2022年9月17日から時之栖スポーツセンターで開催されているニューバランスチャンピオンシップU-16。最終日の19日にはまず準決勝が行なわれ、帝京高を2−0で下した流経大柏高と、帝京長岡高を1−0で撃破した矢板中央高がファイナルに駒を進めた。

 迎えた決勝戦、立ち上がりからぬかるんだピッチの上で激しい戦いが繰り広げられた。そんな中、矢板中央高が5分、コーナーキックから最後は田中のヘディングシュートで押し込む形で先制。流経大柏高を相手に1−0とリードを奪った。

 そこから矢板中央高、流経大柏高とも積極的に攻撃を仕掛ける展開に。前者は比較的シンプルなつなぎで、後者は主にサイドから崩す戦い方でそれぞれゴールに迫ろうとしていた印象だった。  流経大柏高が攻めたかと思えば、矢板中央高も左サイドを起点にチャンスを作ろうとする。両チームの意地がぶつかる前半だった。

 矢板中央高の1点リードで迎えた後半、流経大柏高がまず攻め込んだ。後半3分にはコーナーキックのチャンスから至近距離でシュート。これはGKの好守に阻まれるが、その後数分間は流経大柏高が試合の流れを引き寄せているように見えた。

 押し込まれているかに思われた矢板中央高はしかし、徐々に落ち着きを取り戻し、強烈なミドルで相手ゴールを脅かすシーンもあった。

 後半15分を迎えた段階ではほぼ互角。球際の競り合いも激しい、好ゲームとなった。

 結局、このままスコアは動かず、1−0で勝利した矢板中央高がニューバランスチャンピオンシップを制覇。大会MVPに輝いた田中は「フィジカルが自分の武器。得点できて嬉しかった」とコメントした。

 予選リーグを2勝1分で首位通過した矢板中央高は、決勝トーナメントに入ってからも安定した戦いぶりで頂点へと駆け上がった。劣勢でも崩れない守備の堅さは印象的で、ベンチの選手たちからの大きな声がけも勝因のひとつだったに違いない。苦しい局面でも選手同士で声を掛け合い、最後まで走り切る。ピッチで“戦う”を証明した矢板中央高は勝者に相応しいチームだった。そして、優勝こそ逃したが、諦めず懸命にゴールを狙った流経大柏高もまた勝者に値するチームだった点も忘れてはいけない。

<決勝>
9月19日(月)
流経大柏 0—1 矢板中央高

<準決勝>
9月19日(月)
帝京高 0—2 流経大柏高
矢板中央高 1—0 帝京長岡高

<準々決勝>
9月18日(日)
帝京高 2—0 青森山田高
前橋育英高 0—3 流経大柏高
矢板中央高 1—0 興国高
帝京長岡高 0—0 東山高
※PK戦で帝京長岡高が準決勝へ。

<決勝トーナメント1回戦>
9月18日(日)
帝京高(Aブロック1位) 2—0 就実高(Bブロック2位)
矢板中央高(Bブロック1位) 2—2 飯塚高(Aブロック2位)
※PK戦で矢板中央高が準々決勝へ。
青森山田高(Cブロック1位) 3—0 宮崎日大高(Dブロック2位)
市立船橋高(Dブロック1位) 1—4 興国高(Cブロック2位)
前橋育英高(Eブロック1位) 1—0 日体大柏高(Fブロック2位)
相生学院高(Fブロック1位) 0—1 帝京長岡高(Eブロック2位)
流経大柏高(Gブロック1位) 1—1 静岡学園(Hブロック2位)
※PK戦で流経大柏高が準々決勝へ。
東山高(Hブロック1位) 1—1 静岡学園B(Gブロック2位)
※PK戦で東山高が準々決勝へ。

<予選リーグ>
Aブロック
9月17日(土)
飯塚高 2—1 滝川二高
帝京高 2—0 丸岡高
飯塚高 0—1 帝京高
滝川二高 7—0 丸岡高
9月18日(日)
飯塚高 4—0 丸岡高
滝川二高 0—0 帝京高

最終順位:1位/帝京高(2勝1分 勝点7 3得点・0失点)、2位/飯塚高(2勝1敗 勝点6 6得点・2失点)、3位/滝川二高(1勝1分1敗 勝点4 8得点・2失点)、4位/丸岡高(2敗 勝点0 0得点・13失点)

Bブロック
9月17日(土)
三重高 0—3 矢板中央高
就実高 2—0 東海大相模高
三重高 1—1 就実高
矢板中央高 1—1 東海大相模高
9月18日(日)
三重高 2—1 東海大相模高
矢板中央高 2—0 就実高

