長年アーセナルに在籍し、キャプテンも務めたパトリック・ヴィエラ(現クリスタル・パレス監督)が当時プレミアリーグで激しく覇権を争っていたマンチェスター・ユナイテッドの元主将、ロイ・キーンとの確執についてイギリスのテレビ番組『What I Wore』で語った。現地6月23日、英紙『THE Sun』が伝えている。

 両者は、2005年2月1日、アーセナルの本拠地ハイバリー(当時)で行なわれた一戦の前に、ピッチに向かう通路で掴み合いとなるなど、ピッチ内外で数々のバトルを繰り広げてきた。

 番組内でヴィエラは1998年フランス・ワールドカップ制覇やプレミアリーグで無敗優勝を果たした03−04シーズンなど輝かしいキャリアの中で着用した自身のユニホームやチームメイト、対戦相手と交換したシャツを披露し、当時を振り返った。その中で、インタビュアーがキーンのユニホームを手にすると「そのシャツには触れたくないよ」と冗談交じりに笑いながら、ポケットの中に手をしまった。
 
 そんな因縁の相手が牽引したライバルチームに対し、ヴィエラは「彼らは最高の対戦相手であり、倒すべき敵だった。それが情熱であり、競争心だ。憎しみという言葉は使いたくないが、愛と憎しみがあったんだ」と当時の心境を振り返った。

 さらに“闘将”として知られるキーンについては、「ピッチ上の彼は好きだ。とても尊敬しているよ。キャプテンとしての姿勢に感心するし、(いざこざいになったのも)もちろん、ピッチ上で勝つための振る舞いのひとつであることは分かっていたよ」と語っている。

 しかし、自身はキーンより優れていたかとの問いに対しては「そうだね。私のほうが彼よりはるかによかった」と話した。

 現代のサッカーにおいて、両者のようにライバル意識をむき出しして戦う選手は少なくなってきた。そのことに寂しさを覚えるファンも少なくないかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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