欧州の各国リーグで奮闘している日本人選手が挙げた得点の中から、サッカーダイジェストWeb編集部がその月のベストゴールを選定する今企画。第4回目となる2021年12月の“最優秀弾”としてセレクトしたのは、ゴール量産中のストライカーが決めた巧みな一撃だ。

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12月の月間ベストゴール
古橋亨梧(セルティック)[12月19日、リーグカップ決勝・ハイバーニアン戦(〇2-1)の52分]

 ハムストリングの負傷から復帰し、公式戦3試合ぶりに先発した古橋亨梧が魅せたのは、先制を許した直後の52分だった。キックオフから繋がれたボールを得意の裏抜けで受けると、圧巻のトラップで足下に収め、左足のコントロールショットでネットを揺らしてみせた。

 さらに72分には、再び最終ラインの裏に抜け出ると、GKの頭上を越すループシュートで決勝点も奪取。2ゴールを挙げる大活躍を見せ、戴冠の立役者となった。

【動画】動き出し、トラップ、フィニッシュ、全てが秀逸!古橋がリーグカップ決勝で決めた圧巻ゴラッソ2発

 自身欧州初タイトルを掴んだ古橋に、英スポーツチャンネル『Sky Sports』は採点でチーム単独トップとなる10点満点中「9」点をつけ、「キョウゴ・フルハシがリーグカップ決勝でヒーローとなった」と称えている。
 
「アンジェ・ポステコグルー体制での最初のトロフィーだ。この試合を迎えるまで負傷していたキョウゴの活躍は、ハムデンパークの熱狂的なファンの前で決定的なものとなり、セルティックは通算20回目のリーグカップ制覇を達成した。

 ハーフタイム後はスリリングなプレーが続いた。ハイバーニアンは衝撃的なゴールで束の間の喜びを味わったが、1分後にキョウゴのゴールで立ち消えてしまった。そして20分後にも彼がゴールを決め、リアルヒーローとなったのだ」

 さらに、英公共放送『BBC』がマン・オブ・ザ・マッチに選出し、「他に誰がいるだろう? 聡明なパスを出したトム・ロギッチも候補とはなったが、キョウゴの2ゴールが何より素晴らしかった。文句なしのマッチウィナーだ」と絶賛すれば、ポステコグルー監督も試合後のインタビューで、100%のコンディションではないながらも、100点満点の結果を残したエースに特大の賛辞を寄せた。

「キョウゴが怪我をした瞬間から、私が何を言おうが、メディカルチームが何を言おうが、今日、彼がプレーしないなんてことはありえなかった。決して100%ではなかったが、彼がチームのためにプレーすることは分かり切っていた。このような大一番であの落ち着きようだ。ワールドクラスのフィニッシュを2つ見せた」

 セルティックには今冬、前田大然、旗手怜央、井手口陽介の日本人3選手が新たに加入。古橋は心強い味方を得て、さらにゴールを積み重ねることはできるか。リーグ戦ではトップのトニー・ワット(マザーウェル)と1点差の8ゴールを挙げており、得点王にも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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