[キリンチャレンジカップ]日本 4-1 パラグアイ/6月2日/札幌ドーム
 
【日本代表・総評】
6.5
 ワールドカップに向けた強化試合として組まれた4つのゲーム“6月シリーズ”の初戦に快勝。各選手がアピールに燃え、伊藤のデビュー、4-3-3と4-2-3-1のような形の使い分けなど、収穫のあるゲームにもなった。ただし、パラグアイのパフォーマンスが低かったことも付記しなくてはいけない。MOMは堂安、鎌田らで悩みつつ……。
 
【個人採点・寸評】
GK
23 シュミット ダニエル 6
守護神の権田に代わって先発。後半に1失点したとはいえ、28分には相手のミドル、直後のFKもセーブ。ハイボールの処理も落ち着いており、声も出ていた。
 
DF
22 吉田麻也 5.5(HT OUT)
相棒の谷口と協力してパラグアイの攻撃を抑えた。ただ自陣で足を滑らすなどやや危ないシーンも。どこかピリッとしない印象が。前半でお役御免。
 
3 谷口彰悟 6
1失点したが、力強い守備対応を披露。パスを引っかけられたシーンもギリギリのコースを狙っているからこそ。後半はキャプテンマークを巻き、代表戦士としての風格も。
 
2 山根視来 6
同僚の谷口同様にパスミスはあったが、こちらも危険なエリアにボールを送ろうとしたからこそ。ウイングの堂安との連係でシュートに持ち込むシーンも。終盤は少しトーンダウンしたか。
 
26 伊藤洋輝 6
6月シリーズでA代表初選出を果たすと、その初戦で左SBとして先発して嬉しいデビュー。ボランチもこなせるだけに足もとの技術、視野の広さはさすがで、浅野がゴールを決めた場面では前線にフィードを供給。後半からはCBも務めた。今後に向けて面白い存在だ。ただ6.5も考えていた矢先、パスミスが失点に直結。CBとしてはドタバタしたシーンも。
 
MF
8 原口元気 6.5(62分OUT)
自信を示していたクラブと同じインサイドハーフでスタメンを掴むと、有言実行とばかりに存在感を放つ。ポジショニングが柔軟で、前半には浅野のゴールをアシスト。後半の失点直後の三笘へのアシストもいぶし銀だった。
 
6 遠藤 航 6(HT OUT)
相変わらずカバーエリアが広く、ボールを回収。奪った後も丁寧にキープし、味方へ供給した。
 
MAN OF THE MATCH
9 鎌田大地 6.5
先発したインサイドハーフで序盤はなかなかテンポが上がらず。それでも42分に堂安のクロスからヘッドでネットを揺らすと、一気にエンジン全開。後半途中からはお気に入りのトップ下のようにプレーし、パラグアイのプレッシャーが緩かったこともあって、ピッチを鮮やかに舞った。
 
15 三笘 薫 6.5(81分OUT)
キレキレのドリブルはもはや通常運転。前半は左SBの伊藤との連係も良好で、再三に渡って相手を惑わし、自ら突破も。後半にはしっかりゴールも奪った。
 
21 堂安 律 6.5(71分OUT)
気合いが記者席に伝わってくるようなパフォーマンスは印象深い。後半のPK失敗は悔しい結果ながら、パスやテクニックで魅せた。
 
FW
18 浅野拓磨 6.5(HT OUT)
ポスト役になり切れないシーンも。しかし、前線からのチェイシングで貢献し、36分には原口のパスに抜け出して貴重な先制ゴールをマークした。
 
 
交代出場
DF
4 板倉 滉 5.5(HT IN)
通常のCBではなく遠藤に代わってアンカーとして登場。局面で身体を張ったが、失点シーンを含めもう少し守備を引き締めたかった。
 
DF
20 中山雄太 5.5(HT IN)
三笘との好連係から前田に“アシスト未遂”のクロスを送った。ただ、守備面では対応がやや緩くなる場面も。
 
FW
24 前田大然 5.5(HT IN)
チャンスはあっただけに決めたかった。前線からの守備に奔走したが……。
 
MF
17 田中 碧 6(62分IN)
板倉と中盤で組みながら攻守のつなぎ役となり、前線に顔を出すなどダイナミックな動きも見せた。危険なエリアでのボールロストもあったが、終盤にはミドルを決めた。
 
MF
11 久保 建英 5.5(71分IN)
この日、一番の拍手を受けてピッチへ。果敢に仕掛けたが結果は残せなかった。
 
FW
19 古橋亨梧 ―(81分IN)
前線に入りチャンスを窺った。もっとも良さを示すには時間が限られた。
 
監督
森保 一 6.5
初招集の伊藤を左SBで起用し、後半には板倉のアンカー、伊藤のCBもテスト。システムも4-3-3と4-2-3-1のような形を使い分けるなど、慎重な印象の強い指揮官がよく動いた采配に驚かされた人も少なくないはず。この成果を次のブラジル戦にどうつなげるか。


取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【PHOTO】W杯メンバー入りをかけた4連戦!6月の強化試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!