優勝争いが混戦になると予想されるセリエAだけに、この2ポイントが最終的にどう響くか注目だ。

 9月11日に行われたセリエA第6節、ユベントス対サレルニターナの一戦で、終了間際にユーベのゴールが取り消された判定が議論を呼んでいる。

 前半に2点のビハインドを背負ったユーベは、51分に1点を返すと、アディショナルタイムにPKを獲得。主将レオナルド・ボヌッチが相手GKに止められたものの、こぼれ球を自ら押し込んで試合を振り出しに戻す。

 そして迎えたアディショナルタイム4分、ユーベはCKから途中出場のアルカディシュ・ミリクがヘディングシュートを決めて逆転。喜んだミリクはユニホームを脱いで2枚目のイエローカードをもらい、退場となってしまう。

それでも決勝点でミリクの失態は相殺されるはずだった。ところが、ここでVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入。主審がピッチ上で映像を確認した結果、ボヌッチがオフサイドだったとの判定で得点を取り消したのだ。

 そしてこの間、両軍選手とベンチが入り乱れての小競り合いが発生。ファン・クアドラードとフェデリコ・ファシオ、そしてユーベのマッシミリアーノ・アッレーグリ監督が退場となった。

 結局、試合は2-2の引き分けで終了。当然、決勝となるはずだったミリクのゴール取り消しが物議を醸した。ミリクのシュートコースにいたボヌッチがプレーに関与したのは明らかだが、反応できていなかったGKルイジ・セペに対する影響はなかったとの見方が大半だからだ。

【動画】ユベントスが後半ATに2点で大逆転と思いきや…物議を醸している決勝弾取り消しシーン

 加えて、コーナーフラッグ付近にサレルニターナのアントニオ・カンドレーバがいたことが判明し、そもそもボヌッチはオフサイドポジションにいなかったとの指摘が浮上する。イタリア衛星放送『Sky Sport』は、ゴールラインからの距離がボヌッチは3.42m、カンドレーバは2.90mだったとし、ボヌッチはオンサイドだったとの見解を示している。

 ユーベ陣営が不満なのは言うまでもない。ボヌッチはSkyで「カンドレーバのためにオンサイドという感覚だったから、ロッカールームに戻ってすぐスタッフに映像を頼んだ」と話した。

「それに、僕のポジションはまったくセペに影響していない。主審と副審が正しい決定した後で、VARが性急な判断をした」

 一方、アッレーグリは「私は主審でもVARでもない。決定を受け入れる必要がある」と述べた。

「カンドレーバの映像は見たいけどね。開幕から我々はVARに関して不運なんだ」

 リーグ戦で2試合連続、今季早くも4つ目のドローで首位と勝点4差のユベントス。14日のチャンピオンズ・リーグのベンフィカ戦、そして18日のリーグ次節モンツァ戦で、この怒りをポイントに結びつけることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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