最終順位:1位/矢板中央高(2勝1分 勝点7 6得点・1失点)、2位/就実高(1勝1分1敗 勝点4 3得点・3失点)、4位/三重高(1勝1分1敗 勝点4 3得点・5失点) 4位/東海大相模高(1分2敗 勝点1 2得点・4失点)

Cブロック
9月17日(土)
青森山田高 3—1 興国高
関東一高 2—0 今治東高
興国高 2—1 今治東高
青森山田高 2—0 関東一高
9月18日(日)
青森山田高 6—0 今治東高
興国高 3—0 関東一高

最終順位:1位/青森山田高(3勝 勝点9 11得点・1失点)、2位/興国高(2勝1敗 勝点6 6得点・4失点)、3位/関東一高(1勝2敗 勝点3 2得点・5失点)、4位/今治東高(3敗 勝点0 1得点・10失点)

Dブロック
9月17日(土)
大成高 1—2 市立船橋高
米子北高 0—1 宮崎日大高
市立船橋高 0—0 宮崎日大高
大成高 0—1 米子北高
9月18日(日)
大成高 1—0 宮崎日大高
市立船橋高 2—0 米子北高

最終順位:1位/市立船橋高(2勝1分 勝点7 4得点・1失点)、2位/宮崎日大高(1勝1分1敗 勝点4 1得点・1失点)、3位/大成高(1勝2敗 勝点3 2得点・3失点)、4位/米子北高(1勝2敗 勝点3 1得点・3失点)

Eブロック
9月17日(土)
鹿児島高 0—2 前橋育英高
帝京長岡高 4—0 高知高
鹿児島高 2—5 帝京長岡高
前橋育英高 5—0 高知高
9月18日(日)
鹿児島高 1—1 高知高
前橋育英高 3—1 帝京長岡高

最終順位:1位/前橋育英高(3勝 勝点9 10得点・1失点)、2位/帝京長岡高(2勝1敗 勝点6 10得点・5失点)、3位/鹿児島高(1分2敗 勝点1 3得点・8失点)、4位/高知高(1分2敗 勝点1 1得点・9失点)

Fブロック
9月17日(土)
横浜創英高 1—1 尚志高
相生学院高 1—0 日体大柏高
横浜創英高 3—0 相生学院高
尚志高 2—2 日体大柏高

9月18日(日)
横浜創英高 0—2 日体大柏高
尚志高 0—1 相生学院高

最終順位:1位/相生学院高(2勝1敗 勝点6 2得点・3失点)、2位/日体大柏高(1勝1分1敗 勝点4 4得点・3失点) 3位/横浜創英高(1勝1分1敗 勝点4 4得点・3失点)、4位/尚志高(2分1敗 勝点2 3得点・4失点)

Gブロック
9月17日(土)
静岡学園高B 3—2 帝京安積高
流経大柏高 0—2 九州文化学園高
静岡学園高B 2—3 流経大柏高
帝京安積高 2—4 九州文化学園高
9月18日(日)
静岡学園高B 2—0 九州文化学園高
帝京安積高 0—4 流経大柏高

最終順位:1位/流経大柏高(2勝1敗 勝点6 7得点・4失点)、2位/静岡学園高B(2勝1敗 勝点6 7得点・5失点)、3位/九州文化学園高(2勝1敗 勝点6 6得点・4失点)、4位/帝京安積高(3敗 勝点0 4得点・11失点)

Hブロック
9月17日(土)
静岡学園高 4—1 明秀日立高
札幌大谷高 0—1 東山高
静岡学園高 1—0 札幌大谷高
明秀日立高 0—6 東山高 9月18日(日)
静岡学園高 0—1 東山高
明秀日立高 0—0 札幌大谷高

最終順位:1位/東山高(3勝 勝点9 8得点・0失点)、2位/静岡学園高(2勝1敗 勝点6 4得点・2失点)、3位/札幌大谷高(1分2敗 勝点1 0得点・2失点)、4位/明秀日立高(1分2敗 勝点1 1得点・10失点)

【ニューバランスチャンピオンシップの目的】
 出場機会・経験を積む必要のある育成年代の選手たちに、全国レベルで真剣勝負ができる場を提供し、アマチュア選手たちの成長・発展に寄与すると共に、出場チーム同士の交流の機会とする。ちなみに、参加できるのは2006年3月31日以降生まれで本大会へ登録している選手。

構成●サッカーダイジェストTV編集部