韓国では本日9月30日から、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休が始まった。今年は9月30日から土日を含めて5連休と、それほど長くはない。

例年、この時期は一部の20〜30代の社会人女性にとって待ちわびた時期ともいえる。いわゆる“秋夕整形族”だ。普段から整形を考えていたが、まとまった休みが取れないので実行できないという社会人にとって、秋夕は手術を受けられる絶好のチャンスだろう。

連休初日に手術を受けて回復を待てば、連休明けには何事もなかったように出勤できる。そんな需要を知っているため、ソウル・江南にある多くの整形外科は連休中の割引イベントを開催したりしている。

そんな“秋夕整形”とはまた違った整形にまつわる興味深いワードが、最近になって韓国で使われている。

“孝道(ヒョド)整形(ソンヒョン)”という言葉だ。

「孝道」とは「親を敬い仕える道」のことで、要するに「親孝行として整形手術をプレゼントする」といった意味になる。

当然ながら人間は歳を重ねるごとに皮膚が重力の影響で下がり、顔は老けていく。そこで歳をとった両親に整形手術をしてもらい、若さを取り戻してもらおうというのが趣旨だ。

韓国メディアをいくつか引用すると、「最近、両親に特別なプレゼントとして若く見られるようにするために、整形外科に“孝道整形”を問い合わせる人が多いという」「秋夕が近づきながら両親に何かプレゼントしようとする人の選択肢に、整形の需要が高まっている」といった具合だ。

人気のある“孝道整形”としては、上まぶた(上眼瞼)・下まぶた(下眼瞼)の整形手術、眉毛の位置調整、目元の脂肪再配置など。

つまるところ、目の周辺の整形だ。一般的に年齢が出やすい部分といわれているため、当然かもしれない。

韓国メディアとのインタビューで、とある整形外科の院長は「整形に対する認識が日ごとに肯定的な方向に変化している。特に20〜30代が主な患者だった過去とは違い、40〜60代、高齢層も整形を通じて見た目だけでなく、機能的な問題を解決している」と説明した。

いずれにしても整形手術を受ける幅が広がっている韓国。両親にいつまでも若々しくいてほしいという思いは親思いに違いないが、はたして。

(文=S-KOREA編集部)