[J1第29節]川崎4-0広島/9月10日/等々力陸上競技場
 
【川崎|採点】
スタメン)
GK
チョン・ソンリョン 6.5
DF
山根視来 6.5
ジェジエウ 7
谷口彰悟 6.5
佐々木旭 7 
MF
ジョアン・シミッチ 6.5(83分OUT)
脇坂泰斗 6.5(90+2分OUT)
橘田健人 6.5
FW
家長昭博 7(90+2分OUT) MAN OF THE MATCH
マルシーニョ 6.5(87分OUT)
知念 慶 6.5(83分OUT)
 
途中出場)
FW
遠野大弥 ―(83分IN)
FW
小林 悠 ―(83分IN)
FW
宮城 天 ―(87分IN)
MF
チャナティップ ―(90+2分 IN)
MF
瀬古 樹 ―(88分IN)
 
監督)
鬼木 達 6.5
                 
 
【川崎|寸評】
 逆転優勝へ負けられない広島との上位対決。しっかり1週間の準備期間を経てゲームに臨むと、力強い試合の入りを見せる。ボールを保持しながら相手を揺さぶり、失えば即時奪還へ。34分には脇坂→マルシーニョ→佐々木の連係で、上手く佐々木が左サイドからグラウンダーのクロスをマイナス方向に入れると、逆サイドから走ってきた家長が流し込む技ありのシュートで先制する。
 
 前半に良いパフォーマンスを見せても、後半に落ちる傾向のあった今季の川崎だが、この日は攻撃の手を緩めない。59分には右サイドからの展開で、最後はペナルティエリア内で反転した脇坂が決めて追加点。68分には脇坂が倒されて得たPKを知念がキッカーに名乗りをあげて3点目を奪った。さらに78分には相手GKがセーブしたボールに反応した家長が4点目を加えてゲームを決めた。守備陣も集中力を切らさずにクリーンシートで試合を終えている。
 
 誰もが素晴らしい出来で、高採点としたが、MOMは悩みつつ……やはり2ゴールをマークし、攻撃を牽引した家長か。久しぶりに先発を掴み、先制点をアシストするなど左サイドで攻守に大いにアピールした佐々木も実に気合いの入ったプレーだった。彼のこれまでの努力を振り返れば大きな拍手を送りたくなる。
 
 さらに快足を飛ばして広島の攻撃を抑えまくったジェジエウ、アンカーとして長短にボールを散らしたJ・シミッチ、周囲を叱咤激励しながら最終ラインを統率した谷口、ミスはあったがよく崩しの局面にも絡んだ山根、ゴールに絡むなど存在感を示した脇坂、セカンドボールの回収などこの日も走りまくった橘田、結果を残した知念、崩しの局面でキーマンになったマルシーニョ、そして冷静に守り、フィードも供給したチョン・ソンリョンと、誰もがレベルの高いパフォーマンスを披露した。
 
 今後は連戦をどう切り抜けていくか。勢いに乗る勝利にはなったはずだ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【広島|採点】
スタメン)
GK
大迫敬介 5.5
DF
住吉ジェラニレショーン 4.5(78分OUT)
荒木隼人 5 
佐々木翔 5
MF
野上結貴 5(HT OUT)
野津田岳人 5
柴﨑晃誠 5(HT OUT)
柏 好文 5
川村拓夢 5
エゼキエウ 5(68分OUT)
FW
ドウグラス・ヴィエイラ 5(68分OUT)
 
途中出場)
MF
森島 司 5(HT IN)
FW
満田 誠 5(HT IN)
FW
ナッシム・ベン・カリファ 5(68分IN)
FW
ピエロス・ソティリウ 5(68分IN)
DF
今津佑太 ―(78分 IN)
 
監督)
ミヒャエル・スキッベ 5
 
【広島|寸評】
 C大阪との激戦を制してベスト4入りを果たした水曜日の天皇杯から中2日。やはり疲労もあったのだろう、スタメンを入れ替えて臨み、よく奮闘したが、34分に先制点を奪われると、なかなか挽回できずに上位対決に0-4で敗れた。
 
 各選手の必死のプレーは十分に理解できるため、考慮はしたいものの、PKを与えてしまった住吉を含めて厳しい採点にせざるを得ないか。守護神の大迫は4失点も好セーブも見せた。
 
 前半にCKから惜しいシーンがあり、後半から出場した満田らを生かして右サイドからも崩そうとしたが、シュートは計5本と1点が遠かった。試合終了間際には野津田がポスト直撃のシュートを放つも最後まで川崎ゴールを割ることはできず。
 
 スキッベ監督も流れを変えるような采配を示せなかった。この敗戦を今後にどう生かすか注目だ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)