11月16日に行なわれたイタリアU−21代表対ルーマニアU−21代表のフレンドリーマッチで大きな話題を提供したのが、DFシモーネ・カネストレッリだ。イタリアU−21代表デビュー戦となったこの試合で、29分にオウンゴールを記録。名誉挽回とばかりに61分、68分、71分の10分間で、いずれもヘディングでゴールを決めて、CBながらハットトリックを達成したのだ。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、イタリアU−21代表でハットトリックを決めた選手は過去に14人。FWクリスティアン・ヴィエリ、FWエミリアーノ・ボナッツォーリ、FWアルベルト・ジラルディーノ、FWジャンパオロ・パッツィーニらで、さらにデビュー戦でのハットトリックとなると、FWセルジョ・マジストレッリ(1971年)とFWクリスティアーノ・ルカレッリ(96年)の2人しかいない。

 過去の14人はいずれもFWか攻撃的MFで、DFが記録するのは史上初。しかも史上3人目のデビュー戦ハットトリックという記録づくめだった。同紙は、3人とも苗字の最後が「レッリ」だとも伝えている。

 ユース年代の代表の常連であるカネストレッリは192センチの大型CBで、育成に定評のあるエンポリ下部組織の出身。2020−21シーズンはアルビノレッフェ(セリエC)でプレーし、今シーズンはクロトーネ(セリエB)にレンタル移籍して研鑽を積んでいる。シーズン終了後には、保有元のエンポリ(セリエA12節終了時点で11位)に復帰する予定だ。
 
「とても美しいデビュー戦だった。でも、まさかこんな結果になるとは、まったく想像していなかったね」と4−2で勝利した試合後に語ったカネストレッリ。この試合で使われたボールと着用したユニホームを、父ミルコにプレゼントするとも明かしている。

 父のミルコは元サッカー監督で、かつては大人のチームを指導。現在は子供たちにサッカーの楽しさを伝えているという。「サッカーに興味を持つきっかけを作ってくれたのは父だった。いまでも父には感謝している。ユニホームを家に飾ってくれたら嬉しいね」とも語った。

 ド派手なU−21代表デビューを飾ったカネストレッリ。現在はセリエBでプレーしているが、今後、注目を集めるのは必至。セリエAの舞台で活躍する日も近いうちにやってくるかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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