[J1リーグ36節]清水1-0広島/11月20日(土)/IAIスタジアム日本平

【チーム採点・寸評】
清水 6.5
序盤はカウンターからチャンスを量産し、その後はポゼッションも増やして、きれいな崩しから先制点を奪った。終盤はチーム全体で声をかけ合いながら守り切り、16試合ぶりの完封で5試合ぶりの勝利。残留争いのなか、腰の引けていない戦いでの勝利は非常に大きい。

【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 6.5
後半はピンチが少なかったが、2度のビッグセーブを見せ、好判断でクロスを止めた場面も。ここぞという時間帯と場面でチームを救う仕事は、まさに真骨頂だった。

DF
4 原 輝綺 6(84分OUT)
前半は良い縦パスが目立ち、60分には思い切った攻撃参加からシュートも。守備でも安定したプレーを続け、今節も攻守に質の高さを見せた。交代時の負傷が心配される。

MAN OF THE MATCH
50 鈴木義宜 6.5
ヴァウドの出場停止で約半年ぶりに先発。空中戦ではほぼ勝利し、危ない場面にもうまく対応して無失点に貢献した。ビルドアップも冷静で、先制点に繋がる長いスルーパスはビッグプレーだった。

38 井林 章 6
鈴木義とは初めてCBでコンビを組んだが、2人でラインを細かくコントロール。的確なポジショニングでクロスをはね返し、危ないところもよくカバーした。

7 片山瑛一 6
前半はカウンターで活発な攻撃参加を見せ、自身もシュートを狙った。後半は押される展開のなかで冷静な守備を続けた。
 
MF
33 松岡大起 6.5
前線への進出は竹内に任せて中盤のバランスを保持。前半はインターセプトの多さも光って、カウンターに繋げた。苦しい時間帯もボールを追いかけ続け、走行距離は13キロメートルを超えた。

6 竹内 涼 6.5(84分OUT)
守備を力強く支えながら、攻撃にも思い切りよく出ていってチーム全体に積極性を与えた。残留争いをもっとも多く経験してきた選手としての頼もしさを発揮した。

16 西澤健太 6(75分OUT)
周囲とうまく絡みながら、カウンターでの好パスや自らの惜しいシュートも2本も見せた。セットプレーからチャンスは作れなかったが、攻守によく貢献した。
 
MF
14 後藤優介 6(61分OUT)
12試合ぶりの出場で、守備のスイッチを入れる役割と前線での動き出しで貢献。最後のところの質はやや足りなかったが、積極的にクロスやシュートを狙って自分の仕事は十分にこなした。

FW
23 鈴木唯人 6.5(84分OUT)
攻撃の判断や推進力が冴えて、前半はカウンターで大きな役割を果たし、30分には巧みな動き出しで裏に抜け出して先制点を演出。MOM級の働きだった。

9 チアゴ・サンタナ 6.5
厳しいマークを受けるなか、前線で身体を張って起点を作り、こぼれ球によく反応し、抑えの利いたシュートで貴重な決勝弾。エースの仕事をきっちりと果たした。
 
交代出場
MF
11 中山克広 5.5(61分IN)
右MFに入り、攻守にハードワーク。押される時間が多くなり、カウンターでスピードを生かすことはできなかった。

DF
39 山原怜音 6(75分IN)
SBではなく左MFに入り、馬力のあるドリブルからミドルシュートを放つなど、積極的にプレー。守備でも周りと連携しながら広島の右サイドを抑えた。

FW
19 ディサロ燦シルヴァーノ ―(84分IN)
攻める展開がほぼない時間帯で前線に入り、攻撃面で見せ場はなかったが、前からの献身的なチェイシングで逃げ切りに貢献した。

MF
20 中村慶太 ―(84分IN)
自分たちがポゼッションできない時間帯に入ったため、あまり持ち味は出せなかったが、守備で懸命にボールを追いかけた。

DF
18 エウシーニョ ―(84分IN)
ケガから復帰して約半年ぶりにベンチに入り、原の負傷で交代出場。久しぶりの実戦ながら攻守に冷静なプレーを見せ、チームに落ち着きを与えた。

