マジョルカの久保建英は19日のグラナダ戦で今シーズン初めてフル出場を果たした。試合には1‐4で敗れたものの、終了のホイッスルが鳴るまでピッチ上で披露した動きは周囲からの評価も高く、何より故障明けのフィジカルが万全であることが証明された点では満足のいくものだった。

 11月27日のヘタフェ戦で約2か月ぶりの故障から復帰した日本代表MFは、12月4日のアトレティコ・マドリー戦で、後半終了間際にカウンターからの見事な飛び出しから劇的な決勝ゴール、持ち前の勝負強さを発揮した。今後は再びスタメン定着、そして試合を支配する存在として、大きな期待が寄せられている。

 年内のスケジュールを終えた久保に対し、保有元であるレアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、ここまでのプレー内容、さらにマドリー復帰の可能性について言及している。

 同メディアは、「マジョルカに戻った今シーズン、クボは最初の数試合ですぐにチームを牽引する存在となり、20歳という年齢でありながら、再び爆発的で決定的な選手となる兆しを見せてくれた」と、序盤ですでに中心的位置付けだったとして振り返った。

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 しかし、9月のサンティアゴ・ベルナベウでのマドリー戦で右膝を痛め、ハーフタイムで交代。「その違和感が予想以上に重くのしかかり、結果として2か月もチームから離れ、復帰を疑う声も多く聞かれた」と、故障の影響が大きかったと指摘した。

 加えて、グラナダ戦でフル出場したことで、コンディション、パフォーマンスの高さも認めつつも「回復はしているが、マドリーはまだ日本人に多くのことを期待している」として、さらなる成長が必要であるとも述べている。

 また、記事は今後のマドリー復帰についても見込みを綴っている。

 ここまでの久保のプレーを踏まえ、「マドリーでも右ウイングでの起用が有力視されるも、現主力選手やコンバートされたプレーヤーがおり、このポジションでの定着は難しいだろう」と主張。

 そのうえで、「しかし、(カルロ)アンチェロッティ監督は日本人への門戸を閉ざすつもりはない」と、復帰の可能性も残されていると強調。「まだシーズンはたくさん残っているし、クボには自分をアピールして監督の目に留まる時間がある」として、今後のプレー次第で早期のレンタルバックもあり得ると示している。

 次戦は1月2日のバルセロナ戦。カンテラ(下部組織)に在籍した古巣が相手となる大一番で、より鋭さを増した久保のパフォーマンスがみられるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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