日本サッカー協会は9月24日、欧州遠征に臨む日本代表に招集されていた冨安健洋(アーセナル)の離脱を発表した。詳細は明かされておらず、リリースでは「クラブ事情のため」とのみ記されている。

 冨安は23日に行なわれたアメリカ戦(2−0)にCBで先発し、後半は右SBでプレー。安定した守備に加え、正確なパスで攻撃の起点ともなり、攻守で奮闘した。

 27日のエクアドル戦での活躍も期待されていただけに、ファンからは嘆きの声が上がるなか、英メディアもアーセナル戦士の途中撤退に敏感に反応。大衆紙『The Sun』は「アーセナルのDFタケヒロ・トミヤスが、アメリカ戦で輝きを放った後、日本代表から『クラブ事情』で離脱」と見出しを打ち、こう伝えている。

「23歳のガナーズの右SBは、金曜の夜、アメリカ相手に印象的なプレーを披露していた。しかし彼は現在、火曜のエクアドル戦の前にイングランドに戻る予定になっている。(アメリカ戦で)終了のホイッスルが吹かれた後、アーセナルの同僚マット・ターナーとシャツを交換した際に、怪我の兆候はなかった」

 同紙は「代表チームからの早期復帰は、来週末のスパーズとのノースロンドン・ダービーを前に、ガナーズファンを心配させることは間違いないだろう」と続け、怪我と戦ってきた冨安の過去にも触れている。
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「トミヤスは今シーズン、まだプレミアリーグでの先発がない。2021-22シーズンの終盤にはふくらはぎの問題を抱え、夏を費やして体力を回復させた。そのため、トミヤスの負傷の可能性があれば、サポーターは心配するだろう」

 また、地元メディア『football.london』もこの一件を報道。やはり、10月1日に行なわれる宿敵トッテナム戦での欠場を懸念している。

「トミヤスはふくらはぎの故障から回復する過程で、アメリカでのプレシーズンツアーを欠場した。ただ、レンタルバックしたウィリアム・サリバが、開幕から素晴らしい活躍を見せ、早期復帰へのプレッシャーは軽減。体力の回復が可能となり、これ以上の後退を避けられるようになった。そうしたなかで、この23歳の選手を日本代表から外すという決断は、10月の重要な試合を前に、また怪我をしてしまったのではないかと不安を抱かせている」

 トッテナムのスーパーエース、ソン・フンミンとの日韓対決も注目されている大一番で、日本の若きディフェンスリーダーはピッチに立てるのか。イングランドでも動揺が広がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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