[J1第35節]横浜8-0FC東京/11月6日/日産スタジアム

【チーム採点・寸評】
横浜 7
ホームで圧巻のゴールショーを展開。前田のハットトリックを含む今季最多8得点を奪って大勝を収めた。前節の結果で優勝の可能性は消えたが、精神的な強さをしっかり発揮。この勝利で3位以内を確定させ、来季のACL出場権を獲得した。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
中盤に空いているスペースを見つけて正確なミドルパスを通すなど、攻撃の一歩目として機能。

DF
25 小池龍太 7
彼本来のアグレッシブさが戻ってきた。常に全力プレーで右SBながら2ゴールをマークする。

DF
13 チアゴ・マルチンス 6.5
オープンな展開になっても守備のリスク管理を怠らない。森重の退場を誘ったシーンも価値ありだ。
 
DF
24 岩田智輝 6(68分OUT)
カバーリングとビルドアップの両方をスムーズにこなす。確勝を得たことでこの日は早めにベンチへ。

DF
5 ティーラトン 6.5
走り込む前田にぴたりと合わせるクロスで久しぶりのゴール関与。球際の攻防でも負けなかった。

MF
6 扇原貴宏 6.5(78分OUT)
美しいサイドチェンジで攻撃の起点となる。ボールへのアプローチとカバーリングの判断も的確。

MF
8 喜田拓也 6.5(63分OUT)
優勝の可能性が消えた次の試合で先発すると、チームをしっかりと引き締め直して勝利へ導く。
【ハイライト動画】横浜が8発圧勝!自慢の攻撃力でFC東京を粉砕
MF
10 マルコス・ジュニオール 6.5
PKをしっかり決めて9得点目。2度目のPKは得点王を目指す前田に譲る大人な立ち居振る舞いも。

FW
23 仲川輝人 6.5(63分OUT)
森重のファウルを誘うエリア内侵入は見事。このワンプレーによるチーム2点目が大きかった。

MAN OF THE MATCH
FW
38 前田大然 7.5
存在そのものが戦術だ。ハットトリックを達成し、得点王が現実味を帯びる今季21ゴール目。

FW
7 エウベル 6(63分OUT)
ミドルエリアで局面を打開するドリブルは威力を発揮。しかしファイナルサードで精度を欠いた。
 
途中出場
FW
9 レオ・セアラ 6(63分IN)
強烈なミドルシュートなど惜しい場面はあった。水沼からのクロスは相手DFにブロックされた。

FW
18 水沼宏太 7(63分IN)
自己犠牲のアシスト、自慢の武器で誘ったオウンゴール、そして意地と魂がこもった弾丸ミドル弾。

MF
14 天野 純 6(63分IN)
相手が失点覚悟で得点を狙ってくる時間帯ということもあってか、思うようにチャンスを作れなかったが及第点の働きぶり。

DF
36 角田涼太朗 6(68分IN)
大量リードに守られて今季初出場。アダイウトンとのマッチアップは今後の財産になるだろう。

MF
26 渡辺皓太 −(78分IN)
バランサーの役割を与えられてしまうとプレーが縮こまってしまう。殻を破りたいが、難しい。

監督
ケヴィン・マスカット 6.5
全体的に早めの交代策で持っている戦力をフル活用。連敗を2で止めてリスタートに成功した。
 
[J1第35節]横浜8-0FC東京/11月6日/日産スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 4
前田の個人能力に屈した1失点目はともかくとして、以降はミスのオンパレードでほとんど自滅のような展開に。特にGKやCBといったポジションの選手があれだけ低調では試合にならない。残り3試合はプライドを取り戻すための戦いになる。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 4
クロス対応を誤って痛恨の失点を喫した。2点ビハインドとはいえ許されない凡ミスだった。

DF
22 中村拓海 4.5(28分OUT)
前田との徒競走に負けたことよりもボールから目線を切ってゴールカバーを怠った罪が重い。

DF
4 渡辺 剛 4.5
先制点を献上したためオープンな展開が多くなり、結果として下がりながらも難しい対応が増えた。
 
DF
3 森重真人 3.5
大量リードを許して集中を保つのが難しいのは分かる。しかし、あまりにも残念な退場だった。

DF
50 長友佑都 4.5
技術的なミスが散見された。チーム事情もあるとはいえ、この試合で日本代表SBか判別は不可能。

MF
10 東 慶悟 4.5
立ち上がりはアグレッシブなプレスでチームを動かしたが、時間経過とともに存在感が稀薄に。

MF
18 品田愛斗 4.5(28分OUT)
チームが序盤から失点を重ねた結果、不運としか言いようがない交代。何もできずに終わった。
 
MF
31 安部柊斗 4.5
前線からのプレスに連動したものの、ほとんどが後追いになってしまっては効力を発揮しない。

FW
20 レアンドロ 4.5(53分OUT)
随所にパワーとテクニックを披露。一方で不必要なファウルなどで良い流れを止める場面も。

FW
11 永井謙佑 5(53分OUT)
自慢のスピードを生かす展開に恵まれず。守備に奔走するばかりでゴールチャンスはなかった。

FW
9 ディエゴ・オリヴェイラ 5(41分OUT)
森重の退場処分による戦術的意味合いが濃い交代。チームメイトに足を引っ張られる格好に。
 
途中出場
MF
21 青木拓矢 5(28分IN)
中盤に広がる広大なスペースを埋めようと必死に走ったが、物理的にどうしようもない部分も。

MF
23 渡邊凌磨 5.5(28分IN)
マイボールになった瞬間に相手陣内へ突進するスプリントには、一矢報いようという意思があった。

DF
34 大森理生 4.5(41分IN)
すでに大量失点していたという事実はあるが、後半立ち上がりの失点は防ぎたかったところ。

FW
15 アダイウトン 5(53分IN)
孤軍奮闘のドリブル突破から力強いミドルシュートを放つも、ゴールには遠く及ばなかった。

MF
7 三田啓貴 5(53分IN)
5点ビハインドの状況でゲームコントロールするのは容易ではない。中盤での効果的なプレーは限られた。

監督    
長谷川健太 4
先発出場した数人の選手に闘う気概が感じられなかった。その点における責任の所在はどこか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)