全日本大学選抜が5月11日、千葉県内でU-21日本代表候補とトレーニングマッチ(35分ハーフ)を行ない、2-0で勝利。なかでも特に輝いたのが、Jクラブ加入内定選手たちだった。

 前半は序盤から押し込まれる時間帯が長かったものの、劣勢の展開で奮闘したのが、山﨑大地(順天堂大)と中野就斗(桐蔭横浜大)だ。ともに広島への来季加入が内定しているCBコンビは、球際の攻防をことごとく制していた。

 とりわけ山﨑は守備力が群を抜いていた。前半24分にマッチアップしたU-21日本代表の中島大嘉(札幌)のチャンスを食い止めると、その後もシュートブロックやインターセプトが冴え渡る。また、攻撃では得意のフィードを見せつけていた。

 左SBでは、甲府への来季加入が内定している三浦颯太が、U-21日本代表の佐藤恵允とマッチアップ。五分五分の勝負とはいえ、明治大で10番を背負う期待のアタッカーを相手に、1対1で勝つシーンも何度かあったのはさすがだった。
 
 後半に入るとメンバーを大きく入れ替える(写真フォーメーション参照)。俄然、試合を優位に進めるようになった大学選抜のなかで、特に好パフォーマンスを披露したのが柏への来季加入が内定している落合陸(東京国際大)だ。

 2トップの一角に入りながらも、落合は戦況に応じて下がってパスを引き出し、攻撃の潤滑油となる。後半13分には、奥田勇斗(桃山学院大)へ絶妙なスルーパス供給。奥田のシュートはポストに弾かれたものの、こぼれ球を倍井謙(関西学院大)が押し込んだ。

 先制点の起点になった落合は後半22分にも魅せる。クリアボールを拾った齊藤聖七(流通経済大)からパスを受け、相手GKが飛び出していたところを突く冷静なロングシュートを決めたのだ。

 守備ではDF山﨑、攻撃ではMF落合の活躍もあり、全日本大学選抜はU-21日本代表を2-0で撃破。実力あるJクラブ加入内定選手が躍動したチームは強かった。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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