[J1第20節]川崎4-0鳥栖/8月31日/等々力陸上競技場
 
【川崎|採点】
スタメン)
GK
チョン・ソンリョン 6.5
DF
山根視来 6.5
ジェジエウ 6.5(74分OUT)
谷口彰悟 6.5(88分OUT)
車屋紳太郎 7  MAN OF THE MATCH
MF
ジョアン・シミッチ 7
脇坂泰斗 6.5(64分OUT)
橘田健人 6.5
FW
家長昭博 7
マルシーニョ 6.5(64分OUT)
知念 慶 6.5(74分OUT)
 
途中出場)
FW
宮城 天 6(64分IN)
FW
大島僚太 6.5(64分IN)
FW
小林 悠 6(74分IN)
MF
山村和也 6(74分 IN)
MF
瀬古 樹 ―(88分IN)
 
監督)
鬼木 達 6.5
 
【川崎|寸評】
 リーグ3連勝中のチームは厳しい日程とあってスタメンを数人変更。CF起用した知念が先制点を奪うなど、その策が当たった。1-0で折り返した後半は、早々にCKからJ・シミッチが頭で追加点を挙げると、56分には相手のCKのカウンターからマルシーニョがチーム3点目。87分には負傷から復帰したばかりの大島にもゴールが生まれて快勝を収めた。消化試合がひとつ多い状況とはいえ、横浜を抜いて首位の座を奪い返した点も明るいニュースだ。
 
 ミスが重なるなど鳥栖がいつものような躍動感を示せなかった点を差し引いても、4連勝を飾ったチームのパフォーマンスは見事で、出場選手、指揮官、誰もが高アベレージの仕事をこなした。
 
 MOMはシンプルに考えるべきかもしれないが……、ここ数試合のようにいぶし銀の輝きを放ち、欲しかった先制点をクロスで導き、右サイドの攻撃を引っ張った家長、ゴールを奪い中盤の強度も上げたJ・シミッチらとも悩んだなかで、個人的には左SBとして攻守に好プレーを連発し、チーム4点目、大島のゴールにも絡んだ車屋を推したい。
 
 冷静にゴールを守ったチョン・ソンリョン、最終ラインを牽引し続けた谷口とジェジエウ、柔軟な動きで何度もチャンスに絡んだ山根、セカンドボールへの反応が抜群の橘田、助っ人ふたりのゴールをお膳立てした脇坂、スピードを生かしたマルシーニョ、スタメンのチャンスで結果を残した知念、戦列復帰から感動的なゴールを奪った大島と、改めて誰をも評価したい内容だった。
 
 その勢いをもたらした鬼木監督のマネジメントも素晴らしく、「6」とした小林、宮城、山村、出場時間が短く評価なしの瀬古も積極的な姿勢で勝利にしっかり貢献した。
 
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【鳥栖|採点】
スタメン)
GK
朴 一圭 5.5
DF
原田 亘 5
ファン・ソッコ 5 
中野伸哉 5
ジエゴ 5(86分OUT)
MF
森谷賢太郎 5(64分OUT)
福田晃斗 5(56分OUT)
小泉 慶 5.5
長沼洋一 5
岩崎悠人 5(HT OUT)
FW
垣田裕暉 4.5(HT OUT)
 
途中出場)
MF
本田風智 5.5(HT IN)
FW
西川 潤 5(HT IN)
MF
菊地泰智 5(72分IN)
FW
小野裕二 5(72分IN)
MF
平瀬 大 ―(86分 IN)
 
監督)
川井健太 5
 
【鳥栖|寸評】
 ミスを恐れないチャレンジ精神が逆にスコアに表われてしまったか。4-2-3-1でスタートした序盤は耐えつつも、最終ラインからのビルドアップのミスが生じた26分に先制点を奪われると、前半途中からは3-4-2-1へ布陣変更。ただ改めて4バックに戻した後半にセットプレーとカウンターからも失点。なかなか思うような崩しも示せず、0-4と悔しき敗戦となった。
 
 最終ラインのメンバーは局面で身体を張ったが、ビルドアップを奪われたジエゴのプレーなど要所を抑えることができず。福田と小泉のダブルボランチも攻守によく走り、ボールも動かしたが、ミスも。2失点目のセットプレーのシーンでは福田はJ・シミッチに付きたかったところか。守護神の朴一圭は4失点も、後半に2本ほどファインセーブを見せた。
 
 攻撃陣も沈黙。シュートは川崎の16本に対し、3本(前半1本、後半2本)に終わり、ゴールが遠かった印象だ。森谷、長沼、小野らの頑張りも評価したいが……。
 
 ただ川崎との差を感じられた部分は今後へ良い糧にもなりそう。指揮官も試合後、ポジティブな言葉を残している。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)