ドイツで後世に残る大逆転ドラマが生まれた。その主役は日本代表MFだ。

 現地時間5月14日に開催されたブンデスリーガの最終節で、遠藤航と伊藤洋輝が所属する16位のシュツットガルトは、ケルンとホームで対戦した。

 シュツットガルトはこの試合に勝ち、15位へルタ・ベルリンが敗れた場合のみ、残留が決定する(引き分けなら、2部3位との昇降格プレーオフ行き)状況ながら、1−1のタイスコアで後半アディショナルタイムに突入する。このままタイムアップかと思われたが、90+2分だった。

 CKから伊藤が頭ですらしたボールを遠藤が魂のヘッドで押し込み、劇的な決勝弾を奪ったのだ。真裏でヘルタがドルトムントに敗れたため、シュツットガルトは最後の最後で順位を1つ上げ、残留を勝ち取った。

【動画】大興奮の監督は思わずピッチを走り回る!遠藤航が完結させた筋書きのないドラマをチェック
 
 キャプテンが土壇場で得点を決め、スタジアムのボルテージが最高潮に達した瞬間を現地紙『Bild』は、以下のように伝えている。

「鳥肌が立つような光景だ。ベンチから次々とピッチに乱入してくる。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督は無造作に走り回り、抱きしめる相手を探す。そして、マスコットのフリッツレが監督に体当たりする」

 さらに同誌『kicker』は「アディショナルタイム、チームにハッピーエンドをもたらしたのは、キャプテンのエンドウだった。その後、(サポーターがピッチ内になだれ込み)シュツットガルトのダムは全て壊れた」とレポートしているほか、英衛星放送『Sky Sports』は「ハリウッドさえこんな脚本は書けない!」と衝撃を訴えている。

【動画】17時28分、ダム決壊!タイムアップと同時にピッチになだれ込むホームサポーター

 シュツットガルトで、「エンドウ」の名が永遠に語り継がれることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】キャプテン遠藤航の“胸アツ”胴上げシーン