[パリSG日本ツアー]パリ・サンジェルマン 6-2 ガンバ大阪/7月25日/パナソニックスタジアム吹田

【G大阪・総評】

立ち上がりは前線からのプレスをトライしたものの、ハイレベルな相手を捕まえきれず、ほどなくして自陣にブロックを敷いた。序盤は三浦と東口の好プレーでしのいでいたが、28分に先制点を許してからは失点を重ねた。ただ、臆せず攻撃を仕掛けて2ゴールと、大量失点でも気概は見せた。2-6という記録は悔しいが、パリ・サンジェルマンという強敵を相手に個々が強みを出した記憶に残るゲームだったので、6失点でも極端に評価は下げにくかった。
  
【個人採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6(76分OUT)
4分と11分にメッシのシュートを防ぐと、15分にはネイマールとの1対1でビッグセーブ。20分にもサラビアの至近距離のシュートを超人的な反射神経で弾き、27分にもハキミとの1対1をしのいだ。6失点でも好守連発は色あせない。

DF
2 福岡将太 5(HT OUT)
6分、マッチアップしたネイマールに一瞬の隙を突かれ、背後を取られる。8分には自陣の危険なエリアでパスミスも。対峙したネイマールには終始翻弄されてしまっていた。

5 三浦弦太 5.5(HT OUT)
6分のピンチではペナルティエリア内でネイマールのドリブルを防ぎ、12分にも相手のスルーパスをスライディングでカットすると、16分にも際どいクロスをスーパークリア。しかし、28分にビルドアップ時のフィードを目の前のメッシに当ててしまい、そこから失点した。32分にはペナルティエリア内でネイマールを倒してPK献上。立ち上がりが良かっただけにもったいない。

3 昌子 源 6
13分、CKのこぼれ球を拾って右足を振り抜いたが、相手DFにブロックされた。81分には自陣ゴール前で、2連続のスーパーブロックを見せた。
 
MF
23 ダワン 5.5(HT OUT)
後方からのビルドアップに積極的に関与したものの、相手の守備を崩すようなパスは出せなかった。中盤ではメッシやネイマールのテクニックに翻弄されていた。

10 倉田 秋 6.5(HT OUT)
34分には右サイドで小野瀬に秀逸な浮き球のスルーパスを供給。パリ・サンジェルマンの守備陣を欺いたパスは見事だった。そこから小野瀬がクロスを供給し、ゴールにつながっている。

8 小野瀬康介 6.5(HT OUT)
右サイドでドリブルを防がれるシーンもあったとはいえ、すぐに仕掛けに工夫を凝らし、34分には倉田との連係で右サイドを崩す。低弾道のクロスで黒川のゴールを演出した。

24 黒川圭介 6.5(62分OUT)
34分、ゴール前のこぼれ球を詰めてネットを揺らす。シュートというよりも、FWさながらの嗅覚でセカンドボールを狙った動き出しが素晴らしかった。

FW
48 石毛秀樹 5.5(HT OUT)
ボールを持てば技術の高さを見せたものの、強敵を前に無難なプレーに終始した。チャレンジは欲しかった。

40 食野亮太郎 5.5(62分OUT)
12分、ペナルティエリア内のこぼれ球を素早く拾い、ドリブルからシュートを放つ。相手DFにブロックされたが、仕掛けた姿勢は悪くなかった。

45 鈴木武蔵 6(HT OUT)
得点できなかったものの、34分にゴール前で小野瀬のクロスに飛び込んだプレーは評価に値。きっちり潰れたことで黒川のゴールにつながった。
 
交代出場
DF
4 藤春廣輝 5.5(HT IN) 
52分に自陣の危険なエリアでパスミスし、ピンチを招く場面があったものの、メッシのプレスをいなすプレーもあった。

DF
13 髙尾 瑠 5.5(HT IN)
57分には冷静な対応でネイマールのドリブルを防ぐ。だが86分にはペナルティエリア内でエムバペを倒しPKを献上した。

DF
26 柳澤 亘 6.5(HT IN)
57分の低弾道クロスはスタジアムが沸いた好プレー。2ゴール目のアシストは動き出しからパスまで素晴らしかった。

MF
15 齊藤未月 5.5(HT IN)
積極的にビルドアップに関わりつつ、64分にはミドルシュートも狙った。

MF
17 奥野耕平 6.5(HT IN)
的確に左右にパスを散らすだけでなく、機を見て鋭い縦パスも打ち込んだ。ハードなタックルでネイマールからボールを刈り取るシーンも。70分には柳澤へ浮き球のパスを送り、そこから2ゴール目が生まれた。攻守で効いていたので高評価した。
 
FW
9 レアンドロ・ペレイラ 5.5(HT IN)
精力的なプレッシングとポストプレーを見せる。57分には柳澤のクロスに反応したが、わずかに合わず。後半アディショナルタイムにはミドルシュートも。

MF 
41 中村仁郎 5.5(HT IN/76分OUT)
広い視野を保ちつつ、攻撃の潤滑油となる。68分にはミドルシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。

MF
11 ウェリントン・シウバ 5.5(62分IN)
左ウイングバックで出場。80分にはテンポを変える高精度クロスも上げたが、惜しくも味方につながらなかった。

FW
37 山見大登 6.5(62分IN)
途中出場後すぐにアグレッシブに仕掛けた。70分には柳澤のクロスに合わせてネットを揺らす。神出鬼没な動き出しだった。

GK
21 加藤大智 ―(76分IN)
途中出場後は1失点。ただしPKだったため、止めるのは難しい。後半アディショナルタイムにはエムバペのシュートをキャッチした。

FW
18 パトリック ―(76分IN)
最前線で身体を張ってポストプレーしていたが、最終局面では味方と息が合わなかった。

監督
片野坂知宏 6
相手が強敵なので6失点に目を向けるより、2ゴールを奪った攻めの姿勢を評価したい。リーグ戦では低迷しているが、良いきっかけとなりそうな試合だった。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。