現地時間8月5日にいよいよ2022-23シーズンのプレミアリーグが開幕する。

 欧州で最もリッチなリーグとして知られるプレミアリーグは、今夏も移籍マーケットの主役を演じ、これまでにアーリング・ハーランド(マンチェスター・C←ドルトムント)やダルウィン・ヌニェス(リバプール←ベンフィカ)など、数多くのビッグディールを成立させている。

 マンチェスター・Cとリバプールの2強以外にも、2年目を迎えたアントニオ・コンテ監督率いるトッテナムや、マンチェスター・Cからガブリエウ・ジェズスやオレクサンドル・ジンチェンコといった実力者を加えたアーセナルと、メガクラブが目立った動きを見せているなかで、この夏とくに際立った動きを見せているのが、24年ぶりにプレミアリーグ昇格を果たしたノッティンガム・フォレストだ。

 オールド・ファンなら誰もが知るこのクラブは、かつて1978-79、79-80シーズンにチャンピオンズ・カップ(現在のチャンピオンズ・リーグ)連覇の経験を持つ文字通りの古豪である。

 そんなノッティンガム・Fが、久しぶりの檜舞台に先駆けて今夏の移籍マーケットに約1億ユーロ(約140億円)を投じ、実に12人もの選手を加えたのだ。

 主だったメンツで言うと、GKには、一昨シーズンにマンチェスター・Uで守護神を務めたディーン・ヘンダーソン、CBにはマインツのキャプテン、ムサ・ニアカテを獲得。さらには右SB/WBにリバプールで将来を嘱望されたネコ・ウィリアムズ(ウェールズ代表)、左SB/WBにはバイエルンからオマー・リチャーズを迎え入れた。
 
 中盤より前にはシュツットガルトで遠藤航の相棒としてプレーしたオレル・マンガラ(ベルギー代表)、近年マンチェスター・Uで苦渋をなめていたイングランド代表のジェシー・リンガード、さらには、昨シーズンのブンデスリーガで15ゴールを奪ったタイウォ・アウォニィ(←ウニオン・ベルリン)をクラブ史上最高額(2050万ユーロ=約28億7000万円)で引き抜いている。

 2シーズン目を迎えるスティーブ・クーパー監督曰く、「補強はまだ終わっていない」ようで、現在ではスイス代表のセントラルMF、レモ・フロイラー(アタランタ)の獲得にも迫っているという。

 既存戦力にも、昨シーズン18ゴール・10アシストをマークし、昇格の立役者となった21歳のブレナン・ジョンソンといったタレントもおり、昇格組ながらそのスカッドは十分にプレミアリーグで通用する陣容となっている。

 クーパー監督が、シーズン序盤に数多くいる新戦力をまとめあげることができれば、十分に上位陣を苦しめることもできるはずだ。

 新生ノッティンガム・Fのプレミア復帰戦は8月6日のニューカッスル戦。新シーズンのプレミアリーグを占う意味でも要チェックだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部