今年も残すところあと4日となった。本稿では、2021年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、元日本代表DFの内田篤人氏が3月のU-24アルゼンチン代表戦で三笘薫が持ち味の突破力を発揮できなかった理由を指摘した記事を再掲する。

記事初掲載:2021年4月2日

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 元日本代表DFの内田篤人氏が、DAZNの冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』のなかで、U-24アルゼンチン代表と2試合を戦ったU-24日本代表について言及した。

 東京五輪でのメダル獲得を目指すU-24日本代表は、3月26日に行なわれた初戦を0−1で落したものの、北九州で行なわれた3日後の第2戦では林大地(サガン鳥栖)の先制ゴールと板倉滉(フローニンヘン)のヘッド弾2発で3−0の快勝。南米の強豪を相手にリベンジを果たしている。

 内田氏はまず初戦について、「アルゼンチンが南米っぽいなぁ、と。シンプルに裏をとってきて、ゴリゴリ前に出て、球際でガシャガシャやって…それで終わっちゃった」と分析。続く2戦目は「(日本が)改善されて、逃げずに下がらずに前へ出て、守備も安定していた。点が入れば落ち着くよね」と評価した。

【動画】ドリブルを仕掛ける三笘を取り囲むアルゼンチン守備網
 
 今回の2連戦で注目を集めたのが、Jリーグで“無双状態”にある三笘薫(川崎フロンターレ)と19歳にして五輪代表の主軸を担う久保建英(ヘタフェ)の初共演だ。

 内田氏から、「三笘選手と久保くんはどうでした?」と問われたゲストの元日本代表FW佐藤寿人氏は、次のように印象を語った。

「Jリーグでほとんど止められることがない三笘選手が、あれだけボールを奪われた。逆にこれで彼がどう進化していくのかすごく楽しみ。久保選手はボールを取られることは少ないですし、仕掛けたらほぼほぼ外せる」

 すると、内田氏はその理由について「慣れだと思うんですよね」と切り出し、こう続けている。

「久保くんは外国人慣れしているから、南米だろうがヨーロッパだろうか、(ボールを奪いに)来たら、こんな感じねってパパーンと(抜ける)。三笘くんの場合は…Jリーグでやるのと海外の外人とやるのは違うから。どっちが上とかじゃなくて質が違う」

 そして、佐藤氏に同調し、「(この試合を受けての)リアクションが大事ですよね」と締めくくった。

 アルゼンチン戦を経て、三笘がどんな成長を見せるのか。再開後のJリーグでのプレーにますます注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部