カタール・ワールドカップに挑む日本代表メンバーが11月1日、ついに発表された。本稿では、世界が注目する“4年に一度の祭典”に挑む森保ジャパンの全26選手の経歴やプレースタイルなどを一挙紹介。今回はGK&DF編だ。

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GK
川島永嗣(ストラスブ―ル/フランス)
1983年3月20日生まれ、埼玉県出身/185センチ・82キロ
【経歴】与野八幡SSS―与野西中―浦和東高―大宮―名古屋―川崎―リールセ(ベルギ―)―スタンダール・リエージュ(ベルギ―)―ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)―メス(フランス)―ストラスブール(フランス)
【世界大会出場歴】03年U-20W杯、10年南アフリカW杯、14年ブラジルW杯、18年ロシアW杯
【A代表歴】95試合・104失点
川口能活、楢崎正剛に並ぶW杯4大会出場を果たした39歳の大ベテラン。今季、フランス1部で出番なしと苦境にあえぐが、過去3大会で2度果たした16強進出の経験は、日本代表に不可欠。いざという時は必ず大仕事をしてくれるはずだ。
 
GK
権田修一(清水エスパルス)
1989年3月3日生まれ、東京都出身/187センチ・84キロ
【経歴】さぎぬまSC―FC東京U-15―FC東京U-18―FC東京―SVホルン(オ―ストリア)―鳥栖―ポルティモネンセ(ポルトガル)―清水
【世界大会出場歴】12年ロンドン五輪、14年ブラジルW杯
【A代表歴】33試合・14失点
「失点ゼロがミッション」と言い続ける男は、最終予選で9試合フル出場。7大会連続W杯出場の原動力となった。9月のアメリカ戦で痛めた背中も問題なし。2014年大会に続く2度目の大舞台は、正守護神としてチームを引っ張る。
 
GK
シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギ―)
1992年2月3日生まれ、アメリカ出身/197センチ・88キロ
【経歴】八幡SSS―仙台スポーツシューレFC―東北学院中―東北学院高―中央大―熊本―仙台―熊本―松本―仙台―シント=トロイデン(ベルギ―)
【世界大会出場歴】―
【A代表歴】11試合・8失点
ベルギーでの4年間の国際経験を武器に、正守護神の座を虎視眈々と狙う197センチの大型GK。9月のエクアドル戦でのPKセーブで一躍存在感を高めた。「自分の理想像はクルトワ」と語るスケール感をカタールの大舞台で示したい。
 
DF
長友佑都(FC東京)
1986年9月12日生まれ、愛媛県出身/170センチ・68キロ
【経歴】神拝サッカ―スク―ル―西条北中―東福岡高―明治大―FC東京―チェゼ―ナ(イタリア)―インテル(イタリア)―ガラタサライ(トルコ)―マルセイユ(フランス)―FC東京
【世界大会出場歴】03年U-20W杯、10年南アフリカW杯、14年ブラジルW杯、18年ロシアW杯
【A代表歴】137試合・4得点
日本人フィールドプレーヤー初となる4度目のW杯出場を果たしたベテランSB。最終予選は途中交代が続き、不要論も高まったが、「自分は相手が強くなればなるほど力を出せる」と自信満々。その勝負強さをカタールでも見せられるか。

DF
吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
1988年8月24日生まれ、長崎県出身/189センチ・87キロ
【経歴】南陵FC―名古屋U-15―名古屋U-18―名古屋―VVV(オランダ)―サウサンプトン(イングランド)―サンプドリア(イタリア)―シャルケ(ドイツ)
【世界大会出場歴】08年北京五輪、12年ロンドン五輪、14年ブラジルW杯、18年ロシアW杯、21年東京五輪
【A代表歴】121試合・12得点
主将として森保体制4年間を引っ張ってきた34歳のDF。今夏赴いたシャルケでの一挙手一投足が不安視されているが、2011年からの代表経験は絶対に必要。圧倒的なリーダーシップと人間力をカタールの地で示したい。
 
