同胞の3人が確かな地位を築いている一方で、井手口陽介はセルティックで厳しい状況にある。

 昨季途中に前田大然、旗手怜央とともにスコットランドに渡り、再び国外での挑戦に臨んで半年以上が経った。だが、井手口はグラスゴーでインパクトを残せていない。加入直後にケガで離脱を余儀なくされ、今季もまだ出場機会なし。チャンピオンズリーグ(CL)の登録メンバーにも入れなかった。

 2シーズン目に突入したこともあり、満足にピッチに立てない事態が続けば、厳しい声も増えてくるのは避けられない。『FOOTBALLFANCAST』は9月9日、井手口がアンジェ・ポステコグルー監督就任後のセルティックで活躍できていない数少ない新戦力のひとりだと報じている。

 同メディアは「すべての新加入選手がセルティックで輝かしいインパクトを残せたわけではない。1月に加入したヨウスケ・イデグチが、ここまで失敗している数少ないひとりであることは疑いない」と伝えた。

「ダイゼン・マエダ、レオ・ハタテと一緒にJリーグから加入したトリオのひとりは、これまでセルティックに来てから傍観者のようだった。加入後にユーティリティ性とクオリティーを称賛され、ハードワークする性質から『ソルジャー』とも呼ばれたが、この8〜9か月でその才能を発揮できなかった」
 
 FOOTBALLFANCASTは「出場機会のなさは、多くがケガによる。加入して数週間で不運にもひざを負傷し、今季もここまで出場できていない」と、井手口が想定外のアクシデントに見舞われたとしつつ、「ケガによる欠場で彼を責めることはできないが、チャンピオンズリーグ登録リストから外れたことが多くを示しているのも間違いない」と続けた。

「完全にフィットネスが戻ってからも、イデグチがどこまでいけるのかは分からない。アレックス・マクリーシュは以前、彼がセルティックでのキャリアを取り戻すには『小さな奇跡』が必要で、この段階で彼のクラブにおける『残り日数は限定されている』ともと述べた」

「彼にはまだ状況を好転させるための時間が残されている。現在の契約はあと4年だ。だが今のところ、彼の獲得はポステコグルーたちにとって大惨事だったかのようだ」

 2018年に日本を飛び出し、リーズと契約したのち、スペインやドイツで武者修行した井手口だが、約1年半でガンバ大阪に復帰した。それから2年半の経験を経ての再度の国外挑戦で、思うような結果を残せていないMFは、これから状況を好転させられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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