“休日返上”を強いて話題となったトーマス・トゥヘル監督が、ぶれない信念を明かした。

 現地時間5月7日に開催されたプレミアリーグ第36節で、チェルシーはウォルバーハンプトンとホームで対戦。ロメル・ルカクの2ゴールで2点を先行するも、79分に1点を返されると、タイムアップ寸前の90+7分にはまさかの同点弾を許した。
【動画】チェルシーはルカク2発で先行も…目安を過ぎた後半AT7分にまさかの同点弾を許す…

 痛恨のドローで終わり、直近5戦でわずか1勝となった結果、4位のアーセナルとはわずか1ポイント差、5位のトッテナムとも5ポイント差に。安泰と思われていたチャンピオンズ・リーグ出場権獲得(4位以上に与えられる)も、やや雲行きが怪しくなってきた。

 こうした状況を問題視し、トゥヘル監督は休日予定だった翌日曜に急遽トレーニングを実施。現地メディアは「疲労が溜まった選手たちの反発を招いている」と報じていた。

 現地紙『Daily Mail』によれば、ドイツ人指揮官は11日のリーズ戦(延期分のプレミアリーグ第33節)を前に、自身の決断に言及。「もちろん、試合後に『フリーデーをキャンセルした方がいい』と言っても誰も喜ばない。それは明らかだが、彼らが理解してくれると感じたよ」と、思いを伝えている。
 
「もし日常的に愛されたいのであれば、ハイレベルなサッカーの監督になるべきでない。理由があるのなら、理由を伝えるべきだ。良くないから駆り出して、罰を与えるというようなことではない。我々はただ(問題を)クリアにしただけだ。それから試合に向けて自由に準備できる時間を勝ち取るんだ」

 トゥヘル監督は、ウルブズ戦で復活の兆しを見せたルカクにも触れ、継続的な活躍に期待を込めている。

「(今回のような活躍を)いつも見せてくれるのは大歓迎だ。彼は6歳のときからずっとゴールを決めてきた。それは身体の中にあるもので、私が彼にいつも言っていることだ。自分の身体、頭、直感を信じろとね。まあ得点の取り方は決して忘れないだろうが、彼には閃きも必要だね。今回のゴールがその閃きからだったことを願うよ」

 不振に加え、オーナー交代にチーム内の不協和音と、問題山積のチェルシー。昨シーズンは緊急登板からチャンピオンズ・リーグ制覇へ導いた智将は、その手腕で名門を救えるか。14日には前人未到の4冠を目指す、リバプールとのFAカップ決勝も控えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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