[パリSG日本ツアー]パリ・サンジェルマン 3-0 浦和レッズ/7月23日/埼玉スタジアム2002

【パリSG・総評】
6.5
 川崎戦から先発メンバーを10人変更。唯一、2戦連続スタメン出場したエムバペは、異次元のプレーを見せた。チームの2点目を奪っただけでなく、ゴール前へラストパスを何本も通すなど文字通り攻撃陣を牽引した。中盤ではヴェッラッティが入ったおかげで、自陣からのビルドアップに安定感とリズムが生まれた。指揮官が会見で、「最初の10分間は相手がかなりプレスをかけてきた」と話した通り、守備面では浦和のカウンターや両サイドからのドリブル突破に手を焼いたものの、3バックの中央で起用されたダニーロが的確なカバーリングで対応。ナバスはスーパーセーブを連発して、クリーンシート達成に貢献した。途中出場したネイマールとメッシも見せ場を作り、とくに前者は川崎戦と打って変わってキレのある動きを披露した。

【個人採点・寸評】
GK
1 ケイラー・ナバス 6.5(58分OUT)
5分に伊藤の強烈なミドルシュートをセーブし、41分の小泉のボレーも冷静に対処。ビルドアップでもミスはなく、さすがの安定感を披露した。

DF
14 フアン・ベルナト 5.5(72分OUT)
7分にモーベルグにドリブルでかわされてピンチに。前半はそのモーベルグの対応に手を焼いた。

15 ダニーロ・ペレイラ 6.5(72分OUT)
3バックの中央で出場。守備では的確なカバーリング、攻撃ではアンカーの位置までポジションを上げてビルドアップを助けた。

22 アブドゥ・ディアロ 5.5(72分OUT)
23分にロングボールの対応をミスしてピンチを招いた。同サイドのベルナトとパスのタイミングが合わず、ビルドアップが停滞する原因に。

24 ティロ・ケーラー 5.5(72分OUT)
同サイドのディナ・エビンベとの連携が上手くいかず。3分に松尾が裏に抜け出した際もカバーリングが遅れた。

28 ディナ・エビンベ 5.5(72分OUT)
推進力を活かして敵陣深くまでドリブルで切れ込むもチャンスにつながらず。
 


MF
6 マルコ・ヴェッラッティ 6.5(HT OUT)
中盤でテンポよくパスを回して攻撃のリズムを整えた。エムバペぺとの連携も上々。

33 ワレン・ザイール・エムリ 5.5(72分OUT)
「驚くほど成熟している」と指揮官が太鼓判を押すアカデミー出身の守備的MFが先発に抜擢。ヴェッラッティを後方からサポートした。

FW
MAN OF THE MATCH
7 キリアン・エムバペ 7(58分OUT)
圧巻だったのは35分のゴール。鋭い反転でマーカーを振り切り、ほとんど角度がない位置からGKのニア上に突き刺すファインゴールを決めた。文句なしのMOMだ。

9 マウロ・イカルディ 5(58分OUT)
サラビアの先制ゴールをアシストした以外に、目立った活躍はなし。シュートも0本に終わった。

19 パブロ・サラビア 6.5(HT OUT)
16分のゴール以外にも相手DFラインの背後を狙ったランニングでパスを呼び込むなど、前線を活性化させた。

【動画】圧巻の突破からニアをぶち抜いたエムバペの衝撃弾!

交代出場
27 イドリッサ・ゲイエ 5.5(HT IN)
浦和の中盤でのプレスをまったく苦にせず、ビルドアップに参加。無尽蔵のスタミナで広範囲をカバーした。

29 アルノー・カリムエンド 6(HT IN)
川崎戦に続いて2試合連続でゴール。175センチと身体は大きくないものの、ポストプレーも巧みだった。

16 セルヒオ・リコ 5.5(59分 IN)
65分のピンチの場面では馬渡のシュートを見事にセーブ。無失点で試合を終えた。

10 ネイマール 6.5(59分 IN)
エムバペと交代で出場し、切れのあるドリブルとスルーパスで決定機を演出。76分には、アシストしたメンデスへ絶妙なスルーパスを通して3点目の起点に。

30 リオネル・メッシ 6(59分 IN)
3トップの中央に入り、「偽9番」的な役割を担った。78分にはパスをカットされると、後ろから猛然と追いかけて奪い返すなどモチベーションは高かった。

2 アシュラフ・ハキミ 5.5(72分 IN)
79分にネイマールのスルーパスに反応してシュートを放つもGK牲川のファインセーブに遭う。85分には快足を飛ばしてメッシのスルーパスを受けるも、痛恨のトラップミス。
 


4 セルヒオ・ラモス 5.5(72分 IN)
右CBで出場。83分のミドルシュートはDFにブロックされたものの、攻撃面で積極性を見せた。

5 マルキーニョス 5.5(72分 IN)
守備では相変わらずの安定感を披露ダニーロと同様に攻撃時は中盤まで上がり、ビルドアップで貢献。

25 ヌーノ・メンデス 6(72分 IN)
76分、メッシのスルーパスからシュートを放つもポスト直撃。その数秒後にネイマールのスルーパスでニアゾーンに進入、3点目をアシストした。

17 ヴィティーニャ 5.5(72分 IN)
川崎戦とは打って変わって、中盤の狭いスペースでボールを受けて、メッシやネイマールに展開するリンクマンとして機能。

監督
クリストフ・ガルティエ 6
川崎戦から中2日の過密日程のため、メッシとネイマールをベンチに置き、イカルディを頂点とした3−4−2−1を採用。エムバペを2列目に置くプランがハマり、オフェンス陣が躍動した。サラビアのモビリティの高さも有用に活用してみせた。課題の守備面は、浦和が2トップだったこともあり、3バックで対応できたものの、序盤にカウンターからピンチを招く悪癖は修正しきれなかった。

取材・文●永福 海(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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