元日本代表MFの前園真聖氏が9月1日、MXテレビの「バラいろダンディ」に出演し、話題となったドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの「財布忘れ事件」に言及した。

 ドイツの全国紙『Bild』やミュンヘンの日刊紙『tz』が伝えた事件の顛末はこうだ。

 バイエルンの守護神は先日、タクシーの中に財布を置き忘れた。車内清掃中にその財布を発見した運転手のハジルさんは中身を確認し、ノイアーの名前と住所が記載されたIDカードから忘れ物だと気付き、そのスーパースターを降ろしたエリア(ミュンヘンの高級住宅街)へと向かった。

 そこでは会うことはできなかったハジルさんは、ノイアーが保有している不動産がある地区(そこから54キロほど離れた場所)へと出発。そこで、通行人から「ノイアーの代理人が近くに住んでいる」という情報を得て、それを頼りに代理人と接触し、現金800ユーロ(約11万円)とクレジットカードなどが入った財布と自身の連絡先を手渡した。

 それから約2週間後、ハジルさんの元にノイアーから“お礼”として届いたのは、本人の直筆サイン入りユニホーム。ハジルさんは財布を送り届けるために約400ユーロ(約5万6000円)を使っており、「このお礼はバカにしている! 俺には4人も子供がいるっていうのに。ユニホームじゃ何もできない」と怒りを露わにした。

 そこに“救いの手”を差し伸べたのが、ドイツ代表とバイエルンのレジェンドであるローター・マテウスだ。ノイアーが贈ったそのユニホームを1000ユーロ(約14万円)で買い取ったのだ。マテウスはこのユニホームをオークションにかける予定だと記事は伝えていた。
 
 番組内でこのニュースが紹介されると、前園氏は「運転手の方は何十キロも移動したみたいですね。ただ、警察に届ければよかったのかな。それをしないで届けてるから、分からないですけど、下心もあったのかなって思っちゃう。文脈で見ると」と話し、こう続けている。

「ノイアーもその方がそれだけの労力を使ってきたというのはたぶん知らないので。ドイツでは誰もが知ってる方なんで、サインが一番うれしいだろうと、やったと思う。ノイアーの年俸は25億円ぐらいなんで、お金どうのこうのじゃなかったと思う。ノイアーがちょっとかわいそう」

 そして、「マテウスが間に入ってくれて、結果的にみんな良かったんじゃないですか。財布も返ってきたし」と締めくくっている。

 過去にタクシー乗車時にトラブルを起こした経験がある前園氏は、「タクシー運転手を怒らせないアドバイスは?」というコメントを求められ、ネタにされる一幕もあった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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