【ニュース提供=スポーツ・ソウル】「今話すのは慎重になるが、(ロシアW杯最終エントリーが決まる)最後まで競争しなければならない」

4月21日、大阪府吹田にあるパナソニックスタジアム吹田で行われたJリーグ第9節ガンバ大阪対セレッソ大阪の“大阪ダービー”で決勝ゴールを決めたファン・ウィジョ(ガンバ大阪)は笑いながらこう話した。W杯が遠のいたというよりも、最後まで挑戦する姿勢でコンディションを整えるという意志を抱いている。

所属チームでも代表チームでもワントップとしてプレーするファン・ウィジョは、今季Jリーグ序盤、得点ランキングで上位を争っている。これまで9試合のうち8回スタメン出場して6ゴールを決め、得点ランキング2位タイに浮上。首位のウーゴ・ヴィエイラ(横浜F・マリノス、7ゴール)とは1ゴール差だ。

昨年半ばにKリーグ2の城南FCを離れ、ガンバ大阪のユニホームを着たファン・ウィジョ。入団初年度は下半期15試合(リーグ戦13試合)に出場し、3ゴールを挙げた。プロデビュー以来、初めての海外リーグ挑戦で、チームに合流するや否や収めた成果としては悪くなかった。

昨年7月にJリーグ最高のダービーである“大阪ダービー”でデビューゴールを決め、その後、鹿島アントラーズ、浦和レッズという伝統的な強豪を相手に得点を挙げ、大舞台に強い男と呼ばれた。

入団2年目を迎えた今年は、ガンバ大阪に完全に溶け込んだ。3月18日の柏レイソル戦、同31日のFC東京戦で相次いでマルチゴール。4月にはジュビロ磐田、セレッソ大阪戦に続けてゴールを決めた。

「G大阪は確実に昨年とは違う」

特に『スポーツ・ソウル』が訪ねたこの日の大阪ダービーでは、貴重なPKを獲得し、自らキッカーとして決勝ゴールを決めた。セレッソ大阪のゴールキーパーである韓国代表のチームメイト、キム・ジンヒョンの壁をもう一度破った。

ファン・ウィジョはこう話す。

「確実に昨年より、私も同僚たちも互いのプレースタイルに慣れており、有機的なパフォーマンスをできている」

ワントップではあるが、サイドでの力強い突破と厳しい角度から放つ正確なシュートが持ち味のファン・ウィジョは、ガンバ大阪にとって、大きな戦力になっている。ガンバ大阪はシーズン序盤、勝ち点7(2勝1分け6敗)にとどまり、18チーム中17位に止まっている。セレッソ大阪とのライバル対決に敗れた場合、レビークルピ監督が更迭されかねないという噂まで流れたほどだ。

まさにファン・ウィジョがチームの救世主になったわけだ。ファン・ウィジョはこれまでの9試合でチームが挙げた9ゴールのうち6ゴールを決めた。

セレッソ大阪のユン・ジョンファン監督もこの日、「最近、ガンバ大阪の中盤、守備陣が過去よりも弱くなったが、ファン・ウィジョが前方で自らゴールを生んでいる」と語った。

ファン・ウィジョが感じた「Kリーグ」と「Jリーグ」

ファン・ウィジョは昨年10月に韓国代表が海外組だけでチームを構成して行った欧州遠征(ロシア、モロッコと対戦)で選出されて以降、代表に招集されていない。W杯体制の代表チームのワントップの競争の中、ファン・ウィジョが押し出されたわけだ。

しかし、今年のトルコ遠征と欧州遠征などを経て、韓国代表のシン・テヨン監督は、リスクを最小化するために残りの20%を構想すると明らかにした。

依然として、ソン・フンミンをはじめ、ファン・ヒチャン、イ・グノ、キム・シヌクが攻撃陣のロシア行き有力候補に挙げられているが、ファン・ウィジョをはじめ、チ・ドンウォン、ソク・ヒョンジュンも逆転を狙っている。

ファン・ウィジョはワントップの選手の中ではもっとも良いコンディションを見せている。ファン・ウィジョは、「最後まで競争したい」と話す。

「今は(W杯について)話しにくいが、所属チームで今のように良いプレーを見せてチームの順位も上がれば、挑戦できるのではないか。いつも代表チームの試合は見ている。韓国でフィジカルとスピード中心のスタイルを身につけたとすれば、日本では特有のパスサッカーやテクニカルなサッカーの中で競争力を高めている」

“大阪ダービー”で続けてゴールを挙げ、大阪市民に認められたファン・ウィジョは、「(昨年の)初の大阪ダービーでは無我夢中だったがが、二度目の今回はもっと余裕を持ってプレーし、満員のスタジアムの雰囲気を楽しめたと思う」とにっこり笑った。

(構成=李 仁守)