日本サッカー協会の反町康治技術委員長が9月8日、オンラインで取材に対応。同日に開催が発表されたカナダ代表との国際親善試合について語った。

 森保一監督が率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージで、11月23日にドイツ、27日にコスタリカ、12月1日にスペインと対戦する。同じくカタールW杯に出場するカナダとは、開幕直前の11月17日にアラブ首長国連邦(UAE)のアルマクトゥームスタジアムで、最終調整として相まみえる。

 反町技術委員長は「ドーハではもう公式戦をしてはいけないというお達しがあるので、その隣国であるドバイでやる。そんなに大きな気候の変化はないと思う。移動も当然楽なので」と、UAE開催の理由を説明したうえで、マッチメイクの経緯を明かした。

「ヨーロッパの国々ともドローが終わってから、すぐに交渉に入った。ただ、ヨーロッパの国は自国で準備をする国が多い。例えばポルトガルとか。ポルトガルは韓国と同じ組なので、我々としても声を掛けるのはおかしくない。では早めからドーハやドバイといった中東に入ってきて万全の状態で用意しているチームと試合をできないかと模索した」

 カナダは、バイエルン・ミュンヘンでレギュラーとして活躍するアルフォンソ・デイビスをはじめ、若いタレントを揃え、北中米予選を堂々の1位で突破。今最も勢いのあるチームの1つと言っていい。直前にレベルの高い対戦相手と戦う必要性を強調する。
 
「カナダは非常に若いチームで、アメリカやバイエルンでやっている選手もいて、非常にランク的には高い水準でやっている。強いところとやらないと課題も出ない。ドイツともやることを考えると、例えば8−0や9−0で勝つような相手とやっても、成果は得られない。本当に緊張感のある試合を最後の準備としてすることが、監督の意向でもあり、我々の意向。

 みなさん多分、仮想コスタリカと考えるかもしれないが、隣の国だろうが、同じ北中米だろうが、似て非なるものなので。我々と韓国が違うみたいに。だからそういうふうに勝手に書かれるのは全然問題ないが、違うことは違う」

 先日には森保監督が、9月23日にアメリカ、27日にエクアドルと対戦する欧州遠征では、カタールW杯の登録人数の26名を上回る30名程度を招集すると明かした。この考えにも言及した。

「今の段階から26人を選ぶというのは、マネジメント上はもちろんいいのかもしれない。ただ選択肢を最後の最後まで増やすということが問われる。2試合しかないが、ミーティングやトレーニング、寝食を共にすることによって、色んな化学変化も起きると思う。当然トレーニングを見ながらだが、最終的にその中から競争心や緊張感を持ってやることも大事。

 私は強く進言したわけではないが、例えば26人にして、コンディションが良くなくなってしまった選手が出た場合に、選外になったメンバーを呼ぶということが果たして、ワールドカップ本大会に向けていいのか。ある程度グループを大きく作っておいて、そこで競争や緊張を保ちながら、最終的に活動していくほうがベターだと捉えたので、その意見に私は賛成した」

 4年に1度の大舞台で最善の結果を残すために――。チーム日本が奔走している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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