしまったけれど、一日でも長く一緒に暮らしたい。ヨボヨボになってもお母ちゃんとずっと一緒にいておくれ。

 心の底からそう思ってます。

(この連載は隔週金曜日に更新します)