犬の健康チェックをする獣医師

 病気やトラブルから犬や猫を守るため、飼い主さんにぜひ知っておいてほしい知識を、シリウス犬猫病院の院長、石村拓也獣医師が教えてくれます。今回は健康診断についてです。

6歳の小型犬、実はもう40歳?

 近年、犬猫の寿命は伸び、ヒトと同様に長生きする犬猫が増えています。

 大切な家族の一員であるわんちゃん猫ちゃん、人間に換算すると何歳くらいになるのでしょうか?

 犬はだいたい1〜2年で、人間でいえば成人を迎えます。サイズによって年の重ね方が多少変わるのですが、犬の場合、成犬以降は小型・中型犬で1年に約4歳、大型犬は1年に約7歳のスピードで年齢を重ね、シニア期を迎えていきます。

 一般的に小型犬は6歳ごろになるとシニア期に入ったと考えられます。

「6歳」と言われるとまだまだこどものような気もしますが、小型犬で考えるとヒトの40歳に相当します。いつのまにか飼い主様と同じ年齢ということも!

定期的な健康診断をうけよう

 ヒトだって若々しく見えても40代になれば何かしら不調も出てきますよね。それと同じでシニア期に入ると病気にかかるリスクはぐっと増します。

 シニアに入った人が毎年健康診断を受診するように、犬猫も動物病院で健康チェックを行うことをおすすめします。そうすることによって病気の早期発見・早期治療につながります。

犬の健康チェックをする獣医師

 健康診断の頻度は若い時は1年に1回、シニア期に突入したら半年に1回がおすすめと言われています。半年に1回なんて頻度が多すぎない?なんて思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

 犬猫にとっての1年は、ヒトにとっての4〜5年くらいに相当します。ぜひ定期的に健康診断を受けましょう。

ペットの年齢を意識し、変化を見過ごさない

 私たち人間が、加齢とともに体調や体力に変化が生じるように、いつまでも子どものように可愛らしく元気に見える犬猫も、年齢を重ねるにつれ外見からは見えない変化が生じているかもしれません。

「いつの間にか、私よりも年上になっていたなんて……」と、ご家族さまの年齢を超えていたことにびっくりされる方も多いです。

 この機会にあらためて、ご自身のペットの年齢を意識してみましょう!もしかしたら、これまで見過ごされていたペットの変化に気づくかもしれません。

(次回は3月10日に掲載予定です)

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