リバプールから旅立ったサムライ戦士の動向を、英メディアが詳細に報じている。

 現地時間9月18日に行なわれたリーグ・アン第8節で、南野拓実が所属するモナコは、伊東純也を擁するスタッド・ドゥ・ランスと敵地で対戦。直近2試合は出番なしに終わっていた南野は、1−0で迎えた65分から途中出場。すると87分、待望の瞬間が訪れた。

 ブレール・エンボロのスルーパスに反応して抜け出し、右足で冷静にフィニッシュ。デビューから7試合目にして、ついに初ゴールを奪った。勢いに乗った背番号18は、90分にも正確な左足でのパスで、ウィサム・ベン・ヤーデルのダメ押し点をアシスト。チームの3−0での快勝に大きく貢献した。
【動画】裏抜けから冷静なフィニッシュ!南野拓実、待望の移籍後初ゴールをチェック

 南野は昨季リバプールで公式戦10ゴールを挙げるも、出場機会の大半はカップ戦で、プレミアリーグでは11試合・3ゴールに留まった。それでもトータルでの活躍が評価され、今夏、期待の表れとも言える約21億円もの移籍金でフランスへ。しかし、開幕から不振が続き、出番は徐々に減少。厳しい批判を浴びていたなか、今回ようやく結果を残した形だ。

 英紙『Mirror』は、南野がモナコへ加入した当初から振り返り、「新天地での生活が始まって3か月足らずで、ミナミノは慣れ親しんだポジションにいると気付いた」と、まずは再び訪れた苦難の日々について伝えている。
 
「PSVとのチャンピオンズリーグ予選でデビューした27歳は、両レグとも交代させられ、モナコは昨季のリーグ・アン3位という好成績を、エールディビジのチームに敗れ、全て台無しにした。その11日後、ホームにRCランスを迎えての試合でも苦戦し、1−4で敗れる前に代えられた。

 モナコにとって最も華やかな試合、パリ・サンジェルマン戦は、リバプールでの控え選手から脱したミナミノにとって、重要な試合だった。しかし、彼は途中でベンチに下がり、その数分後にはネイマールのPKで追いつかれ、価値ある勝利を阻まれるのを見た。その後のリヨン戦、フェレンツバロシュ戦では途中出場もできず、後者は0−1での敗戦となった」

 迎えた今回のS・ランス戦だ。同紙は「再びベンチスタートとなったが、65分に登場したミナミノは、モナコでの初ゴール、3−0での勝利の2点目、そしてリバプールでのカップ戦要員を経て、2年半でリーグ戦7点目という慰めを得た」と、やや皮肉交じりに訴えた後、今後に向けて、こう見解を示している。

「果たして、これが運勢を好転させるきっかけとなるのだろうか。見守るしかない。今のところ、彼は日本代表でのアメリカ、エクアドルとの親善試合に集中しているようだ。カタールでの重要な試合で違いを生み出すクオリティをまだ持っているが、今は自分のコンディションを整えるために、運命を変えることが必要なのだ」

 モナコのフィリップ・クレマン監督は、「長期的に彼に賭けているのだから、これから数か月で成長できると思う」と期待を寄せる。日本代表の10番は、フランスでレギュラーとして継続的な活躍ができるか。その延長線上に4年に1度の大舞台がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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