旅行に持っていく必須持ち物リストからは外れるかもしれないが、あると断然快適に過ごせるのが、自前の「スリッパ」や「ルームシューズ」だ。


最近はほとんどのホテルが、消毒済みのスリッパや、不織布などの使い捨てスリッパを用意しているので、「なんでわざわざ?」と思う方も多いかもしれない。しかし、筆者は声を大にして言いたい。お気に入りの部屋履きが、寛ぎのひとときを確実にランクアップしてくれることを!


そこで本記事では、


・携帯用スリッパにおすすめのタイプ
・編集部厳選5アイテム


を紹介しよう。

スリッパ、バブーシュ、ビーサン……おすすめのタイプは?

いわゆる「スリッパ」というと立体形状でなんだかかさばりそう……と思われるかもしれないが、構造や素材の軽さによって、旅向きのデザインのものは色々と見つかる。例えばかかとを潰して履くタイプの「バブーシュ」は、レザーや布製のものがあり、ぺたんこにしやすいので携帯用にぴったりだ。



旅のお土産に買ったカラフルなモロッコ製バブーシュや、インド刺繍が美しいスリッパサンダルを、ずっと家で眠らせている……というような方は、ぜひ旅先でのルームシューズとしてこれらを活躍させてほしい。


また、視点を変えれば「ビーチサンダル」も快適なスリッパ代わりになる。「部屋ではとにかく裸足になりたい、足指を解放したい」という方は、ビーチサンダルが最適解。同様に草履タイプのスリッパや雪駄も、素足で気持ちよく過ごしたい方にオススメ。



また、女性向けなら、底が柔らかくて二つ折りにできるフラットシューズやバレエシューズも販売されている。これらはおしゃれな収納袋とセットになっているものもあり、旅先や機内だけでなく、子供の学校行事に参加する際の上履き代わりとしても重宝する。


携帯用スリッパやルームシューズを使った後は、水で丸洗いするか、アルコールで拭くなどの手入れをしたいもの。これらが面倒だけれど、自前のスリッパでないと不安……という方は、使い捨てスリッパを自宅にストックしておくという手もある。楽天やAmazonなどの通販サイトを探せば、100足単位などで購入できる。

これはほしい!メイド・イン・ジャパンの部屋履き5選

ここからは、機内誌『SKYWARD』編集部が日本各地で見つけた、メイド・イン・ジャパンのおすすめ商品を見ていこう。

toe to knee(トートーニー)〜薄く柔らかなレザー

「001 スリッパ」
税込販売価格:4,400円〜6,600円
サイズ:子供用含む9サイズ
カラー:ブラック、ブラウン、キャメル、ナチュラル、ピンク、ライトブルー


「toe to knee(トートーニー)」は東京・浅草にある、はきものと革製品のブランド。つま先から膝までの「toe to knee」から名付けられた。


1枚の牛革を1カ所だけ縫い合わせて作るスリッパは、履き込むほどに足に柔らかく馴染む。とても薄手で軽く、携帯用に最適。水洗いも可能だ。ブラックやピンクなどのくすみカラーもシックで素敵。


▲出典:トートーニー

ABE HOME SHOES〜カラフル!帆布バブーシュ

「帆布バブーシュ」
税込販売価格:2,530円〜3,300円
サイズ:子供用含む5サイズ
カラー:カーディナルレッド、マスタードイエロー、オリーブグリーン、ターコイズブルー、ランプブラック、スレートグレー、ナチュラル


「ABE HOME SHOES」は「家に帰ったら、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」との想いから開発されたファクトリーブランド。日本のスリッパ生産の約4割を占めるという山形県河北町にある阿部産業が手がける。


自社職人が手作業で縫製する帆布バブーシュは、気持ちがパッと明るくなるようなビタミンカラーが魅力。かかとを倒しても立てても、お好みのスタイルで。洗濯機で丸洗い可能。


▲出典:阿部産業

TSUKUMO〜今や希少な天然ゴム製

「神戸クラシック」
税込販売価格:1,980円
サイズ:6サイズ
カラー:ブラックのみ


25年ほど前まで神戸で作られていた天然ゴムの台を復活させたいという思いから、ビーチサンダル製造会社の「九十九(TSUKUMO)」が生み出したのが、この「神戸クラシック」。ぴったりと足の裏にくっつく履き心地と、高いクッション性が特長。


九十九(TSUKUMO)では、「神戸クラシック」以外に、合成ゴム台ならさまざまなカラーリングのビーチサンダルが揃う。いずれも鼻緒は日本製の象徴である「六本線」だ。


▲出典:九十九(TSUKUMO)

SASAWASHI〜さらっと快適な「ささ和紙」

「ルームシューズ」
税込販売価格:4,180円
サイズ:3サイズ
カラー:ベージュ、キャメル、グレー


クマザサを漉き込んだ和紙から糸を撚り、布に織り上げた「ささ和紙」で作るルームシューズ。足の甲をすっぽり覆う丸みのあるデザインに、気持ちもほっこりする。内側まで「ささ和紙」のため吸湿性が高く快適なうえ、抗菌防臭効果があるのも嬉しい。


ルームシューズのほかに、ソフトスリッパ、スリッパ、ルームブーツも展開。


▲出典:SASAWASHI

朝市工房 福ふく〜伝統の手仕事 布ぞうり

「布ぞうり」
税込販売価格:2,800円〜
すべて1点もの


青森県の中央、十和田湖にほど近い新郷村戸来地区で布ぞうりを一つ一つ手作りしている「朝市工房 福ふく」。端布や古布を編み込んだ台に鼻緒をすげた布ぞうりは、一度足を入れてみると、その気持ちよさに手放せなくなる一品。


その時々で手に入った素材を用い、一つずつ手作りする1点ものなので、色柄やサイズはまちまち。気に入ったものが見つかったら、即購入をおすすめしたい。洗濯も可。


▲出典:工房暖簾ギャラリー

お気に入りのスリッパで快適な時間を

日本各地で作られる個性派スリッパとルームシューズ、いかがだっただろうか。外出先での使用を想定し、携帯しやすいアイテムを紹介したが、いずれも履き心地抜群で自宅でも使いたくなってしまうものばかりだ。


旅先や出先で、自分の気に入った持ち物と一緒に過ごす習慣は、サステナブルな暮らしの第一歩でもある。この気持ちよさ、ぜひ一人でも多くの方に体験してみていただきたい。