監督
平岡宏章 6.5
前半は、縦に速い攻撃と確実にポゼッションする時間をバランスよく作り、意図する戦いを表現させた。後半の交代策はそれほど効果を発揮しなかったが、チームの結束力や前向きな姿勢を引き出したことは大きかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【ハイライト動画】清水がT・サンタナの一発を守り抜き16戦ぶりの完封勝利! 広島は4戦未勝利…
 
【チーム採点・寸評】
広島 5.5
前半は前線の動き出しや連携が不足し、中盤でもミスが目立ってカウンターを食らい、シュートは0本。守備でも一瞬の隙を突かれた。後半は立て直して押し込む時間を増やしたが、清水の粘り強い守りを崩し切れなかった。

【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
1失点はしたもののGKの責任とは言えず。身体を張って止めた場面もあり、全体として安定感を見せた。

DF
2 野上結貴 6
危険なパスミスもあったが、カウンターでピンチになったシーンでは、粘り強くシュートブロック。後半は惜しいクロスも見せた。

4 荒木隼人 5.5
T・サンタナと互角の激しいバトルを続けたが、クリアミスからピンチになる場面も。失点シーンでは佐々木との隙間をきれいに突破された。

19 佐々木翔 6
T・サンタナにも競り負けない身体能力の高さを存分に発揮。後半は的確なパスで押し込む展開に貢献した。
 
MF
18 柏 好文 6(55分OUT)
中にも積極的に入って野上や浅野にスペースを作り、ボールを持った際にはドリブルで相手に恐さを与えた。清水の守備陣にはやっかいな存在となった。

6 青山敏弘 5.5(76分OUT)
いつもの落ち着いたボールさばきは披露したが、違いを見せるパスは多くなかった。逆にパスミスが少し目立ってカウンターを食らう場面もあった。

17 松本泰志 5.5(55分OUT)
中盤で動き続けながらボールをさばいたが、無難な繋ぎが多く、チャンスに直結する前方向へのパスは少なかった。

24 東 俊希 5.5
右サイドの柏とは対照的に、タッチライン近くのプレーが多かったが、パスミスが少し目立ってあまりチャンスに絡めず。セットプレーのキックでも好機に至らなかった。
 
MF
29 浅野雄也 5(55分OUT)
裏への飛び出しよりも中盤や外に張ってボールを受けるシーンが多く、周りとの連携も不十分。スピードや恐さを発揮できないまま交代となった。

25 茶島雄介 5.5(87分OUT)
前半はあまり仕事ができなかったが、後半は持ち直してボールに関わる回数を増やした。そのなかで2度決定機があったが、シュートは枠をとらえられず。

FW
14 エゼキエウ 6.5
1トップで先発したなかで、シャドー2人との関係性は良くなかったが、個人としては身体のキレがあった。後半シャドーに下がってからは、能力を発揮して攻撃をけん引。守備でも献身的なスプリントを続けた。
 
交代出場
FW
23 鮎川 峻 6.5(55分IN)
力強いドリブルで前への推進力を生み、2本のシュートは権田の好守に阻まれたが、チームでもっとも多く決定機を作った。

DF
3 塩谷 司 6.5(55分IN)
ボランチとして入ったが、攻守に落ち着いたプレーを続け、チャンスに繋がるパスも多かった。押し込む展開に大きく貢献した。

MF
15 藤井智也 5.5(55分IN)
右WBに入り、裏を取ってクロスを送る場面もあった。逆サイドからのクロスにも入っていったが、決定機は作れず。

FW
37 ジュニオール・サントス ―(76分IN)
左シャドーに入って、身体の強さを生かしたキープを見せたが、その先のプレーはもうひとつで、チャンスに絡めなかった。

MF
26 土肥航大 ―(87分IN)
ボランチに入って前線にも積極的に進出していった。しかし時間が短く、スペースもないなかで評価要素はあまりなかった。

監督
沢田謙太郎 5.5
出場停止が2人いたなか、前線3人の組み合わせを変えてきたが、そこは機能せず。後半は立て直して、早い時間の3枚替えも効果を発揮したが、同点ゴールには至らなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)

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