DF
酒井宏樹(浦和レッズ)
1990年4月12日生まれ、長野県出身/183センチ・78キロ
【経歴】柏マイティーFC―柏U-15―柏U-18―柏―ハノーファー(ドイツ)―マルセイユ(フランス)―浦和
【世界大会出場歴】12年ロンドン五輪、14年ブラジルW杯、18年ロシアW杯、21年東京五輪
【A代表歴】71試合・1得点
2021年6月にJリーグへ復帰。東京五輪にも参戦したが、今年は怪我に相次いで見舞われた。それでも9月の欧州遠征では、「もう大丈夫」と万全の状態をアピール。右サイドの1対1と球際の強さはW杯8強入りに欠かせない。

DF
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
1991年7月15日生まれ、熊本県出身/183センチ・75キロ
【経歴】熊本ユナイテッドSC―大津高―筑波大―川崎
【世界大会出場歴】―
【A代表歴】13試合・0得点
2015年の初代表のあと、長いブランクを経て2021年から定着。「吉田や冨安など、世界で戦う選手と遜色ないプレーを見せている」と森保監督に絶賛されている。高度な戦術眼や統率力、巧みな配球でDF陣をサポートする。

DF
中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)
1997年2月16日生まれ、茨城県出身/181センチ・76キロ
【経歴】北文間スポーツ少年団―柏U-15―柏U-18―柏レイソル―ズウォーレ(オランダ)―ハダースフィールド(イングランド)
【世界大会出場歴】17年U-20W杯、21年東京五輪
【A代表歴】17試合・0得点
最終予選で長友と激しい定位置争いを繰り広げた東京五輪世代の守備のマルチ型。左SB、CB、ボランチをこなし、今夏赴いたハダースフィールドで自信を深めている。優等生気質を打破し、本番では泥臭く先発を掴みたい。
 
DF
山根視来(川崎フロンターレ)
1993年12月22日生まれ、神奈川県出身/78センチ・172キロ
【経歴】あざみ野F.C.―東京Vジュニア―東京V Jrユース―ウィザス高―桐蔭横浜大―湘南―川崎
【世界大会出場歴】―
【A代表歴】14試合・2得点
 2020年の川崎移籍でブレイクし、酒井宏樹が負傷離脱した昨年11月のベトナム・オマーン2連戦で代表の地位を確立。「テレビで見ていたW杯に立ちたいと本気になった」と目の色を変えた男がカタールで大暴れする。

DF
板倉 滉(ボルシアMG/ドイツ)
1997年1月27日生まれ、神奈川県出身/186センチ・75キロ
【経歴】川崎U-12―川崎U-13―川崎U-15―川崎U-18―川崎フロンターレ―ベガルタ仙台―フローニンヘン(オランダ)―シャルケ(ドイツ)―ボルシアMG(ドイツ)
【世界大会出場歴】17年U-20W杯、21年東京五輪
【A代表歴】12試合・1得点
昨季シャルケでフル稼働し、日本代表守備陣でも吉田、冨安と並ぶ存在感を示すようになった。9月に右ひざじん帯を損傷し、カタール行きが危ぶまれたが、復帰可能と判断され、見事に本大会参戦を果たした。
 
DF
冨安健洋(アーセナル/イングランド)
1998年11月5日生まれ、福岡県出身/187センチ・84キロ
【経歴】三筑キッカーズ―福岡U-15―福岡U-18―アビスパ福岡―シント=トロイデン(ベルギー)―ボローニャ(イタリア)―アーセナル(イングランド)
【世界大会出場歴】17年U-20W杯、21年東京五輪
【A代表歴】29試合・1得点
代表最多出場の遠藤保仁に「自分を越えるとしたら冨安君」と言わしめた逸材。20歳で代表の定位置を掴み、存在感を披露。長い怪我を乗り越え、CBほか左右のSBができる幅広い能力を身に着け、満を持してカタールW杯に挑む。

DF
伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ)
1999年5月12日生まれ、静岡県出身/186センチ・78キロ
【経歴】浜松蒲サッカースポーツ少年団―磐田U-15―磐田U-18―磐田―名古屋―磐田―シュツットガルト(ドイツ)
【世界大会出場歴】19年U-20W杯
【A代表歴】5試合・0得点
2021年夏のドイツ移籍で大化けし、最終予選後に代表へ滑り込んだ大型レフティ。左SB、CBをこなせる守備能力はもちろんのこと、精度の高いロングパス1本でチャンスを作れる。カタールW杯のキーマンになるかもしれない。

文●元川悦子(フリーライター)

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