シーズン前半、特に序盤の活躍は遠い昔のようだ。吉田麻也はサンプドリアで苦境にある。

 ロベルト・ダベルサ体制で開幕を迎えたサンプドリアは、開幕から4試合で2度のクリーンシートを達成の3失点。強豪ミランに0-1と惜敗、昨季王者インテルと2-2で引き分けての1勝2分け1敗と、上々のスタートを切った。

 日本代表キャプテンもインテル戦、そして6節のユベントス戦と、国内の強豪相手に2得点をマーク。攻守両面にわたる活躍でチームを支え、存在感を見せつけて、開幕から12試合連続で先発フル出場を果たした。

 しかし、チームはその後低迷。1月にはダベルサ前監督を解任し、かつて指揮を執った経験を持つマルコ・ジャンパオロを後任に招く。すると、1月に負傷して1か月半にわたる戦列離脱も余儀なくされた吉田の状況も大きく変わった。

 2月末に復帰した吉田は、続く2試合で先発出場するも、チームは5失点しての連敗。ジャンパオロ監督は3月20日のヴェネツィア戦で吉田をスタメンから外し、以前もサンプドリアで指導したアレックス・フェラーリを先発に起用する。

【動画】サンプドリア主将が吉田に激怒した失点シーン
 以降、吉田はレギュラーの座を失い、逆に途中出場時の失点関与で批判を浴びるように。チームが先制しながら逃げ切れずに1-1で引き分けた4月23日のヴェローナ戦では、試合後に主将ファビオ・クアリアレッラとの口論も騒がれた。

 ここ4試合のうち3試合でベンチから見守るだけにとどまった吉田は、少なくともジャンパオロ体制でチーム内の序列を上げることが難しくなっている。そして現行契約は今季いっぱいまで。当然、シーズン後の去就が取り沙汰されている。

 サンプドリア専門サイト『SAMPNEWS24』は5月10日、契約満了を控えて去就が不透明な5選手を取り上げ、吉田は退団が濃厚と報じた。

「マヤ・ヨシダの退団はほぼ確実だ。最近の試合ではセンセーショナルなミスで主役となった」

 また、『CLUB DORIA46』も「ヨシダも別れに近づいているようだ」と伝えている。

「最近は衝撃的なミスで主役に。また、彼のサラリーはクラブの金庫にとても響いている」

 サウサンプトンから移籍し、直後のコロナ禍によるリーグ中断やロックダウンを乗り越え、一時は不動のレギュラーとなった吉田。環境への適応能力も絶賛されてきたが、ジェノバでの物語は終わりを迎えつつあるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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