「失望している。選手たちの試合に臨む姿勢に対して、だ。ハートが感じられなかった。正直、理解できない。大きな失望を覚える。このチームにはリーダーシップがない。少なくともわたしは、それらしきものを一度も感じなかった」

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長の発言が注目を集めている。怒りの矛先は、チームリーダー、すなわちセルヒオ・ブスケッツ、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバの3選手に向けられていると見て間違いないだろう。

 確かにラ・リーガでは2位でフィニッシュし、来シーズンのチャンピオンズ・リーグとスペイン・スーペルコパの出場権を確保したとはいえ、今シーズンもまたチームは終盤に失速した。昨シーズンも、勝てば首位浮上というホームのグラナダ戦でまさかの逆転負け(1−2/33節)を喫してその後に失速。3位フィニッシュとなった。それがラポルタ会長の怒りを買い、当時のロナルド・クーマン監督への信頼失墜に繋がったと言われている。
 
 シャビ監督は就任以来、現役時代同僚でもあった前述の3人をアンタッチャブルな存在として扱ってきた。実際、三者三様にチームにとって不可欠な存在であり続けている。

 とはいえリーダーシップという点に目を向けると、第1キャプテンのブスケッツは背中で引っ張るタイプで、終盤戦のバルサのようにチームの流れが悪くなると物足りなさを感じさせることがある。

 ジョルディは感情が表に出やすいタイプで、オレ様キャラ。カリスマ性は抜群だが良くも悪くもマイペースのピケと同様に、リーダーとはまた異なる。

 もとよりこの3人は、チーム屈指の高給取りだ。ちなみにここ2シーズン、怪我でほとんどチームの力になることができなかったもうひとりのキャプテン、セルジ・ロベルトは契約延長で合意済みと伝えられている。

 地元紙『スポルト』は、「会長とドレッシングルームの間にバトルが勃発か?」と銘打ちつつ、機を見るに敏なラポルタ会長がファンの不満をいち早く察知し、インパクトのある過激な言い回しで“代弁”したと見解を述べている。

 ドレッシングルームの聖域にメスを入れることは必要かつ不可避だと最後を締めくくっているが、果たして効果のほどやいかに。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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