昨年は青森県の強豪・青森山田が高円宮杯プレミアリーグEAST、夏のインターハイ、冬の選手権で頂点に輝き、3冠を達成。高校サッカー界に旋風を巻き起こした。今季は4月にプレミアリーグ、プリンスリーグが開幕。また7月24日に開幕予定の全国高校総体へ向け、すでに地域によっては予選を戦っているチームもある。

 熾烈な争いのなかで、どんな逸材が頭角を現すのか。本稿では、今後プロ内定を勝ち取りそうな大注目のプレーヤーや、春先から一気に評価を高めている上昇株、知られざるダイヤの原石など、編集部が厳選した300人の注目選手を紹介する。初回となる今回は、関西編だ。

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※実績の表記は下記の通り。
U-00=年代別日本代表(2021年、2022年実績)、高校選抜=日本高校選抜

【関西】
No.001
MF
河合勇徳(草津東/3年/182センチ)
プレースタイル:司令塔
幼少期から磨いてきたドリブルは「滋賀県内で取られないと有名だった」と自認するほど。加えて、3列目から繰り出すスルーパスでも相手の脅威になれるプレーメーカー。今季は得点やアシストなど数字へのこだわりが増し、飛躍の予感が漂う。

No.002
MF
真田蓮司(東山/3年/171センチ)
プレースタイル:司令塔
実績:U-17高校選抜
豊富な運動量を活かした攻守両面への関与と、正確な展開力が光るボランチ。守備の強度が増した昨年は、インターハイと選手権で全国ベスト8進出に大きく貢献し、U-17高校選抜にも選ばれた。その活躍ぶりによって、動向を注視するJのスカウトも多い。

No.003
MF
阪田澪哉(東山/3年/174センチ)
プレースタイル:スピードスター
実績:C大阪内定、高校選抜
C大阪が獲得を決めたスピードスターはドリブルが持ち味で、右サイドでボールを持てば対面するDFは簡単に止められない。高校入学後の筋力アップによってスピードと力強さも増し、クロスやシュートなど試合を決定づける仕事も増えている。

No.004
MF
名願斗哉(履正社/3年/173センチ)
プレースタイル:ドリブラー
実績:U-17高校選抜
テクニックとしなやかな身のこなしを活かしたドリブルが目を引くが、相手の意表を突くプレーも十八番の一つ。ボールを持つとワクワクさせてくれる選手だ。高卒でのプロ入りと世代別代表入りを狙う今季は、より怖い選手への変貌を誓う。

【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!〜関西編
 
No.005
DF
保田成琉(阪南大高/3年/180センチ)
プレースタイル:ドリブラー
実績:U-17高校選抜
身体能力の高さが売りの左SB。推進力を活かした力強い持ち運びからのクロスでチャンスを作り出す。昨年の秋にはJ2徳島の一員としてエリートリーグに出場するなど、潜在能力の高さは一目置くほどだ。今季はチーム事情もあり、FWやサイドハーフとして奮闘中。

No.006
MF
宮原勇太(興國/2年/174センチ)
プレースタイル:チャンスメーカー
実績:U-16候補
毎年多数のJリーガーを輩出する注目校で入学直後から10番を背負う実力は本物だ。テクニックとスピードを備えたドリブラーで、判断が良く、簡単にボールを奪われない。今春にドイツのクラブへ練習参加を経験してからは、プレーの質がより高まった。

No.007
DF
尾崎凱琉(大阪桐蔭/2年/185センチ)
プレースタイル:エアバトラー
実績:U-16候補、U-17
185センチの身長を活かした競り合いの強さに加え、50メートル6秒ジャストの速さを活かしたカバーリングも魅力十分。永野悦次郎監督が中学、高校と同じルートを歩むDF三浦弦太(G大阪)と比較し、大きな期待を寄せるCBだ。
 
No.008
FW
坂元一渚璃(報徳学園/3年/186センチ)
プレースタイル:ラインブレーカー
184センチと大型ながらも、魅力は「高校に入ってから足が速くなった」というスピード。50メートルを6秒1で走る俊足を活かして、積極的に相手の背後を抜け出し、ゴールに迫る。高3になってからは、ポストプレーやヘディングにも成長の跡がうかがえ、ストライカーとしての完成度が増している。

