日本代表FW水沼宏太(横浜F・マリノス)が7月26日、翌27日に行なわれるE-1選手権の韓国戦を前にオンライン取材に対応。胸に秘める熱い思いを明かした。

 今大会で32歳にしてA代表に初選出された水沼は、3連戦の初戦・香港戦(6−0)で先発し、記念すべき初キャップを刻んだ。しかし、終始押し込みながら無得点に終わった次の中国戦(0−0)では、出番は最後まで訪れなかった。

「3戦全勝で優勝しようと決めて入ったこの大会で、勝てなかったのは物凄く悔しかった。自分としては、ピッチ上で戦えなかったのが凄く悔しかったので、もっとチームのために戦えるような選手になれたら良かったなと、試合が終わって改めて感じた」

 勝てば4大会ぶりのE-1制覇が決まる韓国戦に向けては、「とにかく最後は気持ちの部分が大事になってくる」とメンタル面の重要性を強調する。それと同時に日本サッカーにとっても、大きな意味合いを持つと訴える。
 
「Jリーグの選手だけが集まってやるという意味では、物凄く日本のサッカーにとって大事な大会になっている。Jリーグの選手たちが集まっているからこそ、プライドを持って戦わなければいけないところもたくさんあるので、とにかく相手に勝つということが1番だし、勝たないことには先に繋がることは絶対にないと思う」

 若手主体で実力では大きく下回る中国相手に勝点2を落とし、日本代表への風当たりは厳しくなっている。しかし、チーム最年長のベテランは「プレッシャーはそんなに感じていない。バッシングは国を背負って戦う以上、絶対にあることなのでそこはとにかく結果で示さなければいけない」と、どこ吹く風だ。

「選手としてそれが当たり前のことなので、しっかり責任感を持ってピッチに立てれば。こういうプレッシャーを感じて、国を背負って戦える機会は、僕自身はこれからもずっと経験したいなと思っている。普段リーグ戦を戦っているなかでは、国を背負って試合をすることは中々ないので、本当にそういうときにどれだけ自分の力を出せるかが凄く大事になってくる。良い意味で楽しみながらやりたい」
 
 水沼の特長には、質の高いクロスに加え、“声”がある。香港戦では背番号18の人一倍大きな声がスタジアムに響き渡り、練習でも率先して声を出し、場を盛り上げている。「いつからそういった部分を意識するようになったのか?」と問われると、森保一監督もそのムードメーカーぶりを称える元気印は、こう熱弁した。

「いつからやっていたかは正直分からないが、昔からずっとそういうことはやっていたと思う。プレーもそうだが、声で解決できる部分は試合中にたくさんある。声を掛けずに失点したり、チャンスを逃したりは絶対にしたくない。どんなに声が枯れようが、ふらふらになろうが、そこはチームのためなら何でもやりたいといつも思っている。

 マリノスでやっていることをそのまま代表でやっているだけなので、知らない人は『あいつ凄い喋っているな』と思っているかもしれないが、本当にチームのためにやりたいという気持ちがまず自分の中にある。それは自分のペースを掴むためにやってる部分でもある。自分で声を発することで、自分の責任が返ってくるし、無責任な声なんて1つもないので、自分を奮い立たせるという意味でも昔からやっている」
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 代表定着を目ざす水沼は、「まだまだ成長したいし、この代表に初めて呼ばれて、国を背負って戦うってこんなに幸せなことなんだと改めて感じた。ずっとい続けたいなって本当に素直に思ったし、今年あるワールドカップの直前に代表に選んでもらって、間違いなくチャンスが開けたと思うので、絶対に出たいなという気持ちにもなった」と、今年の11月に開幕するカタール・ワールドカップにも意欲を見せる。

 サバイバルレースの生き残りへは、韓国戦での圧倒的なパフォーマンスが必要不可欠だ。38年前、同じく日の丸を背負った父・貴史が、代表初ゴールを決めた宿敵相手に、32歳のオールドルーキーは目に見える結果を残せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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