昨シーズンの前半戦、アーセナルの冨安健洋はレギュラーの座を確かにした。だが後半戦、日本代表DFはケガで離脱を余儀なくされ、今季も開幕には間に合わなかった。

 プレミアリーグ開幕からミケル・アルテタ監督が選んだのは、CBがベン・ホワイトの右SB起用だ。ウィリアム・サリバをCBに、ホワイトを右SBに置くことでアーセナルは開幕から5連勝を達成。その間に戦列復帰を果たした冨安は、終盤からの途中出場でプレー機会を積んできた。

 だが、初のビッグ6対決となった9月4日のマンチェスター・ユナイテッド戦で、アーセナルは1-3と今季初の黒星を喫する。そして迎えた同8日のヨーロッパリーグのチューリヒ戦で、指揮官は冨安を今季初めてスタメン起用した。チームは2-1と勝利し、欧州での戦いを白星でスタートしている。

 こうなると、冨安を右SBのレギュラーに戻すべきとの声が上がっても不思議ではない。

 現役時代はリーズなどで活躍したノエル・ウィーランは、『Football Insider』で「ホワイトが非常に才能のある選手で、複数のポジションをこなせることに疑いはない。だが、もともとのサイドバック、その役割で育ってきた選手を倒すことはできないと思う」と話した。

「トミヤスはアーセナルに来てから全く間違えることがない。彼は最も堅実で安定したパフォーマンスをする選手のひとりだ。チーム全体で適切なバランスを望むなら、自然な選択肢を考えなければいけない。ベストプレーヤーのひとりだからというだけで起用することはできない」
 
 一方で、『YARDBARKER』によると、アーセナルOBのケビン・キャンベルは、『Highbury Squad』で「ホワイトは右サイドバックとして見事にやっている。私なら変えずに続けるね」と述べている。

「トミヤスは長く欠場していたので、ミッドウィークの試合で出場時間が必要だったと思う。本当にホワイトは右サイドバックでよくやっていると思うよ。それにアーセナルはリーグ首位であり、彼がうまくやってきたということだ。だから私なら続ける。今後問題が出てきたら、監督には変える機会がある。だが、乗っているときは、そこに導いた選手たちで続けるものだ」

 女王エリザベス2世の逝去に伴い、アーセナルは11日のエバートン戦、15日のヨーロッパリーグのPSV戦が延期となった。チューリヒ戦以来となる18日のブレントフォード戦で、アルテタ監督はどのような選択をするのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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