日本代表の森保一監督が8月16日、オンラインで取材に対応。欧州でプレーする日本人選手について語った。

 先週末や今週末に欧州主要リーグの新シーズンがスタート。新天地デビューを飾る選手がいれば、昨季から継続して怪我に悩まされていた冨安健洋(アーセナル)は、2節で今季初出場を果たした。森保監督は、全体的には小さくない手応えを感じているようだ。

「新シーズンも始まって日本の選手たちもすごく活躍している。怪我人が何人かいたりもしたが、回復して試合に使ってもらっていることも確認できている。得点を取ったり、チームの中心選手としての存在感を発揮している選手が多数いるので、すごく見ていて頼もしい。冨安はこのまま怪我無くコンディションを上げていってもらいたい」
 
 なかでも華々しいスタートを切ったのが、久保建英(レアル・ソシエダ)だ。レアル・マドリーから完全移籍した21歳は、開幕戦でスタメン入りし、いきなり決勝点を叩き込んで見せた。
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「素晴らしかった。ゴールに向かっていく姿勢が得点という結果に表われて良かった。本人もポジションを掴むためには、結果が必要だと意識していたと思う。できればボールロストやデュエルの部分もレベルアップを意識してもらいたいが、何より特長は攻撃の良さを発揮すること。今回のように得点を決めたり、決めさせるところに顔を出して、数字で表わせられるようにしてほしい」

 本来MFの久保は、4−4−2の2トップの一角で先発し、結果を残した。指揮官は順応性の部分も高く評価している。

「トップと言うか、トップ下と言うか、トップのフリーマンみたいな感じだったが、他の選手とローテーションしながら、スペースを探して、賢くプレーしていた。ただ、次の試合はどうなるか分からない。レアル・ソシエダは戦術的に戦えるチームだと思うので、対戦相手やチーム状況で、タスクも変わってくる。チームのために順応性のところをまた見せてほしいなと思う」
 
 もう1人、三笘薫(ブライトン)も強烈なインパクトを放った。2節の75分から途中出場し、プレミアリーグ・デビューを果たすと、得意のドリブルでイングランド代表DFキーラン・トリッピアーを抜き去り、ビッグチャンスを演出した。

「短い時間だったが、彼の攻撃の良さ、個で突破できる、得点チャンスに結び付けられるところを与えられた時間の中でアピールできた。監督やチームメイトに特長を認識、評価してもらえるプレーになったのではないかなと思う。

 監督からまず信頼を勝ち取るには、自分の特長を発揮して、チームを勝たせること。それが攻撃であれ守備であれ、存在感を発揮するのが大切。薫に関しては前回出場した時間の中で、『俺はこれができる』ということを見せられたと思う」
 
 一方で苦戦を強いられているのが、森保ジャパンで10番を背負う南野拓実(モナコ)だ。右サイドハーフで先発したチャンピオンズ・リーグ予選で、低調なパフォーマンスに終わると、国内リーグの第2節ではスタメンを外れ、出場機会は最後まで訪れなかった。

「直近の試合は出場していなかったが、チャンピオンズ・リーグの予選ではプレーができているし、ちょっと筋肉系の違和感を訴えて、そこでコンディション的にも上がっていないところがあると思う。

 まずは怪我無くコンディションを上げていってもらえれば、自然と出場機会は増えていくし、彼がチームにとって必要だということも、チームの監督以下、選手のみんなにも伝わるのかなと思っている。焦らずに自分の良さを発揮してほしいし、まず自分のコンディションをしっかり上げれば認められるという自信を持って戦ってほしい」

 クラブでの新シーズンは始まったばかりだが、カタール・ワールドカップまでは100日を切り、最後の調整の場となる欧州遠征は来月に迫っている。誰1人メンバー入りは確約されてないなかで、森保監督への確かなアピールが求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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