プロキャリアの大事な時期に、試合に出場できないのが大きな痛手であることは確かだ。この夏、マンチェスター・ユナイテッドからノッティンガム・フォレストにレンタル移籍したイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンは、思うように出場機会を得られなかった昨シーズンの古巣の扱いに怒りを表している。

 ユナイテッドから武者修行に出て経験を積んでいたヘンダーソンは、シェフィールド・ユナイテッドでプレミアリーグ昇格に貢献するなどし、2020-21シーズンからユナイテッドに復帰。シーズン終盤戦では不調だったダビド・デヘアに代わってレギュラーを務めた。

 だが、さらなる飛躍も期待された2021-22シーズンは、新型コロナウイルス感染やデヘアの復調などもあり、プレミアリーグ出場なしと出番に恵まれなかった。

 英紙『Daily Mail』によると、ヘンダーソンは英『talkSPORT』で、「正直、キャリアで最もタフな12か月だっただろう。キツかった。つらかった。今はそこから出られてうれしい」と述べている。

「EUROの(代表)チームから戻って話したときは、『お前はNO.1になるために戻ってくるんだ』と言われた。それからコロナになり、残念ながら、誰も僕に言ったようにはしなかった」

「フラストレーションがたまったよ。昨夏はそれが理由で多くの良いレンタル移籍のオファーを断っていたし、彼らは手放さなかったからね。あの座っていた12か月は、僕の年齢では本当に犯罪的だよ。激怒していた」
 
 ユナイテッドは今シーズンからエリク・テン・ハーフ監督を招いたが、ヘンダーソンは新指揮官に自分を見せることなく移籍すると決意していたようだ。「練習で自分を見てほしくなかった」と明かしている。

「そうしたら、監督はきっと僕を残そうとするだろうと分かっていたからね。だから上層部に、試合に出る必要があり、ここで2番手は嫌だと伝えたんだ」

 ヘンダーソンの決断は正しかったのか。新シーズンのプレーが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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