No.009
MF
谷倫太朗(神戸弘陵/3年/180センチ)
プレースタイル:司令塔
攻撃の組み立てセンスに長けたボランチ。高校に入ってからは守備意識が高まり、インターセプトの技術も向上し、攻守の要として輝きを放つ。谷純一監督は実父で、幼少期から見てきた弘陵に憧れ進学。「自分が弘陵の名を全国に轟かせたい」と意気込む。

No.010
MF
畑下葵(近大和歌山/3年/173センチ)
プレースタイル:司令塔
下級生の頃から藪真啓監督が「チームの心臓」と一目を置くボランチの魅力は、攻撃のスイッチを入れる長短のパスと、力強いボールハント。相手の状況に応じて複数の種類の軌道で投げられるスローインも、彼の魅力を後押しする。上級生や監督に物おじせずに意見を言えるメンタルも魅力だ。
 
【その他の注目選手】
※表記は左からNo. 、ポジション、名前(所属/学年/身長)、タイプ、実績

011 GK 田中萌誠(京都橘/3年/180センチ)ビッグセーバー
012 GK 木下仁人(大体大浪商/3年/185センチ)守備的GK
013 GK 中井浩貴(五條/3年/182センチ)守備的GK
014 DF 長瀧谷洸斗(近江/3年/172センチ)ディフェンスリーダー
015 DF 新谷陸斗(東山/3年/174センチ)ディフェンスリーダー U-17高校選抜
016 DF 朝長舜希(京都共栄/3年/167センチ)クロッサー
017 DF 杉本陽春(福知山成美/3年/185センチ)エアバトラー
018 DF 西坂斗和(履正社/3年/175センチ)クロッサー U-17
019 DF 今西一志(阪南大高/3年/175センチ)クロッサー
020 DF 西川楓人(興國/3年/185センチ)エアバトラー
021 DF 島田楓吏(大阪学院大高/3年/182センチ)司令塔
022 DF 白井良磨(桃山学院/3年/181センチ)エアバトラー
023 DF 大平直哉(関大北陽/3年/177センチ)ディフェンスリーダー
024 DF 菊池颯(兵庫/3年/181センチ)エアバトラー
025 DF 松永健生(初芝橋本/3年/188センチ)エアバトラー
026 MF 岡村心翔(綾羽/3年/173センチ)チャンスメーカー
027 MF 松田京斗(比叡山/3年/168センチ)司令塔
028 MF 上西剛史(京都橘/3年/173センチ)チャンスメーカー
029 MF 向田大輝(立命館宇治/3年/174センチ)バランサー
030 MF 小高陽(京都先端科学大附/3年/178センチ)司令塔
 
031 MF 池本嵐(京都廣学館/3年/178センチ)チャンスメーカー
032 MF 宇田光史朗(興國/3年/180センチ)司令塔
033 MF 玉山樹(東海大付大阪仰星/3年/165センチ)ラインブレーカー
034 MF 三政響希(大産大附属/3年/174センチ)司令塔
035 MF 峯垣外光平(近大附/3年/174センチ)バランサー
036 MF 中地奎人(神戸弘陵/3年/172センチ)チャンスメーカー
037 MF 神谷友騰(滝川二/3年/186センチ)司令塔
038 MF 岡田大樹(神戸星城/3年/166センチ)ダイナモ
039 MF 高橋蓮(市立尼崎/2年/164センチ)ドリブラー
040 MF 森井保貴(和歌山北/3年/168センチ)チャンスメーカー
041 MF 石渡栞(和歌山南陵/3年/161センチ)チャンスメーカー
042 FW 橘力優(立命館守山        /3年/168センチ)ザ・ストライカー
043 FW モヨ・ルゾーロ琢磨(金光大阪/3年/186センチ)ポストワーカー
044 FW 宮内泉太朗(三田学園/3年/178センチ)ポストワーカー
045 FW 出口遼人(芦屋学園/3年/170センチ)ドリブラー
046 FW 細田楠太(県立西宮/2年/183センチ)ポストワーカー
047 FW 桝田琉(奈良育英/3年/178センチ)ポストワーカー
048 FW 倉本大輝(香芝/3年/162センチ)チャンスメーカー
049 FW 浦幸大(一条/3年/172センチ)スピードスター
050 FW 太田凱翔(山辺/3年/171センチ)ザ・ストライカー

取材・文●森田将義
構成●高校サッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!〜関西編